_ 言語都市 読了。 素晴らしくおもしろかった。というか、現代に至っても、こんなにSFなSFがあり得るのか、と読みながら讃嘆しまくる。 まずSFっぽいカタカナが頻出するが、ほとんど説明がない。そのため、記述された説明(イマーという言葉が頻出し、主人公はイマーに耐えられる能力を持つのだが、恒常宇宙論とは多分まったく関係なく、ワープ中に通過している空間だか時間だかのことだ)や、似た言葉(オートムという動くものが出てくるのだが、アンドロイドではないがあたかも人間のように自立して動くロボットの意味だ)から、それが何か類推し読むことになるのだが、その読者の読む行為が物語のキーとなることだった。 SFっぽいSFでカタカナがたくさん出てきて、奇妙な宇宙人との対話(ファーストコンタクトではなく、新たな次元への出会いの深化に関するという意味でセカンドコンタクトと呼んでも良いかも知れない)の話だが、Sは社会科