こんにちは。
連日暑いですねー。
吐息が緩解音になってませんか?(笑)
言いだしっぺなのに1週間投稿を放置してしまいました。すみませんm(_ _)m
先週の3連休最終日の海の日に、予告していた那珂川清流鉄道保存会(栃木県那須烏山市)を旧知の友人3人と共に訪問してきたんですね。この1週間仕事が詰まり過ぎてて、本日、そのレポをやっとこさUPいたします。。
もとはといえばク5000の採寸が目的だったのですが、非電化の烏山線で活躍するEV(蓄電池駆動)電車EV-E301系の試乗や沿線での撮影などをからめ、かなり充実した1日となりました。
この日の初始業のため、車庫から宇都宮駅8番線に転線してきたEV-E301系電車。2014年3月にデビューしているので、もう1年以上稼働していることになります。しかし私は見るのも乗るのも初めて。前面は斬新なデザインですが、車体自体は3ドアロングシートのオーソドックスな設計です。
床下にはリチウムイオン電池がいっぱい。蓄電池を表す英語「Accumulator」より「ACCUM(アキュム)」の愛称がつけられています。
宇都宮~宝積寺間は東北本線を走行。架線から電気を取り入れて走ります。満充電でない場合は自動でバッテリーへの充電も行われるとのこと。車端部にはLCDモニターが設置され、現在の電流の流れが表示されます。これは架線走行中の表示。
宝積寺駅でパンタを下げ烏山線内に入ると、このようなバッテリー走行モードが表示されます。走行音はふつうのインバータ電車と変わりありません。“エボルタ電車”のような例もあるので、バッテリー走行自体は不思議ではないのですが、夏場で冷房をフルに使っているのに大丈夫か?と、むしろそちらの方が心配になります。
そしてこちらが電気ブレーキ作動時のようす。架線はないので回生はされず、バッテリーへの充電と空調・照明への給電に回されているようすがわかります。終点近くなってやっとバッテリーの目盛が1つ減りました。なかなか優秀な性能のようですが、これは乗客に無駄な心配をさせないための“脚色”ではないか、との憶測も聞かれました。(笑)
終点烏山駅のようす。充電用の剛体架線が張られていて、到着後すぐにパンタを上げ、充電が開始されます。この写真でみると架線は長いように見えますが・・・
実際は車両の長さ分しかありません。この範囲内にピタリと停める必要があります。
烏山駅からは地元在住の友人の車で移動。蕎麦屋で早めの昼食をとり、那珂川清流鉄道保存会へ向かいました。
ここは全くの民間組織で、廃車となった様々な車両を買い取って自社敷地内に保管しています。入場料は千円。
敷地は広いのですが、車両はかなり窮屈な状態で留置されています。いちおう屋根付きではあるのですがちょっと残念な状態。いずれ伸び伸びと観賞できるようになればいいのになぁと思った次第。
お目当てのク5000は一番奥の方にあり、両側を別の貨車で挟まれていました。片方の妻面がかろうじて見えるような状態。宇都宮貨物ターミナルと横浜を結んで日産車を運んでいた晩年の姿で、だいぶ色あせているものの赤・白・青のトリコロール塗装であったことがわかります。縦樋の一部が朽ち落ちるなど、残念ながら状態はあまりよくありません。
1階のようす。タイヤの幅に車路が走り、その中央部は抜けていません。4ヶ所?にハッチがありました。2階も同じように車路がありますが、中央部は大きく開いています。側面のトラスと結合する横梁のほかにもL形鋼材の補強梁がわたっています。2階には1台ベンツが載っていました(笑)。採寸結果はまた別稿にて整理したいと思います。
この保存会にはいろいろな車両が集まっています。一番多いのはスイッチャー的なDLやミニ蒸気、貨車などですが、名鉄で活躍し晩年は会津鉄道へ渡ったキハ8500系(2両)や14系客車(3両)も保存されています。
木曽森林鉄道で活躍した酒井製DBT。湘南顔ですがこちらが後ろなんですね。
台湾製糖360号機。個人所有で転々としているようですが、ここが安住の地になるのでしょうか。きれいに整備されています。
まだまだありますが極め付きはこの千葉都市モノレール1000形。台車こそ取り外してありますがコンクリートパイルを建植した屋根の下に見事に吊られています!しかし、ある意味これは懸垂式モノレールの正しい保存状態というべきでしょう。これが地面にペタッと置かれていたら興ざめですから。。
場内は1日居ても飽きない品ぞろえですが暑いことこのうえなし。見学、撮影、採寸と各自の目的がだいたい達成されたので、次なる“滝涼み”に移動することに。
こちらがその滝。那珂川の支流・江川にかかる落差20mの「龍門の滝」です。その背後を行くのは烏山線のキハ40形2連。烏山線随一の撮影名所だそうです。EV電車アキュムの姿は動画でどうぞ。
日も傾き始め、本日の最後のプログラムは宇都宮東公園内に静態保存されているEF57 7の見学。フェンスで囲まれていて近づくことはできませんが、屋根付きのため状態は良好。年に数回だけ公開されるようです。旧型とはいえ2軸先台車と大きなデッキをもつ車体は幹線機の貫禄充分ですね。
そして宇都宮といえば餃子。ツアーの最後は駅前の餃子専門店で餃子を食しお開きとなりました。ホームに上がるとツートンカラーのキハ40 1004+1005がアイドリング中。なんだかんだで烏山線キハ40の全色にお目にかかることができた1日でした。(笑)
最後に、龍門の滝付近をゆくEV-E301系と烏山駅でのパンタ上げシーンの動画でどうぞ。
よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村
連日暑いですねー。
吐息が緩解音になってませんか?(笑)
言いだしっぺなのに1週間投稿を放置してしまいました。すみませんm(_ _)m
先週の3連休最終日の海の日に、予告していた那珂川清流鉄道保存会(栃木県那須烏山市)を旧知の友人3人と共に訪問してきたんですね。この1週間仕事が詰まり過ぎてて、本日、そのレポをやっとこさUPいたします。。
もとはといえばク5000の採寸が目的だったのですが、非電化の烏山線で活躍するEV(蓄電池駆動)電車EV-E301系の試乗や沿線での撮影などをからめ、かなり充実した1日となりました。
この日の初始業のため、車庫から宇都宮駅8番線に転線してきたEV-E301系電車。2014年3月にデビューしているので、もう1年以上稼働していることになります。しかし私は見るのも乗るのも初めて。前面は斬新なデザインですが、車体自体は3ドアロングシートのオーソドックスな設計です。
床下にはリチウムイオン電池がいっぱい。蓄電池を表す英語「Accumulator」より「ACCUM(アキュム)」の愛称がつけられています。
宇都宮~宝積寺間は東北本線を走行。架線から電気を取り入れて走ります。満充電でない場合は自動でバッテリーへの充電も行われるとのこと。車端部にはLCDモニターが設置され、現在の電流の流れが表示されます。これは架線走行中の表示。
宝積寺駅でパンタを下げ烏山線内に入ると、このようなバッテリー走行モードが表示されます。走行音はふつうのインバータ電車と変わりありません。“エボルタ電車”のような例もあるので、バッテリー走行自体は不思議ではないのですが、夏場で冷房をフルに使っているのに大丈夫か?と、むしろそちらの方が心配になります。
そしてこちらが電気ブレーキ作動時のようす。架線はないので回生はされず、バッテリーへの充電と空調・照明への給電に回されているようすがわかります。終点近くなってやっとバッテリーの目盛が1つ減りました。なかなか優秀な性能のようですが、これは乗客に無駄な心配をさせないための“脚色”ではないか、との憶測も聞かれました。(笑)
終点烏山駅のようす。充電用の剛体架線が張られていて、到着後すぐにパンタを上げ、充電が開始されます。この写真でみると架線は長いように見えますが・・・
実際は車両の長さ分しかありません。この範囲内にピタリと停める必要があります。
烏山駅からは地元在住の友人の車で移動。蕎麦屋で早めの昼食をとり、那珂川清流鉄道保存会へ向かいました。
ここは全くの民間組織で、廃車となった様々な車両を買い取って自社敷地内に保管しています。入場料は千円。
敷地は広いのですが、車両はかなり窮屈な状態で留置されています。いちおう屋根付きではあるのですがちょっと残念な状態。いずれ伸び伸びと観賞できるようになればいいのになぁと思った次第。
お目当てのク5000は一番奥の方にあり、両側を別の貨車で挟まれていました。片方の妻面がかろうじて見えるような状態。宇都宮貨物ターミナルと横浜を結んで日産車を運んでいた晩年の姿で、だいぶ色あせているものの赤・白・青のトリコロール塗装であったことがわかります。縦樋の一部が朽ち落ちるなど、残念ながら状態はあまりよくありません。
1階のようす。タイヤの幅に車路が走り、その中央部は抜けていません。4ヶ所?にハッチがありました。2階も同じように車路がありますが、中央部は大きく開いています。側面のトラスと結合する横梁のほかにもL形鋼材の補強梁がわたっています。2階には1台ベンツが載っていました(笑)。採寸結果はまた別稿にて整理したいと思います。
この保存会にはいろいろな車両が集まっています。一番多いのはスイッチャー的なDLやミニ蒸気、貨車などですが、名鉄で活躍し晩年は会津鉄道へ渡ったキハ8500系(2両)や14系客車(3両)も保存されています。
木曽森林鉄道で活躍した酒井製DBT。湘南顔ですがこちらが後ろなんですね。
台湾製糖360号機。個人所有で転々としているようですが、ここが安住の地になるのでしょうか。きれいに整備されています。
まだまだありますが極め付きはこの千葉都市モノレール1000形。台車こそ取り外してありますがコンクリートパイルを建植した屋根の下に見事に吊られています!しかし、ある意味これは懸垂式モノレールの正しい保存状態というべきでしょう。これが地面にペタッと置かれていたら興ざめですから。。
場内は1日居ても飽きない品ぞろえですが暑いことこのうえなし。見学、撮影、採寸と各自の目的がだいたい達成されたので、次なる“滝涼み”に移動することに。
こちらがその滝。那珂川の支流・江川にかかる落差20mの「龍門の滝」です。その背後を行くのは烏山線のキハ40形2連。烏山線随一の撮影名所だそうです。EV電車アキュムの姿は動画でどうぞ。
日も傾き始め、本日の最後のプログラムは宇都宮東公園内に静態保存されているEF57 7の見学。フェンスで囲まれていて近づくことはできませんが、屋根付きのため状態は良好。年に数回だけ公開されるようです。旧型とはいえ2軸先台車と大きなデッキをもつ車体は幹線機の貫禄充分ですね。
そして宇都宮といえば餃子。ツアーの最後は駅前の餃子専門店で餃子を食しお開きとなりました。ホームに上がるとツートンカラーのキハ40 1004+1005がアイドリング中。なんだかんだで烏山線キハ40の全色にお目にかかることができた1日でした。(笑)
最後に、龍門の滝付近をゆくEV-E301系と烏山駅でのパンタ上げシーンの動画でどうぞ。
よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村