Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
ラベル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017-07-05

技術書クラウド・ファンディング「iOS 11 Programming」プロジェクト成立

PEAKS で出資を募っていた技術書クラウド・ファンディング「iOS 11 Programming」が、目標の 500 人を達成しプロジェクトが成立した。プロジェクトの出資受付開始が 2017-06-26 (月)。プロジェクト成立の報告は 2017-07-04 (火)。8 日で 500 人分の出資が集まった。

2017-07-05 (水) 現在、548 人が出資済。出資は 2017-07-28 (金) 23:59 まで受け付ける。

書籍のリリース予定日は 2017-10-23 (月)。

なお、PEAKS のページには、著者の一人である加藤尋樹のインタビューが掲載されている。

あとがき

プロジェクト成立おめでとうございます。

ぼくも出資したので人ごとじゃない。本が読めるのが楽しみ。

あと出資者のアーリー・アクセス特典:

これはどんな形で提供されるのかな? 今からワクワク。

2017-06-28

iOS 11 Programming -- 技術書クラウド・ファンディング出資募集中

PEAKS が iOS 11 の新機能に内容を絞った技術書のクラウド・ファンディングを開始した。PEAKS が技術書クラウド・ファンディングを行なうのは、今回が 2 度目 (1 度目は出資数未達により不成立)。出資体系は 2 つ: 電子版 + 製本版が 5,500 円、電子版のみが 4,000 円。クレジット・カード支払い。500 人の出資でプロジェクト成立。2017-06-27 (水) 9:05 現在 285 人が出資済。〆切は2017-07-28 23:59。目標人数に達しなかった場合、プロジェクト不成立。決済は行なわれない。

以下、プロジェクト概要より抜粋:

2017年6月5日、WWDC 2017 において発表された「iOS 11」はiOS 7のようなUIの派手な変更こそないものの、ARKit, Core MLなどの新しいフレームワークや新機能・アップデートが多く、大きな話題を呼んでいます。 しかし近年のiOSは複雑さを増しており、その全容を把握するのは困難となっています。

そこで本書はiOS11の新機能・アップデート内容を把握し、応用できるような内容を目指します。

PEAKS(ピークス)|堤 修一 吉田 悠一 池田 翔 坂田 晃一 加藤 尋樹 川邉 雄介 岸川 克己 所 友太 永野 哲久 - 第一線の開発者陣による「iOS 11 Programming」執筆プロジェクト! より引用

期待の執筆者は次の 9 人 (/ の後に担当する章を記述):

  • 堤 修一 / ARKit; Metal 2
  • 吉田 悠一 / Core ML
  • 池田 翔 / Swift 4
  • 坂田 晃一 / Xcode 9
  • 加藤 尋樹 / Drag and Drop; Files and Document Based Application
  • 川邉 雄介 / UIKit Guideline, AutoLayout
  • 岸川 克己 / Core NFC; PDFKit; SiriKit
  • 所 友太 / HomeKit
  • 永野 哲久 / 概略; Audio and Media

iOS どころでは有名な人達ばかりなので、とても楽しみ。各著者の説明や過去の著作については提さんのブログ記事にまとまっている。

とても面白そうなので、ぼくは昨夜のうちに出資してみた。期待を込めて、電子版 + 製本版の方を! プロジェクトが成立すると良いな。

ref.

2017-02-09

Amazon で著者をフォローする

Amazon で著者をフォローすると、新刊情報が届くようになる。著者をフォローするには、Amazon の商品ページから著者名をクリックして「著者」の写真の下にある「+ フォローする」ボタンをクリックする。

Amazon - Follow Author

新刊/新シリーズ・チェックしたい作者とか登録しておくと良さそう。スクショでは、最近ジャンプで体裁している「ワールドトリガー」の作者「葦原 大介」をフォローしてみた。シリーズ再開して新刊が出る時に、気づけるように... と。

著者ページは広いてもほとんどスルーしていたから、「フォロー」ボタンの存在に気づかなかった。

「フォロー」ボタンの存在は、「白依のカノジョ」の作者ブログで知った。

フォローして頂くと新刊情報その他お知らせが届くようですよ。

Amazon著者セントラルというものに登録してみました。 - 日坂水柯(ヒサカミカ)日々ヲ記ス より引用

著者の人は「Amazon 著者セントラル」というのに登録すると、このフォロー・ボタンを出すことができるようになるなしい。他の作者の人達も「フォロー」ボタンを出すようにしてくれると嬉しいな。

※ もちろん、日坂水柯氏もフォローした。

2015-07-19

チャットワーク公式活用ガイドブック 8/6 発売

ぼくが働いてる ChatWork 株式会社の主力サービス「チャットワーク」の解説本が Amazon で予約可能になっている。書名は「チャットワーク【公式】活用ガイド」。発売予定日は 2015-08-06。定価は 1,620 円。

チャットワークの解説本は、公式・非公式含めて初めてと思う。本の著者は ChatWork Academy。ChatWork 社のグループ会社。ちなみに、ぼくはまだその本の内容を知らない (ので発売されて初めて読む)。

2015-05-30

Kindle 書籍 50% ポイントバック・キャンペーンを実施中

Amazon が Kindle 本の 50% ポイントバック・キャンペーンを実施している。かなり対象は広い。マンガ、技術書は 50% なのが多い。SF の本も 50%。例外は洋書、マンガ雑誌。

いつまでやってるのか分からないので、この機に「ほしい物リスト」に入れてた本を買ってみた。せっかくなので挙げておく。ここらへんの本はポイント 50% が付くのか、という参考にでもなれば。

数学ガール (結城 浩)

題名は軽いけど、内容は大人も楽しめる。最初は簡単な数列を扱ってたはずなのに、気がついたらフィボナッチ数列の一般解の導出をやってたり... 数学好きならぜひ。

図書館で借りて読んだけど、手元に置いておきたくなったので購入。このシリーズは全て備えようか悩み中。

Scala関数型デザイン&プログラミング (Paul Chiusano, Bnar Bjarnason)

「Functional Programming In Scala」の日本語訳。最近会社が Scala ブームなので。そして良書と勧められていたので。(最近は Objective-C をメインに書きつつ、Swift, Haskell, Scala に手を出して var, val, let が混乱していたりいなかったり)

完璧な夏の日 (ラヴィ・ティドハー)

英ガーディアン誌 2013 年度ベスト SF。東京創元社の書評を読んで「ほしい物リスト」に入れたんだったかな? 図書館で借りられればと思っていたけど、ないようなので購入。

ワールドトリガー (葦原 大介)

今、週刊少年ジャンプで最も熱い作品の一つ。1, 2 巻のスローペースな世界観作りを経て、3 巻以降大きく物語が動く。既刊 10 巻。まとめ買いしちゃった。

ib - インスタントバレット (赤坂 アカ)

ヤマカムさんのブログで紹介されてて、1, 2 巻を買ったらハマってしまったので 3, 4 巻も購入。悲しい世界の SF とボーイ・ミーツ・ガール。

2014-10-29

「詳解 Swift」予約受付中

「詳解 Objective-C 2.0」の作者で有名な萩原剛志氏による Swift の解説本が発売される。

Amazon の情報によると発売日は 2014-12-11。あと一か月と少し。価格は 3,456 円。ページ数は 400 ページ。これは詳解 Objective-C 2.0 第3版 の 636 ページよりかは少ない。また、Kindle 版はマダ用意されていない (詳解 Objective-C 2.0 第3版 に Kindle 版があるので、近いうちに Kindle 版も用意されるとは思うけど...)。

Apple が Swift を発表したのが 2014 年の WWDC。もうそろそろ半年を迎えるけれど、小さな (?) 仕様変更は数多い。とはいえ、いつまでも手を出さないでいたんじゃジリ貧なのは明白。そろそろ、本腰を入れる時期かな〜。

2013-09-30

「イシューからはじめよ」(安宅 和人) 〜 生産性の高さを上げる考え方

友達から「イシューからはじめよ」(安宅 和人) を借りて読んだので感想を書く。

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

いきなり話は免れるけど、IT 業界には少くとも 2 人の有名な「安宅」がいる。一人は本書の著者・安宅和人氏。マッキンゼーに入社後、アメリカ留学を経て、Yahoo! Japan の COO 室室長。もう一人は安宅基氏。Tokyo Otaku Mode の協同創業者/COO (Tokyo Otaku Mode についてブログの記事を書いたと思ったけど見つからない?!)。安宅などそんなにある名前でもないのに、「ataka」アカウントが取られている場合がある。その時は、この二人のうちどちらかがアカウントを取得したんじゃないかな〜、なんて思ってる。

閑話休題。

本書は「生産性の高い人」になる根っこの部分を解説している。元はアメリカ留学時代、周りの人達が高い生産性を出していたことに着目して、どうやっているのかをまとめたブログ記事。

これを、もっと詳しく丁寧に解説したのが本書。

序文からイカしてる。「<考える>と<悩む>は違う」。「悩む」は答えが出ない (考えるフリをしている) けど、「考える」は答えが出ることを前提にしている。

悩んでいると気づいたら、すぐに休め。悩んでいる自分を察知できるようになろう

安宅和人氏は、10 分以上考えているなら、それは「悩んで」いる、という。

「悩まない」というのは、僕が仕事上でもっとも大事にしている信念だ

イシューから考えよ

本書は、5 つのパートに分けられる。

  1. イシュー・ドリブン (イシューの見極め)
  2. 仮説ドリブン I (イシューの分解、ストーリーラインの作成)
  3. 仮説ドリブン II (ストーリーの具体化)
  4. アウトプットドリブン (分析)
  5. メッセージドリブン (分析結果の表現手法)

相手に伝えたいこと (分析結果や結論) を伝えるための手順を 5 つのパートに分けて、各々を説明している。用語「イシュー」「ストーリーライン」「ストーリー」などの説明から始まって、どのようなイシューが良いイシューか、悪いイシューか。また、ストーリーを組み立てるために「イシュー」をどう分解するか。その手法。分析を行なう上で注意すべき点。必要なら他人に頼る。論理の破綻をチェックする。分析表現を磨く、と続いてゆく。

例えば「良いイシュー」については、次の三つの要素が必要と言う。そして、具体的な説明に入る。

  1. 本質的な選択肢である
  2. 深い仮説がある
  3. 答えを出せる

一つ一つ説明していたら、本書の丸写しになってしまう。各論についてもトラブル・シューティングや具体例を出して説明があるので、じっくり読めば難しいことはない。

本書で説明していることは、小さなことならすぐに出来る。ただ規模が大きくなって、イシューを見極めるとなると何度も実践して失敗を重ねないといけない気がする。いわんや、結論を出すためにイシューを見極め、ストーリーを作り、分析し、表現手法に磨きをかけるとなると、想像の域を越える。

それをやるかやらないかで、生産性の差が出るのかもしれない。何度も何度も読み返して、自分なりに「イシュー」から始められるようになれればイイナ。

2013-09-29

「スタンフォードの自分を変える教室」(ケリー・マグゴニガル) 〜 意外と自分のことが分かっていないことを知る一冊

友達から「スタンフォードの自分を変える教室」を貸りて読んだので感想を書く。

著者はケリー・マクゴニガル。スタンフォード大学の心理学者。原著名は The Willpowor Instinct; Based on the Wildly Popular Course of Stanford University。2012 年発売。定価 1,600 円。

スタンフォードの自分を変える教室
スタンフォードの自分を変える教室

マクゴニガル女史の心理学の授業を元に書籍化したのが本書。一つ一つの章が、過去の「心理学の研究」の紹介と実践例から成り立っている。本書の良さは、「研究」の選択の良さに在る。自分が正しいと思っていたことが逆効果を生むとか、自分の決意に反してうまく意志がつらぬけないことにちゃんとした理由付けがあるとか、目から鱗が落ちる。また、「意志」をつらぬくに当たって、具体的な対処方法が示されているのも良い。

本書で紹介する事例の根拠として、実際に心理学の実験結果も紹介している点も素晴らしい。自分の体験談を元にした本ではなく、どちらかというと心理学における (特に) 「自己変革」における俯瞰的な研究紹介を、平易な語り口調で書き記した本と言える。

扱う内容は目次から類推できる。目次と副題を載せておく。

  1. やる力、やらない力、望む力 —— 潜在能力を引き出す 3 つの力
  2. 意志力の本能 —— あなたの体はチーズケーコを拒むようにできている
  3. 疲れていると抵抗できない —— 自制心が筋肉に似ている理由
  4. 罪のライセンス —— よいことをすると悪いことをしたくなる
  5. 脳が大きなウソをつく —— 欲求を幸せと勘違いする理由
  6. どうにでもなれ —— 気分の落ち込みが挫折につながる
  7. 将来を売りとばす —— 手軽な快楽の経済学
  8. 感染した! —— 意志力はうつる
  9. この章は読まないで —— 「やらない力」の限界

本書は学ぶところが多い。簡単なところでは、第一章の「瞑想」のやり方。面白いところでは第四章の「やることリスト」がやる気を奪う、など。ちょっとギョッとするけれども、一読、ほうそんなものかと納得する。

友達から借りた本だけど、これは一冊、家に買い置きしようかと思ってる。

2013-04-29

「LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか?」感想

LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? (マイナビ新書)
コグレマサト まつもとあつし
B00B99BLVI

読み終えたので、感想をつらつらと。

本書は、コグレマサトさんとまつもとあつしさんの二人の共著。内容は LINE のインストール、利用方法、利用事例の紹介。文体が落ちついていることを除けば、内容自体に他の LINE 本との大きな違いはない。

本書が面白いのは、アーリー・アダプターの目から見た LINE の姿。

LINE の競合とされる twitter, Facebook, skype を当たり前の様に使っている人間が共通して抱く感情。何故、いまさら LINE を始めなければいけないのか? 何故、LINE が (沢山の競合を退けて) 普及が進んでいるのか? この疑問に答えている。

コグレさんらの答えは、LINE のマーケティング戦略の違いが大きな差になっているという。

普通、IT 系サービスを展開する場合、自分達のサービスがいきなり一般ウケするなどとは考えない。一部のアーリー・アダプターが飛びついて、面白さを周りの人間に知らせている間に、サービスの完成度を上げてゆく。Twitter も Facebook も、一部の人間の興味をひき、何度かのブレイクを経て現在の磐石体制を作り上げた。他の IT 系サービスの多くもその例にならっている。

ところが LINE は違うという。

LINE の開発陣は徹底してアーリー・アダプターを無視した。とにかくシンプルに。とにかく分かり易く。とにかく楽しく。IT に疎い人間を想定して、どうやったら彼らに受け入れられるかを考えた。

少数のアーリー・アダプターからユーザーの輪を広げてゆくのではなく、多数の「一般人」を相手に利用を勧める。そんなことが出来れば苦労はない。IT 業界の常識を破り、未知のマーケティング手法に舵を切り、推敲を繰り返して生まれたのが LINE だった。

だから、Twitter や Facebook に棲息している人間には、異次元からやって来た様なアプリに映る。開発の流れを知り、マーケティング手法の異質さを知って初めて LINE が理解できる。本書は、そんな「不思議」さを扱っている点が面白い。

あとがき

LINE には色々と問題が指摘されている。例えばアドレス帳の内容を全てアップロードする機能 (これはアップロードしないこともできる)。本書を読んで、LINE を使い始めるか? と言われれば 3 割くらいの人が使い始めるかも。というのが正直な心。

それでも本書に読む価値があると思うのは、LINE の取った戦略が異質で、特に IT サービスを作っている人間への教養として優れていると思うから。

2013-03-04

「LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか?」の Kindle 版を思わず購入

秋元さんが「LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか?」という記事を書いている。同名の書籍のレビューなんだけど、興味をひかれたので思わず Kindle 版をポチッとしてしまった。

LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? (マイナビ新書)
コグレマサト まつもとあつし
B00B99BLVI

書籍版は 872 円、中古 649 円。Kindle 価格 571 円。ページ数 232。そんなに厚くない。

感想記事の感想

ぼくを衝動買いに導いた文章を引用する。

僕自身、LINEの飛躍を冷ややかに見つつ使ってない非ユーザーなので、コグレさんが本をくれると言った時に断ったのですが、「LINE使ってない人にこそ読んでほしい」と言われ、受け取ったものです。

LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? | 秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ より引用

ぼく自身の LINE に対するスタンスは秋元さんと同じ。LINE 非ユーザーでありつつも、その存在は意識している。でも使う気にはなっていない。

でも、コグレさんは、そんな人に読んで欲しいと言う。フムフム。

LINEでの将来的なビジネスに乗っかりたい人や、LINEと自社サービス・製品の関わり方を考えなければいけなくなるかもしれない業界人にとっては面白い本だなと感じました。

LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? | 秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ より引用

この感想にガツンとやられた。ある程度サービスが大きくなってくると、やはり SNS としての規模の大きい LINE を無視できなくなる。自分のポリシーとして LINE を使わないというのはアリだけど、IT 業界で開発するなら LINE の雰囲気は知っとかなゃ、ね。

あとがき

本の感想は読書メーターに書いている。読み終えたら感想を書く。読書メーターの短い感想欄に納まらなければ、ブログの記事にするかも。

2013-01-26

「金持ちお父さん 貧乏お父さん」(ロバート・キヨサキ) 〜 お金持ちになりたい!!

数年前、友達から一冊の本を猛烈に推薦された。ロバート・キヨサキ著「金持ちお父さん 貧乏お父さん」。彼はこの本をきっかけに、分譲アパートの一室を買い、現在アメリカに在りながら、そのアパートが彼に少なからずの収入を入れているものと思われる。初めてその話を聞いた時は、思い切ったことをするものだと感心もし、リスクが大きいんじゃないかと心配もした。けれど、彼は最高のタイミングで最良の買い物をした様に思える。必要だったのは、自分からお金を掴もうとする意思と努力、そして勇気だった。

金持ち父さん貧乏父さん
ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター(公認会計士)、白根 美保子
4480863303

メモ

ぼくは本書を図書館で借りた (いずれ書籍版を買うつもり)。本を返す前に、イイなと思ったことをメモ書き。

目次より。

  1. 金持ちはお金のためには働かない
  2. お金の流れの読み方を学ぶ
  3. 自分のビジネスを持つ
  4. 会社を作って節税する
  5. 金持ちは島金を作り出す
  6. お金のためではなく学ぶために働く

資産に関する考え方

資産は私のポケットにお金を入れてくれる

負債は私のポケットからお金をとっていく

本当の資産について (銀行が純資産などと呼んでいるものとは別に)

  1. 自分がその場にいなくてお収入を生み出すビジネス
  2. 債券
  3. 投資信託
  4. 収入を生む不動産
  5. 手形、借用証書
  6. 音楽、書籍などの著作権、特許権
  7. その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など

ファイナンシャル・インテリジェンス。以下の 4 項目の技能の組み合わせ。

  • 会計力
  • 投資力
  • 市場の理解力
  • 法津力

広く浅く学ぶ。ある優秀な女性レポーターへの助言。

もし、この女性レポーターがセールスとマーケティングをしっかり学べば、彼女の収入は大幅に増えるだろう。私が彼女なら、セールスのほかに広告のコピーライティングのコースも受講する。そして、新聞社で働く代わりに広告代理店での仕事を探す。たとえ給料が下がったとしても、そこでなら、すぐれた広告の中で使われているコミュニケーションの「近道」の仕方を学ぶことができる。また、もう一つ大事な技術である PR 力を身につけることもできるだろう。つまり、お金をかけないで宣伝する方法、そしてそれによって何百万ドルものお金を手に入れる方法を学ぶことができる。そして、夜や週末には自分が書きたい名作を書く。作品が完成する頃には、うまく自分の本を売る技術も身についているはずだ。

とりあえず以上。

会社だけに依存しちゃいけない。かといって、何の努力もなしにお金持ちになれるわけじゃない。当然、失敗も多くある。だけど、失敗を恐れちゃいけない。失敗から学ぶチャンスを失ってはならない。そして、理由をつけて先伸ばしにすることが一番いけない。本書で学んだこと。

ぼくももう、30 半ばとなる。お金持ちには程遠い。思い返せば、自分で「お金を作る」努力なおざなりだった。せいぜい、会社で残業する程度。だけど、本書の作者は、それは会社に依存しすぎている甘えた行為と切って捨てる。それでは本当の「お金持ち」にはなれない、と。自分の意識を変える。本書はその一助にすぎない。一助にすぎないけれど、その一冊を読むか読まないかは、「お金持ち」になろうと「学ぶ」姿勢の違いになるのかもしれない。

ロバート・キヨサキが勧める本

巻末に「あなたのファイナンシャル・インテリジェンスを高めるために」という一覧があった。この本は図書館に返してしまうので、メモ。図館書にあれば順に読んでみたい。

考えるヒント 生きるヒント―人生成功への50の黄金律 (Goma books)
ジェームズ アレン James Allen
4341017985

ピーター・リンチの株式投資の法則―全米No.1ファンド・マネジャーの投資哲学
ピーター リンチ Peter Lynch
4478630488

カオス―新しい科学をつくる (新潮文庫)
ジェイムズ・グリック 大貫 昌子
4102361014

成功する「自分会社」のつくり方―夢を実現するための7つのステップ
マイケル・E. ガーバー クリストファー・D. ウィットマー
4478370362

冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行 (日経ビジネス人文庫)
ジム・ロジャーズ 林 康史
4532192188
旧題・「大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く」

マーケットの魔術師 - 米トップトレーダーが語る成功の秘訣
ジャック・D. シュワッガー 横山 直樹 Jack D. Schwager
4939103404

潜在脳力超活性化ブック
ジグ ジグラー Zig Ziglar
487771202X

ニューポジショニングの法則―勝つブランド負けるブランド
ジャック トラウト Jack Trout
4884970632

ウォール・ストリート・ジャーナルに学ぶ―金融・証券ガイド
ケネス・M. モリス アラン・M. シーゲル Kenneth M. Morris
4893090690

株で富を築くバフェットの法則 「新版」世界最強の投資家に学ぶ12の銘柄選択法
ロバート・G・ハグストローム 三原 淳雄
4478631123

トランプ自伝―アメリカを変える男
ドナルド・J. トランプ トニー シュウォーツ 枝松 真一
4152033746

あなたはいまの自分と握手できるか―人生成功のキッカケをつくる本!
アンソニー ロビンズ Anthony Robbins
4837955215

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
ジョージ・S・クレイソン 大島 豊
4901423126

思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき
ナポレオン ヒル Napoleon Hill
4877710515

2012-11-10

clmemo@aka の文体

丸谷才一とあらえびす

2012-10-13、作家の丸谷才一 (まるや さいいち) 氏が亡くなった。享年 87。心不全とのこと。お悔み申し上げる。

このブログを始める時、悩んだのが文体だった。「だ・である調」の常体を用いるか、「です・ます調」の敬体を用いるか。口語調にするか、文語調にするか。

ぼくが文体の参考にしたのは、丸谷才一あらえびすだった。丸谷才一のエッセイは旧かなづかひを用いている。それでいて、軽快な語り口。最初は仮名遣いに戸惑うかもしれないけれど、一編、二編と読み進めると気にならなくなる。旧かなづかひを使う癖に、旧漢字を使わないのも読み易さに一役買っている。そして話はめっぽう面白い。こんな文章を書きたいと思った。

あらえびすは本名を野村長一といい、野村胡堂 (のむら こどう) というもう一つのペンネームを持っている。世間では野村胡堂の方が有名。あの「銭形平次捕物控」の作者ね。氏は音楽愛好家でもあり、数多い SP 盤を所有していた。レコードのエッセイを書く時に使っていたのが、あらえびすというペンネーム。ぼくはあらえびすの著書は「名曲決定盤」しか読んだことがないのだけど、何十年も前の録音なのに聴いてみたいとひきつけられた。ひきつけたのは、音楽の力じゃなくて、文章の力。彼の文章を真似したかった。

そんなわけで、このブログは旧かなづかひを交えた文体でスタートした。

ただし、その文体は今ではほとんど残っていない。第一に、ぼくが俄か旧かなづかひ使いだったこと。第二に、フィードリーダーでブログを読む時、このブログだけ旧かなづかひになっているのは読者に優しくないと反省したこと。書きやすさ・読みやすさを優先させて旧かなづかひは次第に減っていった。その名残は、時々、読者にここはゆっくり読んでもらいたいと思う箇所に現れる程度で残ってる。

常体/敬体の排除

もう一つ、clmemo@aka には大きな特徴がある。それは「だ・である調」の常体も「です・ます調」の敬体も使っていないこと。

「だ・である調」はなんか権威者ぶっている気がした。ぼくは自分のメモをブログとして綴っているのであって、こう上からの物言いはしたくない。他の人は、「だ・である調」で親しみある文章を書くことも出来るかもしれないけれど、ぼくには無理だと思った。

「です・ます調」はまどろっこしい。ブログ開始当初、ネットの技術的な話題を多く扱うと思ってた。技術的文章と「です・ます調」はあまり合わないと常々感じていた。

事実や技術を書くのは常体が良いかと思う。でも、常体は使いたくない。

で、常体も敬体も使わない文体で統一した。このブログで、引用文を除けば「だ・である」で終わっている文はない。「です・ます」で終わる文も一部例外 (コメントへのお礼等) を除いて書いていない。現在形・過去形を用い、体言止めや形容詞で終わる文でブログを綴った。

強いていえば、順接の接続詞に「ですから」ではなく「だから」を多く使うので「だ・である調」に近いと思う。でも、文末については頑なに「だ・である調」を排してきた。

あとがき

文体については、ブログを書き始めて二年目くらいからエントリーにしようと思ってきた。この度、丸谷才一氏死去の報を聞き、ようやっと記事にすることができた。

読んで分かる通り、丸谷才一・あらえびすといった両大家の文章には及びもつかない駄文を書いている。常体・敬体の排除も、書いてて時々しんどくなる。わざわざ、こんな文体にこだわる必要ってあるのかな? なんて疑問も浮かぶ。でも、これが clmemo@aka の味だから。そう自分を納得させながら、今日もブログを書いている。

蛇足

ぼくが持ってるあらえびすの「名曲決定盤」は 1981 年に中公文庫で出版されたもの。原著は 1949 年に出版された。一度、オリジナルの名曲決定盤を図書館で見つけてページを開いてみたけれど、漢字が旧くて読めなかった。ぼくが参考にしているあらえびすの文体は、現代向きに読み易くした 1981 年版であることを記しておきたい。

2012-09-30

書籍 vs 電子書籍 — 販売サイトの値段比較サービス「電子書籍サーチ」

電子書籍に興味を持つ様になって持っている不満が一つ。値段が高くない?

その疑問に答えてくれるサービスが「電子書籍サーチ」

GIGAZINE の様に大きなブログが取り上げたサービスを紹介するのは、意味があるのか疑問なんだけど、すごく便利だったので clmemo@aka でもエントリーにする。

ブックマークレットが便利

基本はサイトの検索窓に ISBN かキーワードを入力して使う。でも、ぼくはブックマークレットの利用をおススメする。ぼくはブックマークレットで、このサービスにやられた。

ぼくは Amazon を iPad でよく見るので、iPad 用のブックマークレットを iPad 版 Safari に登録してみる。

ページ上方に「iPad でも使えます」とあるので、そちらから説明ページへ。

javascript:window.open("http://www.densyo-search.info/bk.php?&url="+encodeURI(document.location.href));undefined;
  1. 上記コードを Safari でコピー
  2. Safari で「ブックマークに追加」をタップ (ブックマーク名は適当に)
  3. ブックマークを開き「編集」ボタンをタップ
  4. 先のブックマークを選択して編集画面に移る
  5. URL 部分を削除して、コピーしたコードをペーストする
  6. 「完了」を押してお終い

これで、Amazon の好きな書籍ページを開く。試しに、つい先日教えてもらったライトノベル「新月が昇るまで」のシリーズ 3 巻目「夜明けの黒蛇」を選んでみる。

新月が昇るまで3 - 夜明けの黒蛇 (C・NOVELSファンタジア)

検索結果はこの通り。

(クリックで拡大)

紙本が 945 円。ブックオフ・オンラインが中古で 700 円。一方、電本は BookLive とビットウェイブックスが最安値 630 円を叩き出している!! これなら中古で買うよりも、電子書籍版を買った方がお買い得。

ビットウェイブックスは iPad に対応していないそうだけど、BookLive なら iPad, Android ともに対応している。

対応サービスについて

紙本は Amazon楽天ブックスライブドア・ブックスブックオフ・オンラインの 4 サービス。

電本 (電子書籍) は BookLive!ビットウェイブックス紀伊國屋書店 Kinoppy電子文庫パブリ の 4 サービス。

欲を言えば、電子書籍のサービスに楽天の kobo も加えて欲しいところ。

あとがき

実はこの本 (夜明けの黒蛇)、iPad アプリの BookLive でも紀伊國屋書店 Kinoppy でも検索にひっかからなかった。だから、本屋で買うしかないのかとあきらめていた。ところが、電子書籍サーチを使うと電子書籍が見つかる。これは非常にありがたい。

iPad アプリで検索をかけてあきらめている人は、一度このサービスを試すことをお勧めする。

2012-09-08

スターバックスマニアックスを読んで自宅でコーヒーが飲みたくなった

友達を家に招いた時、彼は美味しいコーヒーを飲ませてあげよう、と言って手回しコーヒーミルをバッグから取り出した。コーヒーの豆を目の前でひき、ドリップして、マグカップにコーヒーを入れる。小さな贅沢だけど、美味しかった。

ポーレックス コーヒーミル

ポーレックス コーヒーミル
ポーレックス
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

以来、家でコーヒーを美味しく飲みたいとあり続けた。

スターバックスマニアックス

スターバックスマニアックス (小学館文庫)
小石原 はるか

4094177213
小学館 2001-06
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

昨日、スターバックスマニアックス (以下スタバ) という本を読んだ。2001 年の本。スタバの日本進出が 1996 年なので、スタバ日本上陸 5 年目の様子を描いている。スターバックスの内幕やメニュー・店舗の紹介とともにコーヒーの話も少し入ってて面白かった。

エスプレッソの出来たては、上から三層になっていてすぐに飲むとその違いが分かって美味しい。この三層構造はすぐに混じってしまうので、エスプレッソは飲むなら時間をかけずにグイッと飲みましょう。。。なんて、この本を読んで初めて知った。

さて、この本を読んで気になったのがコーヒー・プレスという存在。何でも粗びきの豆を入れて、お湯を注ぎ、4 分待つとコーヒーが出来るとのこと。フィルター紙を使わないのが興味をひかれた。調べてみると、フレンチプレスという入れ方らしい。

この機械、スター・バックスに行かないと買えないのかな? フレンチ・プレスの機械はボダムというメーカーのものが有名らしい。Amazon で検索してみると... あったぁ!!

bodum KENYA フレンチプレスコーヒーメーカー 0.5L 10683-01

B0018JXAK4
Bodum (ボダム) 2009-09-30
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

こういうのが一つ家にあると良いね。ぼくの様に小さなワンルームでは役不足だけど。

そういえば、スターバックスマニアックスの用語集にはトラベルプレスというのもあった。プレスした後、そのままタンブラーとして使えてしまうという。個人用のコーヒープレス。。。やっぱり、ボダムが作ってた。

bodum TRAVEL PRESS SET S/S トラベルプレスセット(ステンレススチール) 0.45L BK K11057-01

B004AUDLRU
Bodum (ボダム)
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ミルとトラベルプレスがあれば、本を読み、音楽を聴きながらコーヒーを嗜むなんて素敵な時間が過ごせそう。Wouldn't it be lovely?