カラオケで、曲が歌いにくいときにキーを半音上げたり下げたりするだろう。ハ長調の曲は半音下げるとロ長調になる。 では、ハ長調とロ長調で想起される感情が違うのか? 別にキーを半音上げようが下げようが、悲しい部分は悲しいし、サビの盛り上がる部分は盛り上がるはずであって、キーの上げ下げで全く違う曲になったりはしない。作曲経験がない人でも、音楽的経験が乏しい人でも、そんなことは自明だと思えるだろう。 ところが世の中には、調によって、想起される感情が異なると主張する人たちがいる。それも音楽的経験が乏しいどころか、不思議なことに音大出ているような人やプロの作曲家ですら、そう主張する人が結構な割合で存在している。 例えば、Wikipediaでト長調のところを見てみよう。 なんだと…。「甘い喜ばしさ」だと…。 次にニ長調を見てみよう。 またもやシャルパンティエとマッテゾンが出てきて何やら言っている。 きっと
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