5~10年後の社会のあり方や人々の消費を読み解くヒントとなるのが、スマートフォンネーティブである10代のアプリの利用動向だ。新たな変化の端緒をスマホアプリのデータが捉えた。フラー(新潟市)が手がけるアプリ分析ツール「AppApe(アップ・エイプ)」で、2019年5月と21年5月の各月の月間利用者数(MAU)が計測可能な全アプリを対象に、年代別MAU構成で10代の割合が最も高いアプリを抽出。その
ドイツ各地で「コロナパーティー」 若者ら、自粛要請従わず 2020年03月20日21時38分 【ベルリン時事】新型コロナウイルス対策で不要不急な人との接触の自粛が求められているドイツで、大勢の若者が屋外でパーティーなどを開く事態が続出している。学校が休みな上、若者は重症化しにくく危機感が薄いとみられるが、当局はこうした「コロナパーティー」が感染を拡大させると警告している。 【地球コラム】「コロナショック」の巨大インパクト ドイツは一部州で外出制限の導入が決まったが、イタリアやフランスのように全国対象にはなっていない。ブラウン独首相府長官は20日のシュピーゲル誌(電子版)のインタビューで、「土曜日(21日)が決定的に重要だ」と述べ、国民の行動次第では全国的な措置もあり得ると示唆した。 ベルリン中心部パンコウの公園では16日、休校開始に合わせ学生ら数百人が集まったが、通報を受けた警察が駆け付け
らっくす @adjacencypair さっき20代のごく普通の真面目な学生と話してたんだけど、彼女らは本当に「対立する」とか「キツイ言葉を使う」のが怖くて大嫌いなんよね。どういうのがキツイのか聞くと、新聞が不正を犯した人を批判するその論調がすでにキツイと。国会中継や討論番組は耳を塞ぎたくなると。こういうのはどうすれば。 2022-09-06 16:50:56 gachagacha @gachaga66150604 これは授業で感じた。途中で分かったのは明確な言葉で伝え合う、ということ自体を「対立」と捉えているということ。授業な討議では友だちとの意見の違いに気付くこと、そのためにはぼかさずはっきりした言葉を使うこと、がねらいだと伝えた。意見を一つにまとめるグループワークは意図的に避けた。 twitter.com/adjacencypair/… 2022-09-07 17:58:50
パソコン、スマホ、タブレット端末… 私たちは、便利な生活を手に入れた一方で、人類史上、最も重い負担が目にかかる「超近視時代」を生きています。 さらに、コロナ禍でリモートワークや、おうち時間でゲームやタブレットを使う時間も増え、ますます目が酷使されています。 こうした中、コロナ禍の小学生の視力や目の状態を調査した眼科の専門医は、近視の原因となる「目の長さ」が延びている子どもが多く、「目にとってかつてない危険な時代になっている」と指摘しています。 私たちの目にはいま、どのような異変が起きているのでしょうか。そして、どのような対策を行えばよいのでしょうか。 (NHKスペシャル「わたしたちの“目”が危ない 超近視時代サバイバル」取材班) WHOも懸念 人類史上かつてない「超近視時代」 人類が誕生して、およそ700万年。 かつて狩猟生活をしていた私たちの祖先は、遠くにいる獲物や敵を発見するために、近
【映画を早送りで観る理由 #2 個性的でなければ戦えない】 映画やドラマやアニメを倍速視聴、もしくは10秒飛ばしで観る習慣に対する違和感を、記事「『映画を早送りで観る人たち』の出現が示す、恐ろしい未来」に書いたところ、大きな反響があった。その記事の中で、一部の人たちが「聞き捨てならない」と憤慨する箇所があった。 「忙しいし、友達の間の話題についていきたいだけなので、録画して倍速で見る」 「内容さえわかればいいからざっと見て、細かいところはWikipediaで補足する」 おもに10代から20代の若者の声である。察するに彼らの多くは、ことさらコアな映画ファン、ドラマファン、アニメファンでもなければ、それらを大量にチェックする仕事に就いているわけでもない。 なぜ、そこまでして話題についていかなければならないのか。 LINEグループの“共感強制力” 大学の講義や就活イベントなどで現役大学生と触れ合
先日、ある中小企業の部長が私にボヤいていました。 「いまどきの新人は、来社した顧客に対して笑顔がないんですよ。さすがによくないと思ってやんわりと注意したら、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で『面白くもないのに笑えません』なんてボソッとつぶやかれて、あぜんとしました」 ボソッとつぶやいたとはいえ「面白くもないのに笑えません」と反論してしまうこの“新人”の態度は改めなければなりません。ただ多くの学生と接している私からすれば、彼は決してムッツリしていたわけではないと思います。でも、社会通念上で要求されるレベルの笑顔にはほど遠かったようです。 原因は、彼が育ってきた環境にもあるでしょう。喜怒哀楽を表出させる場面が極端に少なくなっているからです。私らの子どもの頃は、学校から帰宅したら外に出て遊んだり、行動範囲が広く、他人と接する機会も多かったものです。 20〜30年前の常識はもはや通用しない
ある動画を視聴した若者たちのあいだで、意思に反して突発的に顔を歪めたり汚言を吐いたりする症状が急増した Михаил Руденкo-iStock <ネット上の動画を再生した一部の若者たちが、昨年から身体の不規則な動きや意図しない奇声などに悩まされるようになった> 一部の動画を視聴した若者たちのあいだで、意思に反して突発的に顔を歪めたり汚言を吐いたりするなどの行動が見られるようになっている。昨年ごろから症例が急増し、世界各国で症例の報告が相次ぐ。トゥレット症と呼ばれる既存の症状によく似ているが、伝播のパターンと発現のメカニズムが異なることから、一部研究者たちは新たな症状だと位置付けている。 一例としてイギリスでは、ある日から14歳少女の身体が散発的に、意思とは関係なく動くようになった。英医学誌の『BMJ』に掲載された論文によると、少女は急に首を突き出したり、雄叫びをあげたりする挙動を示して
若者のスクショ文化 若者のスクショ癖を腐すの嫌なんだけど、1万回注意してもアシスタント(25歳)が参考資料などをスクショで送って来るので1万1回目のキレをかましてしまった😢地図でもサイトでもスクショで送ってくる😭情報追えねぇからURL貼れっつってもURL写ってる状態のスクショ送ってくる😭若者のコピペ離れ😭つら— $tina$ (@tinasuke) 2020年6月22日 若者がスクショでシェアしがちという話をよく聞く。テキスト形式でないとURLや再利用ができないといった弊害があるからやるべきではないという話になりがちだけど、特にスマートフォンは文章を範囲選択しづらいし、フォントスタイルやイメージなども保存しておこうと思えば、スクリーンショットのが楽だ。 自分自身もスマートフォンにおいてはスクリーンショット画像をそのまま Evernote などに保存する事が多い。それでもあまり困らな
ネットのニュースでもテレビのバラエティでも、Z世代はどうだとか、世代間ギャップがどうといった話を目にする機会は多い。「Z世代」とは1996年ごろから2010年ごろまでに生まれた人で、現時点で10代から20代中盤ぐらいまでを指す言葉である。X世代、ミレニアム世代(Y世代)と来て、その次なのでZ世代というわけだ。ちなみにZ世代の次は、アルファベットが最後まで行ったので、α世代というそうである。 若者層のトレンドや消費動向を分析するということは、それこそ昔から行なわれてきた。若者層は情報伝達が早く、瞬間的に集中して一点に消費活動を行なう、すなわちブームを作るので、そこをうまく仕掛ければ、もうかるからである。低価格なスイーツやドリンクといった消費材はもちろん、自動車のような高額商品でも、残りの人生が長いのでローンも通りやすい。 だが昨今のZ世代に関する論説を読んでみると、市場としての若者分析ではな
災害のときどうする? 字幕つきYouTubeに慣れて「ラジオを聴き取れない若者たち」急増 社会・政治FLASH編集部 記事投稿日:2022.05.21 15:25 最終更新日:2022.07.18 21:10 5月10日、警視庁の警備部災害対策課がツイッターに投稿したつぶやきが話題を呼んでいる。「小学生の娘がラジオを聴き取れない」という内容だ。 《ラジオを聴いたことがない小学生の娘と一緒に放送を聴いてみました。感想は「何を言っているのか聴きとれない」とのこと。視覚からの情報が多い現在、耳からの情報には多少の慣れが必要なのでしょうか?ラジオは災害時の重要な情報源、家族でラジオに耳を傾けるのも防災対策の一つになるのでは…》 【関連記事:全国で地震連発「昭和の南海地震直前に酷似」と専門家が警告】 このツイートに対して、SNS上ではさまざまな声が寄せられた。 《テレビもいちいちテロップが付くので、
民間調査では「20代の半数近く」が倍速視聴経験者 映画やドラマなどの動画を初見で「倍速視聴」「10秒飛ばし」する習慣が広がっている。倍速視聴とは動画を1.5倍速、2倍速といった早送りで観ること。10秒飛ばしとは、冗長なシーンを文字通り飛ばす目的で10秒後にスキップすること。いずれも時短視聴ニーズを叶えるもので、各種の定額制動画配信サービスほか、YouTubeやABEMAといった無料動画配信メディアの多くにも実装されている機能だ。 筆者は2021年3月、「『映画を早送りで観る人たち』の出現が示す、恐ろしい未来」という記事を執筆し、倍速視聴と10秒飛ばしの背景として、【1】配信サービスの出現によって安価に観られる作品が増えたこと、【2】コスパ(コストパフォーマンス)を求める人が増えたこと、【3】セリフですべてを説明する映像作品が増えたこと――の3点を挙げた。同記事には大きな反響があったため、そ
首都圏で分譲マンションを手掛けるFJネクストホールディングス(東京都新宿区)が3月24日に公開した調査結果「Z世代 ひとり暮らしの生活事情」で、若者の3割(30.1%)がテレビを見ていないことが分かった。 テレビとネット配信の視聴パターンについて聞いたところ、多くの人は両方を見ているものの、半数近く(46.3%)はネット配信が中心だった。 「テレビ番組しか見ない」は13.3%と少数派。「ネット配信しか見ない」の21.8%と「両方とも見ない」の8.3%を合わせ、30.1%がテレビを見ていなかった。 一方で動画や音楽のサブスクは7割(69.5%)が利用していた。1カ月の平均金額は2701円。FJネクストホールディングスは「手軽に面白いコンテンツを視聴できるため、この世代の必需品となりつつあるようだ」と話している。
先週から「経済学101」にて、経済学者ノア・スミスによる、主にZ世代の若者たちが唱える「終末論」について批判的に分析した記事、および若者たちの不幸の原因をスマートフォン(とソーシャルメディア)に見出す記事が、翻訳されて投稿されている。どちらも大変おもしろいのだが、あまり読まれていないようで勿体ない。 みなさん、以下の記事を読むように。 note.com note.com 「スマホ悪玉論」といえば、記事中でも取り上げられている社会学者ジーン・トゥエンジの著書 iGen: Why Today's Super-Connected Kids Are Growing Up Less Rebellious, More Tolerant, Less Happy--and Completely Unprepared for Adulthood--and What That Means for the Re
Kohei Kawaguch-i-Sunada @mixingale 今年の授業はSlackじゃなくてDiscordにしたんだけど、それだけで学生の反応がぜんぜんちがってびっくりした。サーバーに参加した学生同士で勝手に会話を始めている。SlackでもDiscordでも機能的にみて同じようなもんでしょと思ってたけど、UIとコンテクストがちがうと受け止め方が全然違うんだな。 2022-09-01 16:04:34 Kohei Kawaguch-i-Sunada @mixingale 娘曰く、DiscordはLINEやWeChatとちがって吹き出しがでないのがいいらしい。吹き出しがでると「私が発言してます」って感じが強く出て緊張してしまうらしい。それは僕は気にしたことがなかった。UI/UXが生み出すちがいって、そういう特定の層の感受性にのみ働きかける繊細なちがいの積み重ねなんだな。 2022-0
同世代や趣味が近いユーザー同士が匿名でグループ通話できるSNS「Yay!」のユーザーが200万人を突破したと、運営元のベンチャー企業・ナナメウエが発表した。今年1月のサービス開始から11カ月間で達成した。投稿など1日のやりとりの数も、500万回を超えたという。 Yay!は、同世代のユーザー同士や、趣味嗜好が近い人同士をアルゴリズムでマッチングさせ、音声通話やビデオ通話、メッセージのやりとりなどができるSNS。 中学生以上向けのサービス。現在のユーザーは22歳未満が8割を占め、中でも16~19歳が多いという。 グループ通話をオンにしたままテレビを見て思ったことを話したり、一緒にゲームしたりするなど、「今やっていること」を共有するユーザーが多いという。滞在時間やアクティブ率も高水準を維持しているという。 学生限定コミュニティー「ひま部」を運営するナナメウエが開発した。サービスコンセプトは「すべ
せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。http://seidansha.com ニュース3面鏡 インターネットの登場以来、以前にもまして巷にはニュースがあふれ返っています。そうしたニュースや出来事の中から、DOL編集部が気になる出来事を厳選し、正面のみならず右から左から、価値あるニュース、楽しいニュースをお届けします。 バックナンバー一覧 「タイムパフォーマンス(以下、タイパ)」という言葉を耳にしたことがあるだろうか。タイパとは時間効率や、時間対効果と同義の和製英語で90年代後半~00年代前半に生まれた「Z世代」に広く浸透した消費行動だという。謎が多い“タイパ”の実態について、企業や専門家に話を聞いた。(清談社 真島加代) タイパニーズに応える さまざまなサービス 近年、タイムパフォーマンス(以下、タイ
映画やドラマなどの動画を初見で「倍速視聴」「10秒飛ばし」する習慣が広がる背景について考察した筆者の記事「映画を早送りで観る人たち」シリーズ(全9回)は昨年、SNSで大きな話題になり、テレビなどのメディアにも取り上げられた。それだけ世間の関心が高いテーマであることを改めて実感した次第である。 先日、同シリーズに追加取材と大幅な加筆を行った『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形』(光文社新書)という本を出した。同書中、倍速視聴積極派のひとりとして登場するのが、ゆめめさんだ。 彼女は会社勤めの傍ら、「note」で若者のトレンドや消費動向をリポートする「ワカモノのトリセツ」を同世代の相方ほっちさんと共同運営している。同サイトで2019年10月時点で早くも、「倍速視聴とスキップ視聴が若者の行動として当たり前になっている」と指摘していた。 ゆめめさんは1995年
大学生の中でも「分断」がある 2021年12月2日、筆者は青山学院大学の授業「多様化するメディア」(担当:久保田進彦教授)のゲスト講師として、「映像作品の倍速視聴・10秒飛ばし習慣」についてリモート講義を行い、受講した学生(2〜4年生)にアンケートを取った。 結果は、倍速視聴を「よくする」「ときどきする」が66.5%、「あまりしない」も含めれば87.6%。3人に2人が日常的に倍速視聴しており、9割近くが倍速視聴の経験者だった。10秒飛ばしはさらに多く、「よくする」「ときどきする」が75.8%。4人に3人が日常的に10秒飛ばしをしている。「あまりしない」も足せば91.4%、9割以上が10秒飛ばし経験者だった。 講義後に学生から届いたミニレポートには、倍速視聴・10秒飛ばし経験者と未経験者、あるいは肯定派と否定派の所感がずらりと並んだ。たとえば、以下はどちらかと言えば否定派の声だ(本記事中のコ
若い世代の「Facebook離れ」が止まらない。東京工科大学が5月20日に発表した〈新入生の「コミュニケーションツール」利用実態調査〉によると、新入生のFacebookの利用は7年連続で減少。2014年の21.3%から2021年には7.8%まで落ち込んでいる。一方でLINEは2014年の88.7%から右肩上がりで、2021年には99.5%とほぼ全員が利用、Instagramも調査を開始した2015年の15.1%から6年連続の増加で69.9%まで伸長している。加速する若者のFacebook離れ、当の若い世代の人たちはどう考えているのだろうか。 よく知らない人からの「友達申請」が怖い メーカーに勤める20代の女性会社員・Aさんは、Facebookのアカウントを持っているものの、今は放置状態。「Facebookの友達申請とタイムラインが面倒」だという。 「一度会っただけの取引先のおじさんが、私の
音楽ストリーミングサービスを手がけるスウェーデンのSpotifyは8月16日、世界のZ世代(18~24歳)が最も聞いているポッドキャストのジャンルは「メンタルヘルス」だという調査結果を発表した。「Z世代は昨年よりもストレスを感じているということが明らかになった」という。 デジタルオーディオに関するデータから世界におけるZ世代のカルチャーとトレンドを分析するSpotifyの年次報告書「Culture Next」2022年版で明らかにした。これによるとメンタルヘルス分野のポッドキャスト再生回数は前年比(第1四半期)で62%増加。Z世代の67%がストレスや不安に対処するために音楽、ポッドキャストなどを利用していたという。 日本に住むZ世代のポッドキャストリスナーは前年比で91%増加し、メンタルヘルス分野の再生回数は400%増えた(前年の5倍)。Spotifyは「日本に住むZ世代のおよそ半数は『難
「アムラー」「厚底ブーツ」などのギャルファッションが流行した1990年代に“女子高生のアイコン”として認識されたアイテムのひとつが「ルーズソックス」だ。実はいま、ブームが再燃しているという。一体、なぜ──。 「先日、高校1年生の娘がルーズソックスを買ってきました。懐かしさのあまり驚いたのと同時に、なぜイマドキの10代の子が? と不思議に思いました」 都内在住の40代男性はそう語る。娘の格好は、茶髪やガングロといった1990年代半ばに流行した「コギャル」とは全く違っていて、黒髪でスカート丈も校則に沿った「優等生」だという。 「娘は私たちが高校生だった時代と比べると、ずいぶん大人しい印象です。妻とも一緒にカラオケに行ったりするほど仲が良いですし、派手なメイクや格好なんて全く縁がありません」(男性) ルーズソックスといえば「コギャル」のイメージがあり、流行当時は女子高生の派手なファッションと援助
新型コロナウイルスの感染拡大を理由に、修学旅行の中止や延期が相次いでいる。文筆家の御田寺圭さんは「TikTokは中高生の嘆きで溢れている。『コロナ対策』としてあっさり中止を決めているようだが、その影響は残り続けるだろう」という――。 TikTokに溢れる中高生の阿鼻叫喚 新型コロナウイルス「オミクロン株」の急拡大を受け、全国では中高生の修学旅行の中止など、各種行事の取りやめや縮小開催が相次いでいる。 それを受けて、若者たちがいまもっとも活発に利用してコミュニケーションをとっているSNSである「TikTok」では、まさしく「阿鼻叫喚」としか言いようがない光景が広がっている。修学旅行の縮小、延期、旅程変更を我慢した末につきつけられた「中止」の二文字――泣き崩れたり、怒りをあらわにしたりする中高生の姿がそこかしこに映し出されていた。 かれらの心痛は想像に余りある。現時点でも数多くの投稿があり、毎
若い世代の「価値観」は新たな環境の変化でどんどん進化を繰り返すといわれます。「おひとりさま」や「草食系男子」「年の差婚」などの言葉を世に広めたマーケティングライターの牛窪恵さんが、「ゆとり世代(さとり世代)」、「Z世代」の考え方、ものの見方について読み解きます。 マーケティングライターで、世代・トレンド評論家の牛窪恵(うしくぼ・めぐみ)です。 前回、「なぜゆとり世代は「コスパ」で、Z世代は「タムパ」なのか?」にたくさんの反響を頂き、ありがとうございました。 今回は、「次回扱ってほしいテーマ」として多くご意見をいただいた、Z世代とゆとり世代の「働き方」について、私なりの観点からお伝えしたいと思います。 会社に「しがみつかない」 Z世代の職業観は? 2021年9月、サントリーホールディングスの新浪剛史社長は、経済同友会のセミナーで「45歳定年制」の推奨ともとれる発言をし、物議をかもしました。
新型コロナウイルス感染症の拡大は日本の春の別れの季節を直撃し、全国の学校では卒業式が開催されない事態が相次いでいる。そんな中、Twitterに投稿された中学生たちによるお手製の『マインクラフト』卒業式が国内外で大きな話題となり、記事執筆時点で2.7万リツイートを記録している。 (画像は柏原周平氏のTwitterより) これは長野県在住の柏原周平氏が紹介したもので、柏原氏がいつもと違った様子で『マインクラフト』を遊んでいる息子に「何やってんの?」と聞いてみたところ、「みんなで卒業式をやることにした」という返答がかえってきたという。 『マインクラフト』を通じたオンライン卒業式は、同ゲームをこれまで5年プレイしてきたMiakunさんが中心となって企画・運営されたものだ。卒業式は実際のそれと同じように入場シーンから始まり、来賓の挨拶、卒業証書の授与、さらに記念撮影と本格的な内容となっている。 ただ
Z世代の若者たちはTikTokに刺激を求めている TikTokはZ世代と呼ばれる若者の間で人気のSNSです。僕たちの調査結果で、10~20代の約26%、10代女性は50%近くが利用していることが分かりました。 そんなTikTokではどんな動画が人気で、どんな共通点があるのでしょうか。2021年11月~2022年7月に一般人から投稿され、10万回以上再生された、いわゆる“バズった”動画を分析すると、3つのインサイト(人を動かす隠れた心理)が浮かび上がってきました。 ①「知りたい・学びたい」……知らない世界や日常に役立つことを知りたい・学びたいというインサイトに応える動画 ②「共感したい」……自分と同じような愚痴や悩み、憤りなどを抱えた人に共感したいというインサイトに応える動画 ③「刺激を受けたい」……新しいインフルエンサーの手法、推し活、間接自慢を知り、自分も取り入れたいというインサイトに応
彼女の父親はその後、スミスさんがネット上でいじめを受けていたことをメディアに語った。 スミスさんの家族に起きた悲劇は、ネット上のいじめ行為などを取り締まるため、ソーシャルメディアの規制強化を求める声を高めた。 しかしその数日後、意外な事実が発覚した。 スミスさんがいじめを受けていたオンライン・プラットフォームが、問題のメッセージの多くがスミスさん自身のIPアドレスから送信されており、彼女自身がそれらを送信したと示唆するコメントを発表したのだ。 自分自身を傷つける内容をネット上で匿名で投稿するなどの行為は、研究者や心理学者の間で「デジタル自傷行為」と呼ばれており、近年、問題意識が高まっている。 7月には、デジタル自傷行為を行う10代の若者と、希死念慮を抱いたり自殺を図ったりすることの間に関係性があるという研究結果が発表された。デジタル自傷行為をおこなった10代の若者は、希死念慮を抱く確率が5
Z世代は、SNSネーティブとして多種多様なSNSや動画配信(共有)サービスを使い倒している。2022年3月には、月200人のZ世代と接するSHIBUYA109 lab.所長の長田麻衣氏が、Z世代のSNSの活用法について解説した。今回はその第2弾として、SNSの使い分け方から情報収集、そして商品の購入に至るまでの行動を深掘りする。 前回に引き続き、SHIBUYA109エンタテイメント(東京・渋谷)が運営する若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.」が実施した、「Z世代のSNSによる消費行動に関する意識調査」やZ世代へのヒアリングを基に、SHIBUYA109 lab.所長の長田麻衣氏が解説する(画像/Shutterstock) ▼前回の記事 Z世代のSNS利用実態を分析 「ウェブ検索しない」は本当か? Z世代は、日常生活における様々なカテゴリーの消費において、「失敗したくない
演劇を鑑賞する客層が高齢化している あるとき、演劇業界に在籍するという読者から、かれが身を置く業界の行く末を憂慮する手紙を受けとったことがあった。コロナによる興行中止や規模縮小のあおりを受け、数字でも目に見えて業界はいま苦しい状況にあるが、それとは別に憂慮すべき「懸念材料」が、このパンデミックが始まる前からあったのだという。 すなわち、客層の高齢化である。 手紙の送り主は、いまの主たる顧客がいなくなってしまえば、それと一緒に舞台芸術も商業的に成り立たなくなってしまうのではないかと不安を綴っていた。そして「なぜ若者は舞台芸術に親しまなくなったのでしょうか?」と締めくくられていた。 舞台の観劇にやってくるのは、実際のところ中高年世代が中心であり、20~30代の若い世代は(マンガやアニメ作品とのメディアミックス的な位置付けであるいわゆる「2.5次元」と呼ばれるジャンルを例外として)たしかに舞台鑑
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)では、8月14日(月)と15日(火)の2日間にわたって「『マイナビ 閃光ライオット2023 Produced by SCHOOL OF LOCK!』ライブ音源スペシャル」を放送。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、このイベントに出場したファイナリスト9組の感想を伝え、特別審査員のコメントを代読しました。出場順に紹介します。 『マイナビ 閃光ライオット 2023 produced by SCHOOL OF LOCK!』は、番組とSony Musicがタッグを組んで贈る10代アーティスト限定の“音楽の甲子園”です(コロナ禍で開催しなかった3年間に20歳にな
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