画像は、船窓から覗む、「寒風干しサンマ・船上造り」
…12月4日夕方、いわき船団の船に乗船している後輩から電話があり、
北海道・根室船団、福島・いわき船団では数隻が、
本船所属の宮城船団では1隻が、今期のサンマ漁を終漁…
漁を切り揚げたとの報があった…!
さすがに、ここ数日の漁模様では仕方ない…
新たな群れの流入が待たれるが…
…5日・12時銚子出港!
微速で2時間程北上、鹿島工業港の鉄塔群を望む海上にて航走ストップ。
西に落ちていく夕陽を見ながら日暮れを待つ…
今夜こそ… と思いながら…
目標まで、もうあと一踏ん張りが必要な本船!
なんとかならないものか…
漁模様の回復を祈る思いが、私には強い…!
15時30分、S/B。
16時20分・日没。
日没後、調査航走。
18時頃に1回目操業、魚体組成は若干良いが、漁獲は僅か…
最近のパターン、例によってサンマが見えない…
漁撈長による必死の調査航走も、なかなか群れにはあたらない…
薄群れを数回操業するも、漁獲は伸びない…
これほどまでサンマが見えないと、指揮をとる各船の漁撈長方は
相当疲れるであろう…
上部操舵室の窓から覗く時に見える本船の漁撈長の眼は、真っ赤…!
乗組員とは比にならない程、眼と神経を酷使…。
相当な集中力を要求される職種である…!
薄群れであっても、操業しなければならない場合もある…
調査航走・薄群れ操業を繰り返すも、入魚魚艙にサンマは貯まらない…
そんな中、南三陸沿岸沿いで僚船が少し纏まった群れを操業中との報!
3時・付近操業中の各船と共に北上!
あまりにも漁模様が悪くなった南海区を諦め、
5時、漁灯を仕舞い帰途航走 女川向け。
12時・女川入港!
海況が悪くなる為、水揚げ後は気仙沼向け迴航…
14時30分・気仙沼入港。
時化休みとなった…!