ごみピットで火災が発生し、一般ごみの受け入れと処理を停止している朝日環境センター 収集場所に高く積み上がったごみ=8日午前、川口市内 ごみが未回収のまま一部で山積みとなった川口市 ごみ焼却施設の火災の影響で9、10日の一般ごみの収集を全域で停止する埼玉県の川口市は8日、ごみを出さないよう市民に呼びかけた。施設の復旧は数カ月かかるとみられ、市は近隣自治体にごみの受け入れや処理を行えないか協議を進めている。市内には一部で収集されないまま山積みになっているごみ置き場もあり、市民からは不満と不安の声が上がっている。 火災は3日午後9時ごろ、川口市朝日の朝日環境センターの、収集したごみを一時的にためる「ごみピット」で発生。けが人はいなかったが、鎮火するまでに約27時間かかった。出火原因は調査中だが、ごみに発火物が混じっていたとみられている。 市は市民60万人のごみ処理を市内2カ所の環境センターで行っ