任期満了に伴う東京都八王子市長選が15日告示され、いずれも無所属新人で、元都議の石森孝志氏(54)=自民推薦、元市議の両角穣氏(49)=みんなの党推薦、元東京土建一般労組八王子支部書記の峯岸益生氏(63)=共産推薦=の3人が立候補を届け出た。現市政の継承か刷新かを最大の争点に舌戦が始まった。 引退する黒須隆一市長の後継指名を受けた石森氏は「財政健全化路線を継承しつつ攻めの街づくりをしたい」とし、JR・京王八王子駅の一体整備などを掲げる。 両角氏は「古い政治への決別が必要」と語り、市内をブロック分けして行政拠点を置く「八王子合衆国構想」、市民参加による市の事業の総点検などを訴えている。 峯岸氏は「市民の暮らしや環境を守る市政に転換すべき」と述べ、労働者支援や自然エネルギーの活用、計画が進む大型開発の見直しなどを政策に掲げている。 投票は22日で翌23日に開票される。有権者数は45万6177人