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Kanaheiのデンマーク生活

糖尿病の勉強をしたくてきたデンマークでの紆余曲折な生活を日記として残しています。

昼下がりの猫たち

2007年01月31日 | おもしろい人・おもしろいもの
 初めての冬はヨーロッパを襲った大寒波だった。デンマークには他の国ほどの被害はなかったものの、それでも寒く、でもはじめてだし「こんなもんか」と思った。
 2度目の冬は異様に長く、4月まで雪が降っていた。天気ももっと鬱々としていて、暗さが永遠に続くかと思われた。(でもその後夏らしいすばらしい夏が来た)
 3度目の今年の冬は記録的な暖冬とかで、たしかに「こんなに暖かくていいはずがない!」と妙に不安になるほど暖かいし、寒いは寒いけど晴天で日中ずっと明るい日もあるので、やっぱり「これじゃあきっと冷夏になるな・・・」などと不吉なことを考えてしまいます。

 それはともかく、最近我が家にあの「みす」が戻ってきました。夏の終わりごろにどこからともなくやってきては、うちのアパートのあちこちでえさをもらっていた、三毛猫のみすです。あの、まだ子猫っぽさが抜けない、愛くるしかったみす。それがしばらく見ないうちに、いかにもふてぶてしい、まさに野良猫らしい体格の成猫になっておりました・・・。
 実はこれまでもたびたび姿を見かけてはいたのですが、見るたびに子猫の頃のような人懐っこさが薄れて行き、窓を開けてもびっくりして逃げる、もしくは隣の家へ逃げ込むので、愛は冷めたものだと諦めていたのです。
 が、寒さ厳しくなってきた最近、たまたま外にいることに耐え切れなくなったのか、外からうちの窓をじーっとみており、中へ呼んであげたら素直に入ってきて、なんだかそれ以来また毎日通うようになって来ました。しかも大人になったみすは、堂々と我々のベッドで昼寝までしていくようになりました・・・。

 なんだか気分は「浮気性で薄情な彼女をもちつつ、いつまでもそんな女にはっきりNOを言えない、だらしない男」な気分です。しかも極たまに泊まりに来てくれる愛人(ヨナス姉マリアさんとこの飼い猫ジンジャーをたまに預かっている)の不倫相手でもあり、みたいな。ドロドロな(猫)メロドラマができそうな、私と私にまつわる猫たち・・・ふふふ。

 江國香織の小説を2冊(ほぼ不倫関係)読み、猫であれこれ妄想にふけった、病み上がりの午後でした。(だいぶ危ない)

今度はエミネム

2007年01月31日 | おもしろい人・おもしろいもの
 ようやく回復したものの、まだ朝目覚めると寝汗でしっとり、寒いほどです。風邪のせいなのかなんなのか、また昨晩も奇妙な夢をみたのですが・・・。

 夢の中で、なぜか、なーぜーか、エミネムと一緒に病棟実習をしているのです。男性看護師の白衣を着たエミネムですが、やっぱり見た目怖く、人を寄せ付けないオーラバリバリです。
 周りのスタッフとも打ち解けず、孤立し一人もくもくと記録を書き上げるエミネム。なんとなく気になって隣に座り「あなたが前に担当してた患者さんの00君、治療方針が立って転院したらしいよ」と恐々話しかけると、意外にもちょっと嬉しそうに「そうなんだ。あの時は俺もそうするべきだと思ってたんだ」などどしゃべりだすエミネム。なんだ、いいやつじゃーん。やっぱり人は見た目で判断しちゃいけないね!と教えてくれたエミネムなのでした。
(そしてその後もエミネムはしゃべり続けるのですが、ふと英語ができない私は夢の中で客観的になり、「私は何語で彼としゃべってるんだ?」と不思議に思うという・・・)

 ・・・と、これはこれで何かしら私の願望?希望?「人間対人間話せばわかる」が垣間見れる夢なのですが、しかし相手がエミネムというのはまったくもって謎です。一体どこからこの設定は来たのでしょう・・・。そして次は一体どんな人がでてくるのでしょう???

ヨナス賛美

2007年01月30日 | わたくしごと
 シルクのパジャマでヨナスの悪口を言ってしまったので、今回はその罪滅ぼしとして、風邪をひいていた私にしてくれた、ヨナスのすばらしい~行いをご紹介したいと思います。若干おのろけに響くかもしれませんが、そう滅多におのろけることもないのでお許しを・・・。

・呼ぶとすぐに来て手を握ってくれる。(仕事がないときは)
・日曜日でも私が欲しいものを求めて買い物にでてくれる。
・フルーツなどむいて食べさせてくれる。
・布団と体の間に隙間がないよう、しっかり包んでくれる。
・熱でふらふらの私を気分転換にリビングの窓まで支えつつ散歩(?)へ連れて行ってくれる。
・汗をかいたらおしぼりなど持ってきてくれる。
・ちり紙などで散らかったベッドサイドを片付けてくれる。
・夕ごはんも私が食べれなくとも寝室に自分の夕飯を持ってきて食べ、私がなにか食べれそうなものはないか、いちいち聞いてくれる。そして小さく切って食べさせてくれる。
・昨晩、まだ熱があるとわかった時点ですぐに病棟へ代わりに電話してくれた。
・咳き込んだり、発熱で関節が痛いときにさすってくれる。
・退屈だろうから、とソファーをベッドのように設えTVを見せてくれた。
・外出するとき、ちゃんと枕元に携帯を置いていってくれる。
などなど。

 前に「もしも私に介護が必要になったりした時、面倒みてくれる?」とあまり期待せずに聞いたら、「もちろん」と即答してくれて、ああこの外国ででも大丈夫かもしれない、この人となら大丈夫だ、とものすごく安心したことがあります(でもこの後「でも女の人の方が長生きするから、逆の可能性の方が高いかもしれないけど・・・」とも言ってたけど)。今回もこまごまとよく働いてくれたヨナス、まあたまにはこの前みたいにちょっと気遣いが足りないと思うときもあるけど、でもまあそれはお互い様なので、いいところをしっかりみて、ほめて、(将来に向け)伸ばしていきたいです。

 ありがとうね、ヨナスさん。これからもよろしく。

再ダウン

2007年01月29日 | わたくしごと
 やっぱりだめでした・・・。風邪(インフルエンザ?)をぶりかえし、今日は一日寝込んでます。熱がさがらない~。明日仕事またお休みかもです・・・。昨日、掃除&床のワックスかけまでしたのがいけなかったか、もっと休むべきでした。

 コメントなどたくさんいただいてありがとうございます。一部心配をおかけした方々、ヨナスとはもう大丈夫ですよ~。しっかり仲直りしました(昨日、あのブログが原因でけんかになった)。またコメントのお返事はゆっくり後ほどさせていただきます~。

 うう、また体が痛いのでベッドに戻ります。

シルクのパジャマ

2007年01月27日 | デンマーク人って
 去年のクリスマスプレゼントとして、ヨナスから純白シルクのパジャマをもらいました。

 デンマーク人は、誕生日、クリスマスなど、毎回「プレゼントの希望リスト」を出す習慣があり、それはつまり「希望のもの以外欲しくない。余計なことはするな」的アピールでもあり、そのリスト以外のものをあげた場合、よっぽどその人のことをわかってる贈り物でない限り(それが当たった場合はすごく喜ばれるけど)、容赦なくお店で返品や交換されてしまいます。
 
 日本人の私としてはどうもそのリストを出す習慣に慣れず、ヨナス姉マリアさんのように「A社の~という商品で色は白、サイズは00」という超具体的要求(しかも10個どころではない)をすることが憚られ、ヨナスにすらいつもかなり大まかな希望を告げるだけにしていました。

 そんなことがあって、結局いつもヨナスからは微妙なものばかりもらっているわけですが、今回もらったシルクのパジャマを見たとき「この人って私のことわかってないんだわ」とちょっとがっくりきました。

 確かに私はクリスマス前にデパートを一緒に歩いていたとき「こういう温かいパジャマがほしい」とは言いました。が、そのとき見ていたのは綿100%のふわふわしたものです。私は羊や猫をはじめ、ふわふわしたものが好きで、それは彼もわかっているはず。ましてやパジャマなんて吸湿性のいい綿でがんがん洗えるものが好きで愛用しています。なのにどうしてシルクなんて・・・。手洗いで面倒だし、白で汚れが気になるし、しかもつるつるしてて寒い!ことごとく私の好みに反するので「なんでこれを選んだんだろう???」と疑問ばかり浮かびます。

 物がどうこうということではないんです。これが友達や知り合いからもらったものならともかく、一番そばにいて私の好みを聞かされて生活しているヨナスからということが、悲しいというか情けないというか・・・。よっぽど返品に行こうかと思ったのですが、なんとなくやっぱり贈り物を返品交換というのも気が引け、しかも結局そこの店には他にもシルクしかないとのことで諦めましたけど・・・。

 このシルクパジャマは「この人わかってないわ」の象徴的贈り物だったわけですが、そのほかにも一緒に生活していながらも、日常的に「わかってないわ」的出来事が多々目に付くヨナス。
 たとえば食器棚の配置であったり(なんで毎日使ってるものの位置がわからんのか)、在庫を見ずに買い物へ行ってしまうこと(冷凍庫には鳥のささみ肉とパプリカが大量にある)、洗濯物をたたんでもタンスにしまわない(日本へ行っている1ヶ月間私の下着など外に出しっぱなしだった。しまう場所を知っていながら)、などなどあげればきりがないのですが、「君は普段私のなにを見ているの」ということが本当に多いのです。

 だいたいデンマーク人だし、察するとかそういうことに鈍いんだとか、ラテン男のようにマメじゃないんだから(もっともラテン男は初めだけマメという噂だけど)とか納得を試みるのですが、でもちょっと待って!いくら隣の芝生は青くみえるとはいえ、やっぱりヨナスのわかってない度は他の男性と比べても高い気がする・・・ということは私のアピール不足もしくはその方法が悪いということなのでしょうか・・・。うーん、やはり言ってなんぼなんですかね。

 今年はシルクパジャマの二の舞を踏まぬよう、私の好き嫌い、こうして欲しいとかを明確に示し、刷り込んでいかねばと思います。

熱にうかされ

2007年01月26日 | おもしろい人・おもしろいもの
 なんだか、気がつかないところで疲労が蓄積してるのか、今日は風邪で仕事を休んでしまいました。朝、それでもなんとかバスに乗って病院へ向かったのですが、途中で関節痛&悪寒、そして吐き気で下車。こりゃだめだ、と職場に電話して引き返してきました。

 結局、昼もず~~~っと寝続けて、途中で起きて夢遊病者のようにおかきをボリボリ食べ(ヨナスびびる)、また眠り、なんとか熱は下がったようです。で、熱で寝ていると不思議な夢をみるのですが、今回もまたさっぱり意味不明な夢ばかり。

 「ヨナス母の新恋人」
 ヨナス母の新しい恋人ができたというので、ヨナスと姉マリアさんが会いに。帰ってきた彼らはかなり驚いていて、どんな人だったの?と聞くと「いや・・・これは大変なことになるよ。一体どうしてこんなことになったのかわからない。あんな有名な人・・・」と。
 数日後私も含めて、もう一度新恋人とお母さんに会いに行くと、そこにいた彼氏がなんとレオナルド=ディカプリオ?!なぜ?!二人はとてもラブラブで、というかレオ様の方がお母さんにぞっこんの様子。近い将来は二人で牧場を経営しようとまで話しています。
 ヨナスとヨナス姉は「マスコミが来て大変なことになる」とか「ファンに殺されるんじゃないか」と気をもんでいる・・・という夢。

「兄に似てるよね」
 友達のだんなさんの弟(一回しか会ったことない。三男)がなぜかうちに遊びに来ており、しかもティーンなはずの彼はなぜか2歳児くらいに戻っている。かわいいので、「たしか彼はモルモットを飼っていたし、動物が好きなんだよ」と、近所の猫を見せたり、私が昔飼っていたハムスターの写真を見せたりして遊びつつ、ヨナスと「でもさーこの子、R(友達のだんなさん。次男)よりもM(長男)に似てるよね~」と話していると、みるみるうちにその2歳児の顔がMの顔へと変わっていく・・という(ちょっと怖い)夢。

 夢って不思議です。なんでここでそんな人が出てくるの?ということや、なんでそうなるの?ということばかりで。「夢はその人の心の奥底にある願望」などとよく言いますが、だいたいと言っていいほど、私の夢は支離滅裂で、一体それらの夢が私のどんな願望を表しているのでしょう・・・?夢診断とかしたいです。

遅刻

2007年01月24日 | デンナースへの道
 日本を発つ日、荷物をさんざスーツケースに詰め込んで前の晩寝たのに、翌日おきて発つ支度をしていると、またあれもこれも持っていきたい洋服や荷物がでてきて、出発時刻はどんどん近づき、もう乗り遅れる!!!!

 という夢を見て、ヨナスに揺すり起こされて時計をみると午前8時。起床予定時刻は5時です。とりあえず病棟に電話しなきゃと携帯をとるも寝ぼけてて操作方法がすぐに思い出せないくらいパニックでした。

 病棟へ電話すると婦長さんがでて、「今ちょうど、香苗はどこにいるのかな~って思ってたとこよ~。まあ落ち着いていらっしゃい。落ち着いてね!」と。器の大きい(というかデンマークでは普通?)人でよかった・・・。

 今更焦ってもしょうがないしと、とりあえずお昼のサンドイッチを適当にこさえ、普段どおりよりは控えめにメイクし(普段どおりだとさすがに”遅刻したくせに!”と思われそうで)、朝ごはんにお茶漬けを食べ出かけたのですが、いつも乗るバスがなんとストライキ。こんな日に限って・・・。

 結局病棟についたのは9時半ごろだったのですが、着いたらみんなのんびり朝ごはんを食べてました。遅刻したお詫び、なんてものはこの国では誰もしないだろうけど、一応、今日はがんばっておばあちゃん2人をシャワーにいれ、デンマークで初めての静脈注射もし、初めて看護記録も書いたり、まだ仕事が終わってない人の分も手伝ったりで、30分残業なんてものもしてみました。

 遅刻はやっぱりいけないけど(いくら私がエクストラスタッフだとはいえ)、でもいつも必ず当日になって病欠や遅刻する人が多いデンマークの職場、こういうときはやっぱり気が楽です・・・。日本でだったら(特に大学病院)「死んでも来い、死ぬなら仕事が終わってから死ね」ですからね。

15分後に

2007年01月21日 | デンナースへの道
 毎週金曜日は病棟での仕事ではなく、学校での語学授業です。久しぶりにみんなと会う前に、私は移民局へ出向いてようやっと降りたビザをとりにいってきました。

 もらったビザをもって、まずはじめに本当に色々助けてくれた看護学校のウラ先生のところへご報告へ。ウラも大変喜んでくれて、は~やれやれこれで一安心で実習ができるね!と話していたのですが、そこでウラから聞いた驚愕事実。

 なんとお正月明け、そろそろ私がデンマークへ戻ってくる頃、ウラはいつまでたっても返答をしてこない移民局の私の担当者に、ある日電話で「今日こそは最終的なお返事をいただきたい」と電話窓口に伝えたのだそうですが、窓口の人は「じゃあ今日中に担当者から折り返し電話させますので」といつものように言ったきり(たぶんそういうマニュアル。そして伝えられることはない)、結局連絡はなかったのだそうです。
 そこでついにぶち切れたウラ、翌日すぐインテグレーションミニスター(外国人管理局?移民局の上の省庁)のボスに電話をかけ、クレームを立てました。するとなんと、クレームを立てて15分後、移民局から連絡がありビザがおりたのだそうです!!!信じられなーーーーーい!!!
 ウラも「こんなことって本当に信じられないわ!移民局のやつら、あいつら本当に最低も最低よ!!」と鼻息荒く言っておりましたが、もう、ティピカルとしか言いようがないというか、なんというか・・・。

 もう今後は、これ以上絶対に移民局と闘いたくないので、看護師免許を無事取得し、移民局も顔パスで通るくらいになりたいです・・・。
(デンマークでは外国人のうち、医者、ナース、エンジニアの3大職業が不足しているため、これら職業の人たちは優先してビザが降りるのです)

身体においしい食生活

2007年01月18日 | おいしいもの
 マクロビオティックという食事療法?を行っている友達の影響で、前から雑穀やら自然食品のようなものが気になっていたのですが、今回帰省して実際玄米ご飯など食べてみて「うまい!」と感動し、しこたま材料を買い込んで帰ってきました(なんと手荷物小型スーツケース18kg!)。

 買ったものはひえや粟、高きび、蕎麦の実、玄米、黒米、梅酢など。これらを買うきっかけとなり、購入する際にもとても参考になった雑誌が上のもの。写真をみているだけで身体がよくなりそうな(乗せられすぎ)、そしてなによりおいしそうです。

 そしてこれまた私の好みに的中な「菜菜ごはん」という本(柴田書店カノウユミコ著)。野菜、豆などすべて植物素材でつくる料理(卵も使わない)レシピ集です。
 きのこと根菜のポン酢すし、かぼちゃソテーそば米あんかけ、にんじんの梅酢ドレッシングサラダ、精進ポテトサラダ、などなど、名前を見ているだけでそそられます。しかもこれら、作り方も材料もとてもシンプルなので、この食の辺境デンマークでも作れるもの多し。続編の「ますます菜菜ごはん」も本当においしそうです。

 今日はこれら身体においしい料理にいよいよ本格挑戦!と5時から意気込んでキッチンに立ち、

*中華風おこわ(もち粟ともち米、乾燥ほたて貝柱、桜海老、椎茸、にんじん、油揚げ)
*蕎麦の実入り豆腐ハンバーグ
*長芋と人参、レンズ豆の梅酢ドレッシングサラダ

を作りました。
 豆腐ハンバーグはそのままでは若干物足りなさを感じる、かといってソースをかけてしまうとせっかくの繊細な味がわからなくなる・・・なので次回は何かあんかけ風ソースをつけたいと思います。蕎麦の実は意外にとってもおいしかったです。おこわは水加減のせいで若干ゆるかったものの、でもおいしかった!粟も雑穀くささがまるでなく、もちもちと食べやすかったです。
 長芋は昨日、中華食材屋でなんと1本900円くらいしたのですが、洗濯機の上から落ちたとき「ボキッ!」といい音がして折れるほど水水しく、有機栽培人参の甘さと梅酢のさわやか酸っぱさの組み合わせとで絶妙でした(ヨナスはネバネバ系だめな人なので気持ち悪がっていたけど)。

 ちゃんといい材料で手の込んだものを作ると、お腹も心も充実感があります。実習(日勤)は大変だけど15時には終わるので、これからゆっくり料理する時間もとれそうでうれしいです。元気はつらつで働くためにもしっかり作って食べねば!

 雑穀類のほか、伊勢丹地下でみつけた「八海山の酒糟」というのも大事に持って帰ってきているので(酒糟は意外に保存がきくのでうれしい)、これで近々粕汁でも作ろうかな~と今からウキウキです。

デン看護学生

2007年01月18日 | デンナースへの道
 実習3日目。今日は昨日一緒に回ったオーレという看護師ではなく、SOSU(准看のような人)のリンダという女性について回ったのですが、ベテラン15年勤務のオーレよりも断然気が利くし、丁寧だし、教え方もうまいし、もう言うことなし。楽しく生き生きと仕事ができました。

 今日は患者さんのケアにも実際入るようになり、検温や清拭、トイレ介助、経管栄養などをしたわけですが、たった2年しか現場を離れてないというのに、あれを忘れこれを忘れといった感じで、まるで素人もしくは看護学生のようです。

 看護学生といえば、今の病棟にも看護学生が4人いるのですが、そのうち3人は1年生(昨年9月に入学)の女子で、まだほやほや、高校生のようです。っっがしかし!!恐るべし、というかさすがデンマーク、看護学校1年生にも関わらず、ものすごく態度がでかい!!
 空いてる時間にすすんでカルテを見たり調べ物をするでもなく、ただぼーっとしてるかぺちゃくちゃおしゃべり。そして休憩時間は指導者ナースとともに「まるで同期?!」のごとくかなりラフな感じでおしゃべり。看護師であるはずの私の方がよっぽどビクビクおどおどしています。

 日本で看護学生といったら、常におどおどびくびく、ナースステーションの隅っこで固まり、ナースがいなくなった隙にまるでねずみのようにササーっと出てきてカーデックスを丸写しせんばかりにメモを取りまくり、指導者ナースや先生にはいつもダメだしをされて、一日に100万回は「すいません」を言い、レポートや看護計画に追われて常に睡眠不足で・・・。と今思い出しても本当に恐ろしい時代でした。

 ちなみにデン看護学生の彼女らに聞いたところ、学校の授業は1日たったの5時間のみ。実習もだいたい午前中もしくは午後1時過ぎには終わるのだそうです(そのぶん卒業までは3年8ヶ月?かかる)。まあ、心理学哲学だの本をたくさん読まなければいけないので大変は大変でしょうが、それでも早く学校が終わって帰れるのはうらやましい。学校ではよく、妊婦さんの学生や、子持ちっぽい年齢の学生を見かけたのですが、このゆとり教育が一因かも。

 学生のような、でも学生ではない中途半端な私ですが、もっとデン看護学生を見習って堂々と(図太く)していきたいと思います(でも日本人にはきっと無理・・・)。