世界の裏側には、真の野球が隠されていた。政治家達はそれを隠蔽していたが、一人の野球選手、すなわち俺の活躍によって、真実が明かされたのである。 俺はただ、野球が好きだった。ひたすらに野球に打ち込んだ。そうすることで、俺は、野球の王になった。 どうやったら大谷翔平さんのようになれますか?と、人は聞く。俺は答える。自ら王になりたがる者は、決して、王になることはできない。俺はただ野球が好きだった。野球にしか興味がなかった。だから、俺は王になった。 俺に憧れる暇があるなら、もっと野球を好きになれ。野球が好きで好きでたまらなく、三度の飯よりも、女よりも、ボールとバットを愛せ。仲間を愛せ。俺に言えるのはそれだけだ。 俺は24時間を野球に費やした。365日をボールとバットに費やした。俺の人生で野球をしていない瞬間は存在しなかった。俺は常に野球をして、喜んでいた。 そんな俺にも、愛する女が出来た。 俺は女と