面白いとは何だろう?ふと思いついたのでメモ。「短編マンガはこう描く」ということへの一つの提案。さらには、短編マンガ以外への敷衍も。「物語の作り方」についての一つの型、メソッドとして。 テーマについてまずテーマを決める。テーマは、生きている中でふと感じた「感慨」が良い。「なぜ○○は○○か?」という感じの、「哲学的な問いかけ」が良い。それもできれば、人生に根ざした感慨や問いかけが。例えば、父と息子が親子喧嘩をしたとする。そこで父親が感じる感慨や問いかけ――「息子も昔は可愛かったのになあ」「なぜ思春期になると生意気になって、つき合いづらくなるんだろうなあ」この感慨や問いかけをもとに、テーマは「親子の断絶」と決める。 ところで、なぜテーマが必要か?それは、テーマは作品と読者をつなぐ架け橋だからだ。そのテーマを読者に共有してもらうことで、物語への感情移入を促す。読んだ人に「ああ、この気持ち分かるなあ