著者プロフィール 山口伸 経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_ 神奈川地盤の食品スーパー「ロピア」が勢力を伸ばしている。近年大きく店舗数を増やし、関連店舗「ユータカラヤ」を含めると1月6日時点で国内店舗数は105。売上高も、ここ10年間で3500億円ほど増やしている。 ロピアの商品はやや大きめのものが多く、一部で「日本版コストコ」と呼ばれることもある。店舗運営では「個店主義」を掲げており、精肉・鮮魚など各部門のチーフが仕入れや価格の決定権を握っているため、大手チェーンのように画一的ではない点も特徴だ。今回は千葉県船橋市にある「ららぽーとTOKYO-BAY店」を訪問し、ロピアの魅力を深掘りしていく。 名前の由来は「低価格の理想郷