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ブックマーク / www.sankei.com (53)

  • 【書評】ライター、編集者・南陀楼綾繁が読む『本を贈る』若松英輔、島田潤一郎、笠井瑠美子ほか著(1/2ページ)

    を贈る』若松英輔、島田潤一郎、牟田都子、矢萩多聞、橋亮二、笠井瑠美子、川人寧幸、藤原隆充、三田修平、久禮亮太著(三輪舎) ■「思いのリレー」担う人々 ある評論家が「あとがきに謝辞はいらない」と書いていた。のあとがきで編集者への感謝の念を述べるのであれば、づくりのすべての工程に関わった人への謝辞を記すべきだというのだ。しかし、映画のエンドクレジットのように全関係者の名前が記されているは見かけない。名前を出さないことを美徳とする慣習もあるようだ。 書は編集、校正、装丁、印刷、製、書店営業、取次(とりつぎ)といった、づくりに関わる10人が、自分の仕事への思いをつづったエッセー集だ。 校正者の牟田都子(さとこ)は、ゲラ(校正刷り)を読み込み誤字や間違いを見つけるとともに、著者の「まだ形になっていないことば」に耳をすます。 印刷会社の藤原隆充(たかみち)は、インターネットの普及で紙

    【書評】ライター、編集者・南陀楼綾繁が読む『本を贈る』若松英輔、島田潤一郎、笠井瑠美子ほか著(1/2ページ)
  • 【書評】編集者、映画批評家・高崎俊夫が読む『あの映画に、この鉄道』川本三郎著(1/2ページ)

    ■浮かび上がる日の原風景 筋金入りの鉄道ファンである映画評論家の書き下ろし。かつては日の津々浦々、毛細血管のように張り巡らされていた数多(あまた)のローカル線の魅力を映画を通じて愛しむようにつづった書の試みは空前にして絶後といえるのではないだろうか。 とりわけ昭和20~40年代の映画と鉄道の風景を語るとき、著者の筆は躍動する。 たとえば新潟県を走る信越線の長岡-柏崎間でロケが行われた純愛もの『故郷(ふるさと)は緑なりき』の話題から、そのリメーク『北国の街』が長野、新潟にまたがる飯山線で撮影されたこと、また柏崎が登場する青春映画『千曲川絶唱』の悲恋のエピソードが紹介される。 そして信越線と直江津で接続される北陸線をめぐる簡潔な説明の後、この路線の海沿いの町を舞台にした水上勉原作の『越後つついし親不知(おやしらず)』の陰な物語、荒涼たる風土に言及。さらに北陸線の車内で出会った男

    【書評】編集者、映画批評家・高崎俊夫が読む『あの映画に、この鉄道』川本三郎著(1/2ページ)
  • 【書評】『タータン伝統と革新のデザイン』三鷹市美術ギャラリーほか編

    秋の装いの定番、タータン。日ではチェック(格子柄)の一種と認識する人が大半だが、実は「タータン・チェック」は和製英語英語圏でタータンは、チェックとは別のものとして区別されているという。 タータンは、スコットランド政府が運営するタータン登記所で登録・管理されている。元来、それを身につければ氏族、地域、学校など出自や所属がわかるものであり、単なる柄ではない。 アイビー・ファッションの流行や学生服への広がりなど、日のタータン受容史も。その定義や歴史、種類、進化など、知れば知るほど奥深い。(青幻舎・2315円+税)

    【書評】『タータン伝統と革新のデザイン』三鷹市美術ギャラリーほか編
  • 【編集者のおすすめ】『シングルマザー 自立への道』江成道子著 素晴らしい未来への指南書

    シングルマザーが抱える問題は限りなく多い。生活費、子育て、将来への不安…。行政窓口でまず提案されるのは児童扶養手当と生活保護。しかし子供が18歳になると児童扶養手当は打ち切られ、大学への進学もおぼつかなくなる。 生活保護や児童扶養手当に頼らない生き方を模索し実行、さらにそれを伝えるシングルマザーの伝道師のような存在が著者、江成道子氏である。シングルマザーとして5人の子供を育て上げ、5年前には「日シングルマザー支援協会」を設立した。シングルマザーの経済的自立目標を300万円とし、その実現のために多くのパートナー企業と提携。安定した就業を図ると同時に、行政窓口へも働きかけ、相談のコンシェルジュ制度を設けた(現在、横浜市をはじめ全国5自治体)。 書は、誰にも相談できないシングルマザーに「ひとりで悩まないで」とやさしい視点で書かれ、素晴らしい未来を開くための自立への指南書にもなっている。同時に

    【編集者のおすすめ】『シングルマザー 自立への道』江成道子著 素晴らしい未来への指南書
  • 【本ナビ+1】一風かわった角度から再発見 文芸評論家・富岡幸一郎

    ■『波瀾万丈の明治小説』杉原志啓著(論創社・2000円+税) 明治150年ということで、維新の人物を見直すがさまざま出ているが、明治といえば文学の登場を忘れるわけにはいかない。近代の「国民」の自覚は、新しい日語の模索と形成によって、つまり明治期の「小説」によって強くうながされたからだ。 明治文学というと、漱石、鴎外。あるいは二葉亭四迷や北村透谷、国木田独歩や田山花袋らをメインに習う。しかし、このの著者は、一風かわった角度から「明治小説」を再発見してみせる。 面白く、ワクワクさせる、読み始めたらとまらない小説。まずは徳富蘆花の自伝作『思出の記』との出合いから、泉鏡花『婦(おんな)系図』、尾崎紅葉『金色夜叉』、そして蘆花の『不如帰(ほととぎす)』。今日読んでも決して古びていない。それは物語としての面白さもあるが、何よりも文章の力によるものだ。感涙は美しき文体に宿る。この日語を日人が忘

    【本ナビ+1】一風かわった角度から再発見 文芸評論家・富岡幸一郎
  • 【児童書】かあさんが出かけた日「ボクはかせいにむかった」『スタンリーとちいさな火星人』サイモン・ジェームズ作、千葉茂樹訳

    かあさんが泊まりがけで出かけた日、スタンリーは「かせいにむかった」。代わりに小さな火星人がやってきて、兄から「スタンリーにそっくり」といわれても「ボクはカセイジンだ」。手も洗わず、歯も磨かず、やりたい放題でとうさんを困らすが、翌日、かあさんが帰ってくると…。

    【児童書】かあさんが出かけた日「ボクはかせいにむかった」『スタンリーとちいさな火星人』サイモン・ジェームズ作、千葉茂樹訳
  • 【大阪特派員】幕府法から旧刑法へ 明治初期の裁判に世相を見る 山上直子(1/2ページ)

    オウム真理教の一連の事件の刑事裁判記録が、永久保存されるという。プライバシー保護などの課題はあろうが、今後の再発防止や犯罪研究のために、柔軟に活用してほしい。 というのも、時代は変わっても人はそう変わらないと思うからだ。裁判取材は苦手だが、明治150年を迎えた今夏、こんな裁判記録を読書として楽しんだ。 20年ほど前、明治初期の大量の裁判記録が大阪地検の旧庁舎で見つかった。これだけまとまって残るのは大阪だけらしい。そこには、明治維新が成ったとはいえ、いまだ江戸時代の空気が色濃く残る中で生きる庶民の姿が、赤裸々に映し出されていた。 「イカの甲で一朱銀を偽造」。ウソのような当の話だが、ちゃんと裁判記録が残っている。明治3(1870)年のことだ。 〈曾根崎新地(そねざきしんち)で小間物を商う金助(四五歳)は、かつて烏賊(いか)の甲を使って贋金を鋳造する方法を聞いたことがあった。近ごろ暮らしに困っ

    【大阪特派員】幕府法から旧刑法へ 明治初期の裁判に世相を見る 山上直子(1/2ページ)
  • 【書評】小説家・浅暮三文が読む 『ラーメンの歴史学 ホットな国民食からクールな世界食へ』ラーメンの長大な歴史をひもとく

    今、ニューヨークで、パリで、ロンドンで、ラーメンがクールらしい。ユネスコ無形文化遺産に登録されたヘルシーな和と、およそかけ離れているラーメンがなぜここまで日の顔となったのか。 この謎を英ケンブリッジ大の日学教授が長大な歴史文化をたどりながらひもといたのが書。海外で話題を呼んだ歴史学書の翻訳版だ。 出だしは麺の発祥、4千年前の古代中国。下って平安時代、清少納言は「枕草子」で大工の早いの様子に驚く。ラーメンのできたてを熱いうちにというべ方にもつながる習性は伝統らしい。 江戸で人気となったそばはしょうゆ味を普及させ、麺をべる外文化を育て、参勤交代で各地に広まった。明治維新後は文明開化の港町、長崎でちゃんぽんが生まれ、函館で南京そばが誕生する。そしてラーメンは明治末から大正期、東京・浅草の来々軒、福島・喜多方の源来軒、札幌の竹家堂など、各地で同時期に発生したと紹介される。

    【書評】小説家・浅暮三文が読む 『ラーメンの歴史学 ホットな国民食からクールな世界食へ』ラーメンの長大な歴史をひもとく
  • 【書評】『大根の底ぢから!』林望著

    花びら、旬のたけのこ、梨のピザ、キャラメル、アヒルの掌(てのひら)に大蛇料理など定番から珍味まで、リンボウ先生が多彩な材へのこだわりをつづる。昭和の味へのノスタルジーや、「い放題という悪趣味」といった辛口コラムも。 表題作では信州の干し大根を使った自身の創作料理「ソース焼きそば風」を紹介。干し大根をぬるま湯でもどし、水洗いの後に軽く絞り、炒めやすいよう5センチくらいに切るといったレシピ披露し、「味はソース焼きそば…(中略)…おいしいよ、ほんと」。材がもつ「底ぢから」への愛があふれるエッセー集。(フィルムアート社・1800円+税)

    【書評】『大根の底ぢから!』林望著
  • 【書評】『かわいいロシアのAtoZ 愛おしくて素朴なデザインたち』 ロマンチックなものであふれる文庫サイズの「宝石箱」

    日本代表が活躍するサッカーW杯開催地でも注目のロシア。現地を訪れること約40回の著者によれば、「ロマンチックでかわいいもの」があふれているという。その魅力の一端を、ロシアのアルファベット「A(アー)」から「Я(ヤー)」までの30文字にまつわる事物で紹介する。 たとえば、「Б(ベー)」の「バレエ」、「Ц(ツェー)」の「サーカス」「Ч(チェー)」の「チェブラーシカ」といった定番から、「おもちゃ」「ヨーグルト」「教会」「交通」…。関連する雑貨、品、建築物などカラー写真が盛りだくさん。「豆知識」「ちょこっとロシア語」も楽しく、文庫サイズの「宝石箱」を見るようだ。(井岡美保著/青幻舎・1500円+税)

    【書評】『かわいいロシアのAtoZ 愛おしくて素朴なデザインたち』 ロマンチックなものであふれる文庫サイズの「宝石箱」
  • ”出版社様限定”電子書籍販売戦略セミナー『電子書籍における“制作”と“流通”の基本』(先着30名様 無料) - 産経ニュース

  • 【児童書】人は見かたを変えることができる…『みんな、ワンダー』R・J・パラシオ作・絵、中井はるの訳

    〈ぼくはふつうの子どもじゃない。それはわかってる〉〈もちろんふつうのことはするよ。自転車にも乗るし、アイスクリームもべる。ボール遊びだってする〉〈でもぼくはふつうの子に見えない。ほかの子と、見た目がちがう〉 顔に重度の障害を持っている男の子、オーガスト(オギー)を主人公にしたベストセラー『ワンダー』が絵になった。 オリジナルの小説は、オギーや周囲の人々の苦しみや悲しみ、あきらめや葛藤など、心の深い部分まで描き出す文章が共感を集めた。絵版は、多様性と視点の持ち方に焦点を絞り、エッセンスをシンプルな物語に収めている。 笑われたり悪口を言われたりして苦しくなった「ぼく」はヘルメットをかぶって宇宙へ飛び出し、はるか遠くから地球を眺める。うっかり落としたボールを拾ってくれたのは…。 〈見た目を変えることなんてできない。だけど、だけどもしかしたら、ほんとにもしかしたら…。人は見かたを変えることが

    【児童書】人は見かたを変えることができる…『みんな、ワンダー』R・J・パラシオ作・絵、中井はるの訳
  • ウェイリーの名訳「源氏物語」を日本語に カタカナ多用、不思議な世界(1/3ページ)

    今から約100年前、英国の東洋学者、アーサー・ウェイリー(1889~1966年)が英訳した紫式部の「源氏物語」(1008年成立)は、長編小説の傑作として世界に知られる。芸術性の高さで名高いウェイリー訳を、再び日語に訳し戻したユニークな『源氏物語』が刊行中だ。異文化をくぐりぬけた再翻訳が、源氏物語の新しい楽しみを提示している。(永井優子) ■覆す固定観念 ウェイリー訳『源氏物語』の日語訳を手がけているのは、俳人の毬矢まりえさん、詩人の森山恵さん姉妹。全4巻(左右社刊)で、昨年12月に第1巻を刊行、6月中に2巻が出る。 1925(大正14)年にウェイリーが『ザ・テイル・オブ・ゲンジ』第1部を英米両国で刊行するやいなや、英小説家のヴァージニア・ウルフら書評家たちの絶賛を浴び、仏語、オランダ語などにも重訳された。 毬矢さんは、「100年前のヨーロッパ文化をくぐり抜けたウェイリー訳を、現代日

    ウェイリーの名訳「源氏物語」を日本語に カタカナ多用、不思議な世界(1/3ページ)
  • 【ん!?】「読み聞かせ」の悩みをスッキリ解決

    〈絵が小さな子ども専用のジャンルだと思っている人はまだ多い…〉。そんな一節にハッとされられた。『13歳からの絵ガイド YAのための100冊』(西村書店/金原瑞人、ひこ・田中監修)の序文。タイトル通りの内容で、〈若者や大人にも楽しめる、いや、若者や大人こそ楽しめる絵〉を紹介してくれるだ。 長男の通う小学校で、週1回の読み聞かせを継続中。始業前に10分ほど、ボランティアサークルのメンバーが各教室に1人ずつ入って、30~40人の子供たち相手にを読む。その一冊のセレクトが、楽しみでもあり、悩ましくもあり。 小説を試したこともあるけれど、視線がぐっと集まる絵のほうがいい雰囲気。でも担当するのが高学年だと難度が上昇。時間が短いから、文章が長すぎると途中で終わることに。しかし、さらっと読める絵は内容的にもの足りず…うーむ。 という悩みを、あっさりすっきり解決してくれるガイドなのだった。読

    【ん!?】「読み聞かせ」の悩みをスッキリ解決
  • 【書評】『なぜオックスフォードが世界一の大学なのか』 現代を生きる上でヒントに(1/2ページ)

    パリを拠点に囲碁の普及をしていた時期に、2012年から英国のオックスフォード大学の囲碁部とオックスフォード市民の囲碁サークルに教える縁ができた。娘もこの大学に在学することになり、近年、度々、現地を訪れている(5月には娘の卒業式で再び訪ねる予定)。このの題名を見て飛びついたのは、そんな個人的な理由もあった。 現代の世界は英語圏中心のため、大学の世界ランキングで英米が常に上位なのは当然のことだ。ただ、オックスフォード大はその中でもさらに特別な存在になっている。2016年と17年の2年連続で1位に選ばれたのだ。 最近のオックスフォードの街は歴史的な建物に加え、映画「ハリー・ポッター」シリーズのロケ地としても有名なことから、観光客が押し寄せている。この環境の中、各国から集まった学生たちが、今も変わらず寮生活を営みながら厳しい学業に励んでいる。 英国生まれで卒業生の著者も、そんな学生生活を送った一

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  • 【新刊】スタンフォード大のアメフトコーチに就任した日本人が語る米国スポーツ界のすごさ! - 産経ニュース

  • 【書評】『日本のポスター』

    明治〜昭和にヨーロッパから印刷技術やデザイン概念がもたらされ、独自の発展を遂げた日のポスター。近年はインターネットをはじめ、さまざまなメディアの登場で〈広告宣伝媒体としての地位を後退させつつある〉が、その歴史を約230のポスターでたどる京都工芸繊維大学美術工芸資料館のコレクションシリーズ第3弾。 日酒、ビールなど各種商品、店、観光、娯楽、イベント、そして戦時下…の作品をテーマごとに紹介。浮世絵の「美人画」的なものからモダンなデザイン、写実性あふれるものまで。その訴求力、インパクトに引き込まれる。(並木誠士、和田積希編著、京都工芸繊維大学美術工芸資料館監修/青幻舎・1500円+税)

    【書評】『日本のポスター』
  • 「缶コーヒー誕生物語」発刊 三浦義武の足跡たどる一冊、研究者が執筆 島根

    ■日コーヒー文化の礎築く 日コーヒー文化の礎を築いた三浦義武(1899〜1980年、島根県浜田市出身)の足跡をたどった書籍「三浦義武 缶コーヒー誕生物語」が、松籟社(京都市伏見区)から発刊された。長年にわたり三浦研究を重ねてきた神英雄さんが執筆。浜田市が取り組む「コーヒーの薫るまちづくり」の進展を促す一冊となりそうだ。 三浦は戦前に独学でコーヒーについて研究し、独自のネルドリップによる濃厚なコーヒーの抽出方法を考案。さらに、世界初の缶コーヒーを商品化した。現安来市加納美術館長の神さんは、旧三隅町立石正美術館に学芸員として在籍していた平成14年から三浦について研究を続け、三浦の考案したコーヒーの再現にも努めた。 今回の著作は、三浦に関するこれまでの調査成果をまとめるとともに、三浦が書き残したコーヒーに関する原稿などを収録。遺族らから提供を受けた貴重な写真などもふんだんに掲載した。 神

    「缶コーヒー誕生物語」発刊 三浦義武の足跡たどる一冊、研究者が執筆 島根
  • 子供の手帳術 勉強もお手伝いも自分で管理(1/3ページ)

    4月になると、小学生も進級で新しい生活を迎える。新年度こそは、勉強や習い事などやるべきことは自分で管理し、家の手伝いも進んでやってほしいと考える保護者も多いだろう。子供のやる気を高め、自主性を育てるツールとして、手帳が注目されている。子供向け手帳の活用方法について、専門家に聞いた。(松田麻希) ◆自分で書かせる 「好きだからやるのではなく、勉強に向かわせる仕組みを作って、習慣化させることが大事」 一般社団法人教育デザインラボ代表理事の石田勝紀さん(49)はこう指摘する。石田さんは学習塾や中高一貫校の経営に携わり、子供の手帳術についてまとめた「勉強しない子には『1冊の手帳』を与えよう!」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者。 石田さんが考案した「仕組み」は、子供に1冊の手帳を与えてやるべきことを書かせ、やり終えたら赤ペンで線を引いて消す-これだけだ。その際、やるべきことは自分で書かせる

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  • 木更津の出版会社「エスコアール」、内閣府から表彰 失語症患者のリハビリ教材開発

    脳梗塞や交通事故で脳の機能が損傷を受け、言葉が出にくくなる「失語症」。患者のリハビリで画期的な独自の教材を開発している木更津市の出版会社「エスコアール」が、平成29年度の内閣府のバリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰を受賞した。同社の製品は全国の病院などで広く利用されており、鈴木弘二社長(71)は、受賞を機にさらなる飛躍を目指している。 「創業以来の27年間が評価されたのであれば非常にうれしい」。鈴木さんは控えめに受賞の喜びを語る。 同社は千葉リハビリテーションセンター(千葉市)職員だった鈴木さん、県職員だったの敏子さん(68)が、2年に設立。4年に現場の声を取り入れた失語症患者専用のリハビリ教材「絵カード2001」を発売。その後、「絵カード2001」を改良し、専用の音声ペンでカードをタッチすれば、書いてある絵柄を音声で読み上げ、1人で訓練できる「アクトカード」も開発した。 ま

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