中国では、多くの日本の有名人の名前が商標登録されて商売に使われているらしい。
たとえば「安室奈美恵」というブランド名が洋服ブランドとして登録され、チェーン店が拡大しつつある。もちろん「木村拓哉」「山口百恵」なども登録済み。
登録しているのは中国企業で、日本側の本人や事務所とは無関係かつ没交渉。
ただしこれはいわゆる“コピー商品”とは異なり、中国国内できちんと法律にのっとって確保されてる権利だから、後から日本のタレントが中国でビジネスを展開しようとしても、自分の名前がそのままでは使えない、ということになる。
番組の中でテレビクルーが「安室奈美恵」社の社長に電話でインタビューをしていた。そしたらその際、相手に言われた言葉がコレ↓
「なんで日本人なのに漢字を使うの? 日本人なら名前も“ひらがな”で書いて登録すればいいじゃない?」
意味、わかります?
「安室奈美恵」は漢字で書いてあるんだから中国語だ。
→だから自分は中国で登録したのだ。
→日本人なら「あむろなみえ」と名乗れ。
→そうすれば中国で登録されて問題になったりしないんだからさ。
というご意見のようです。
・・・・
これって漢字は中国人のものだということなんでしょうか?
漢字にたいして著作権(コピーライト)を主張する??
そんなこと言い出したら、まさに“混乱Lover的著作権の世界”に突入しそう。たとえば・・・
中国、「日本にこれまでの漢字使用料の支払いを要求!」
→日本大混乱。国論を二分する大論議!
「我が国の伝統に戻り、和語、ひらがなだけで行くべき!」(産経社説)と、「中国に正当な使用料を払って漢字文化圏の一翼を共に担おう!」(朝日社説)
→韓国国民に安堵の声!「ハングルにしておいて本当によかった!!」
→ちきりん「ペンネームを“ひらがな”にしておいて本当によかった!」
イタリア、「ローマ字の独占使用権を主張!」
→米英など西欧各国、巨額の使用権請求の可能性に動揺が拡がる!
インド、「契約書や教科書などに“ゼロ=0”を使う場合、一回一ルピーの使用料を請求する!」
→世界の金融界に大激震!!
→漢字圏は早々に「零」などの漢字を登録!
これまでディズニーやハリウッドの権益擁護のため、著作権をとめどなく延長することを画策していたアメリカが、ここに来て方針を転換。
アメリカ、オーストラリアなど歴史の浅い国で“新興国連合”を作り、著作権の有効期限短縮を世界に提案!
アメリカ曰く「知的財産権を無用に振りかざし、合理的な期限を越えてその効力を主張するのは、国際的に身勝手な行為である。」
・・・世界各国、大いに苦笑。