『スティーブ・ジョブズ II』/講談社 5日、アップル社の創業者スティーブ・ジョブズが死去したと報じられた。どこで、何時に亡くなったのか、何が死因なのかなどは明かされなかったため、"ミステリアスな死"とゴシップする人もいるが、最期くらい静かに見送って欲しいということなのだろう。 ここ30年の間、世界で最もパワフルでカリスマ的なCEOだった、といわれるスティーブ。そんな彼の成功を支えたのは、「仏教」、そして「禅の教え」だと伝えられている。 激動の60年代に多感な思春期を過ごしたスティーブは、ビートルズとボブ・ディランをこよなく愛し、彼らの人生観にも強い影響を受けたそう。LSDなどサイケデリック・ドラッグもやったことがあると告白しているくらいなので、ヒッピーたちのバイブルといわれたスピリチュアル・ガイダンス本『ビー・ヒア・ナウ』もおそらく読んだことだろう。この本を執筆したのは、ヒンドゥー教の聖