『写真版 東京大空襲の記録』は、広島、長崎への原爆投下にも匹敵する民間人への無差別爆撃によって、一晩で10万人が殺された東京大空襲の惨劇を克明に描いた本です。 当時警視庁のカメラマンだった石川光陽氏が撮影した現場写真は、息を呑むほどの衝撃を私たちに与え、戦争の凄惨さを今に伝えています。 石川光陽氏がGHQの提出命令を拒否してこの数々の写真を守り続けたことが、本書の発行を可能にしたのです。 早乙女勝元 1932年、東京生まれ。12歳で東京大空襲を経験。ルポルタージュ作品『東京大空襲』がベストセラーとなる。2002年、江東区北砂に「東京大空襲・戦災資料センター」(http://www9.ocn.ne.jp/~sensai/)をオープン。 歴代のアメリカ政府は、広島・長崎に原爆を落としただけでなくし、今日に至るまで「原爆投下によって戦争終結が早まり、米軍の犠牲者が少なくなった」と開き直って