はじめに アプリケーションの開発では、やっぱり認証・認可の部分は辛みが多い部分かなと思います。 SupabaseやFirebaseのAuthenticationやNextAuthなど認証・認可のサービス・ソフトウェアは様々ありますね。 先日のVercel Shipでも発表があったClerkという認証サービスを個人開発に導入してみたのですがかなり開発体験が良く、従来の認証・認可の実装の際にぶち当たる辛みがかなり少なかったので、今回はClerkを使った認証・認可周りの知見を共有できたらと思います。 Clerkとは Clerkとは、Clerk社が提供するフロントエンドフレームワーク(example: Next.js, React)向けの認証・認可サービスです。認証処理の提供のみならず、Clerkが標準で提供する認証情報コンポーネント(例えば、新規登録フォームのコンポーネントである<SignUp