中東などから地中海を渡って難民や移民がヨーロッパに流入している問題でフランスのオランド大統領は、ドイツのメルケル首相と共に、多くの難民らが到着するギリシャとイタリアに難民の登録手続きを行う拠点施設を整備するとともに、EU=ヨーロッパ連合の加盟国すべてで難民の受け入れを分担する仕組みを構築したい考えを示しました。 それによりますと、中東やアフリカから多くの難民らが流入するギリシャとイタリアに、シリアをはじめ、紛争地から来た難民の登録手続きを行う拠点施設の整備をドイツのメルケル首相と進めていくことで合意したとしています。 そのうえで、EUの加盟国すべてで、難民の受け入れを分担する一方で、ヨーロッパに渡る正当な理由がない移民については母国に送り返すとしています。 オランド大統領は、「メルケル首相と共に、この仕組みを恒久的なものにするとともに加盟国に義務づけたい」と述べ、今月14日にEUが開く緊急