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はてな訪問

“はてな”に遊びに行ってきました。“はてな”というのは、私がこの「Chikirinの日記」を書くのに使っているブログサービスを運営している会社です。


下記がこのサイトのURLですが、hatena って文字が入ってますよね。この会社です。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/


はてなは京都で創業され、今も本社は京都なのですが、最近、東京でもオフィスを(再)オープンされたということで、遊びに行っていきました。南青山のこじんまりしたビルの3Fにあります。


入り口には、見慣れたマークが!


はてなオフィスの内装はナチュラル&シンプル系です。そういえば先月はmixiを訪問し、先々月はGoogleでランチを頂いてきたのですが、オフィスデザインにはそれぞれ個性があって興味深いですね。

このロゴの下に受付電話があったので、「あのー、ちきりんと申します。近藤社長とお約束をいただいてるんですけど」と伝えます。



で、待つこと、1分


はてなの創業社長である近藤淳也さんとのツーショットです!

左側が“はてな”の近藤社長ですね。そして右が・・・



似顔絵↓とそっくりでしょ




・・・冗談ですよ。右側はチーフエンジニアの大西さんです。



いったい何しに行ったのか、よくわかってなかったのですが、とりあえずコーヒーが出てきたのでホッとしました。



ちょっと背景説明をしますと、今、私が使っているのは「はてなダイアリー」なのですが、実はもうひとつ、「はてなブログ」という新しいサービスが一年ちょっと前に始まっています。なので今は、ひとつの会社が、ふたつの似たようなサービスを提供しているわけです。

そのふたつの何が違うのかは、私には全然わからないのですが、とりあえず今日、お話を伺って、「あたしが理解する必要はないらしい」とは、わかりました。


訪問前は、「ちきりんさん、“はてなダイアリー”から“はてなブログ”に移行してもらえるなら、10万はてなポイントを差し上げますよ」って言われたら、どう答えるべきかなど3日くらい悩んで、友達にも相談していたのですが、それは杞憂に終わりました。

先方としては私に「これから“はてなブログ”がメインになっても、“はてなダイアリー”も廃止したりはしないから、安心して下さいね」と伝えたかったのかもしれません。


・・・それはありがたいことです。


でも実は私、「はてなダイアリーがサービス停止になるなら、その日に、ちきりんの日記も終わりにしよう!」と思ってたんです。だってちょっとかっこいいでしょ。


ひとつのブログサービスがその使命を終える時、ちきりんも静かにペンを置く・・・


でも、はてなダイアリーはなくならないそうなので、この案はボツになりました。



今のダイアリーについての使い勝手についても、いろいろヒアリングされました。

これについては、私は使い勝手にも特に不満はないし、デザインテンプレートにもうちょっとバリエーションがあればいいな、大人用というか、ビジネスライクなのがあればいいなとは思いますが、そんなに深刻な問題でもありません

なによりも日付がわかりやすいというのが、私がはてなを使っている大きな理由なのですが、この点だけで考えても今のところ、他に使いたいと思うブログサービスはないんですよね。→ 「私が“はてな”で書き始めた理由

これには「そんなことが理由なんですか?」みたいな顔をされましたが、私に言わせると、「それ以外にはてなでブログを書く理由って何があるんですか?」って感じです。



あとは、“はてなブックマーク”という、はてなのメインサービス(←事業価値的な意味で)についてもいろいろお話ししました。

最近、私はブックマークとはちょっと距離を置いているのですが、その理由なども説明しました。これって「ネガティブなコメントが多いから非表示にしたのだろう」と思われてるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

ちきりんは、はてなブックマークを、どんどん健全で人畜無害なサービスにするという方向がほんとにいいのかどうか、やや疑問に思っています。

新しいはてなブックマークページも、ちきりんにはとてもいい感じですが、「こんなのヤダ!」という人もいるのはよくわかります。

まっ、この辺は高度な機密事項なんで、ここには書きませんけど。(←大げさすぎです)



てか、それってこの話とつながってるんだよね。→ 「“横の壁”が無くなる

今日もちょっと話したのですが、ネットメディアはまだまだセグメント別に未分化すぎるんだと思います。雑誌や新聞、テレビ番組のように「これは自分向けのものなのか」ということが、一見しただけでは全然わからない。

「いやわかるよ!」って言う人もいるでしょうけど、それは、そういう人向けのものが、既にネット上にあるからです。「自分向けのネットサイトがない」と思ってる人はまだまだたくさんいる。




というわけで、最後に記念写真も撮らせて頂き、

ちきりんの背が低いわけではありません。(おふたりが巨大なわけでもないですが)


Tシャツも頂きました。



楽しかったです。

ありがとうございました。


そんじゃーね!
って言わずに帰ってきたことだけが心残りです。



そんじゃーねー!