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メイリオ + Consolas の等幅フォントが欲しい
font programming batプログラミングでは Myrica は見やすいのですが、メーラーで日本語主体の文章を読み書きするためにはちょっとクセが強すぎるので、もう少しシンプルなフォントが欲しくなってきました。
ちょうどメイリオ*1とConsolas*2を合わせて、等幅にしたようなものがあれば良いんですが、そんあ都合の良いものはないんですよね。
† 等幅のメイリオ MeiryoKe_Console
メイリオを等幅化したものとしては、メイリオを改造した MeiryoKe に含まれている MeiryoKe_Console とというものがあります。英数字を Consolas +日本語をメイリオで表示するためには以下のようにレジストリを書き換えて Consolas と MeiryoKe をリンクさせてやる方法があります。
上記は MeiryoKe が meiryoKe_650r1.ttc というファイルでインストールされている場合の設定なので、MeiryoKe バージョンに合わせて書き換える必要があります。
† FontForge でフォントをマージする
上記のレジストリを書き換える方法はお手軽ですが Firefox や Thunderbird には効かないという大きな問題があります。仕方がないので FontForge という OSS のフォントエディタを使って自分用に MeiryoKe と Consolas をマージしたフォントを作ってしまうことにしました。
Consolas は Em Size が 2048 ですが、文字幅が 1126 となっている*3ので、そのまま MeiryoKe と合成すると日本語と英数字が混在すると等幅にならなくなってしまいます。このため、まず Consolas の文字幅を 1024 に変更してから、MeiryoKe とマージしてやります。
具体的な手順としてはこんな感じです。
- メニュー「編集」→「選択」→「出力に値するグリフ」を選択
- メニュー「エレメント」→「変形」→「変形」を選択
- プルダウンから「移動...」を選択肢、X の欄に -51 を入力して OK
- メニュー「メトリック」→「幅を設定」を選択
- グリフ幅の設定値の欄に 1024 を指定
次に MeiryoKe とマージするのはこんな感じ。
- メニュー「エレメント」→「フォントの統合」を選択
- ファイル選択ダイアログで MeiryoKe.ttc を指定
- MeiryoKe_Console を選択
最後に名前を変更して出力するのはこんな感じ。
- メニュー「エレメント」→「フォント情報」を選択
- フォント名を適当なもの(例えば MeiryoKeConsolas とか)に変更
- メニュー「ファイル」→「フォントを出力...」を選択
- TrueType フォントとして出力
初めてなので細かい設定とか全く弄っていませんが、とりあえず2つのフォントを合体させたフォントを作ることができました。
- *1: Meiryo font family - Typography | Microsoft Docs
- *2: Consolas font family - Typography | Microsoft Docs
- *3: フォントの合成 - ふなWiki
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