他人よりまず自分を疑う著者: Allan Kelly プログラマというものは(つまりわたしたちは)自分の書いたコードに何か誤りがあるとは、なかなか考えようとしない人種です。現に問題が起きていても、それが自分のせいだと思うことは滅多になく、「きっとコンパイラのせいだろう」などと思ったりします。 しかし実際には、コンパイラやインタプリタ、OS、アプリケーションサーバ、データベース、メモリマネージャなど、システムソフトウェアのバグで問題が発生するということは、極めて稀なのです(ほぼないと言っていいでしょう)。もちろんシステムソフトウェアにもバグはあるものですが、責任を押し付けたがる人が期待するよりは、はるかに少ないと言えます。 私が「本当にコンパイラのバグが問題の原因だった」というけいけんをしたのはたった1度だけで、ループ変数の最適化に関わるバグでした。それよりも、コンパイラあるいはOSのバグの
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