前々から増田には人のセックスを見てみたいという願望があった。今、ついにその願望が叶い、自分の親友同士のセックスをみている。これはリアルタイムの混乱と感想をどうにかして放出するための文である。
元々自分の性別にうっすらとした違和感があり、自分の全裸を見ることができなかった。その延長線上で性行為に独特の好奇心を持っていた。また、それを原動力に自分は既に初体験を済ませている。しかし、自分の生まれながらの性別を体感せざるを得ないノーマルな性体験を済ませても、好奇心は収まらなかった。それが捻じ曲がった果てが、人のセックスを見てみたい、というわけだ。
そして今、場末のラブホで人のセックスを見ている。肌色がぬらぬらと暗闇で絡み合っていて気持ちが悪い。思っていたのと違う。AVを観るような気分でいたが、全く違う。肌色がぐにゃぐにゃと動いて喘いでいる。助けてくれ。フィクションの「えっち」とは全く話が違う。気持ち悪い。この空間から出してくれ。
筒井康隆の短編小説に肌色ぐにゃぐにゃみたいなやつあったなあ