THE最後の日本兵と平行してTHE歩兵DSプレイ中。
最初にちょっと書いたけど基本はPS2版と同じだ。
ちゃんとOPではあの歌が流れるし、軍曹が名前をつけるシーンも
PS2版のポリゴンデモをムービー形式で収録して完全再現。
名前を「ふたばりほ」にするとあだ名が「巨乳アイドル」になる裏技も健在だ。
しかし変更点も結構多い。
まずカメラ。これホントに良くなってるよ。
PS2版のこっちの動きにワンテンポ遅れてついてくるカメラじゃなくて、
完全に「主人公の向き=カメラの向き」になり、
旋回速度も上がっているため、操作性が格段に良くなっている。
PS2版THE歩兵最大の欠点がここだったので改善されたのは嬉しい。
ただ、アイテムの使用と装備の切り替えがタッチパネル専用になっているのはダメだ。
戦闘中にいちいち指を使わないといけない。
そこ以外はLRボタンとの同時押しを使って上手くまとめてるんだけどね……。
カメラと旋回性能の改善はホントに素晴らしかっただけに惜しいな。
処理オチが増えていたり、
アイテムを拾う時の当たり判定がおかしかったりと、
やっぱPS2版と比べると落ちる点が他にも少々アリ。
まあ、個人的にはこの2点は許容範囲かな。
DS版最大の特徴としては軍曹の出番が大幅に増えていること。
DS版の軍曹の出番の多さは凄いぞ。
メニュー画面では常にDSの上画面に軍曹が表示されていて、
項目を開いて何かするたびにいちいちボイス付で喋る。
セーブしようとすると
「本来ならキサマらには休みなど無いぞ。
しかし、つかの間の休息を楽しむがいい」と喋るし、
タイトル画面に戻ろうとすると
「このまま立ち去るのならば、二度とウジ虫から這い上がれんぞ!」と喋る。
主人公が昇進した時や、データをロードする時にも登場して喋ってくれます。
もちボイスつき。
一体なんなんだよ!この軍曹の大プッシュっぷりは!
わざわざ上画面を使ってまでやるか!最高だ!
もしかしたらこのゲームは、
SIMPLE DSシリーズで一番2画面を活用しているゲームなのかもしれない……。
THE鑑識官も真っ青だぜこれは。
でもミッション開始時の指令はPS2版と同じでノンボイスなのが解せない。
ここまでやっておいて何故……?!
最大の癌だった操作性とカメラが改善されて、
お手軽に遊べる携帯ゲーム機に移植されたことで、
THE歩兵の持っている魅力がグッと明確になった感じ。
悪くなった部分もあるし、根本的な部分はPS2版と変わらないんだが、
正直、THE最後の日本兵より楽しんでるかもしれないよ俺。
敵の動きは大雑把だし色々とチープではあるんだけど、
やっぱこのお手軽さと良い意味でのアバウトさはSIMPLE向きで非常に良い。
これを機に未プレイの人にもオススメしたい……とまでは言わないが、
2800円でも悪くはないし、
DSじゃあんまり無いタイプのゲームなんで触ってみてもいいと思うね。
あと小ネタとしては、名前を入力する際のデフォルトネームが
「
ジョン・スミス」になっていたりとか(PS2版は特に無かった)、
PS2版と同じ名前を入力しても違うあだ名をつけられるとかだな。
DAIKAI-6って入れたらPS2版だと
「よいどれ博士」って名前になったんだが、
DS版では
「甘噛みヴァンパイア」なんていうあだ名に……。
そんなヴァンパイアは嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!