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うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

きくと、おたまの、通信手段?

2017年07月15日 | 日記

我が家の猫達がお世話になっている動物病院の院長は、

ベテランの猫飼いさんでもあるんです。

 

おはようございます。

以前、3匹の子猫を保護した時も、

真っ先に、その動物病院へ向かった。

すると、院長はこう言った。

「おかっぱさん、丁度うちにも子猫が居るんだけど、要る?」と。

普通、この状況で、追加は要らんやろ。

 

ワクチン接種も、その病院にお世話になっている。

うんこを連れて行くと、必ず、院長は言う。

「いいなぁ、いいよね~、デブ!デブ!デブ猫、大好き!」と。

その発言に、隣にいる勝気な看護師さんに、

肥満を褒めてはダメと、もれなく叱られる院長を見て、

私は、毎度すみませんと心の中で手を合わせている。

 

もちろん、今は極楽にいる、うめさんも、最期までお世話になった。

どんどん弱っていく老猫を前に、我を忘れて、

「院長、あのね、金ならどんだけでも出すから」と

半泣きでセレブ発言をした、生粋の貧乏人の私に、

院長は笑いながら言った。

「おかっぱさん、うめさんの目、見てごらん。辛そうじゃないでしょ?

本当につらい時はね、目を見れば分かるんだよ。」

その時の院長が、5割増しの男前に見えて、

寸でのところで惚れるとこだった。

危なかった。

 

おたまも、子供の頃は、よく通ったものだ。

あまり自己主張をしない子猫だったからか、

元気過多なあやの次だったからか、

やんちゃ盛りにしては、大人し過ぎないか心配で、

よく、病院へ連れていったものだ。

すると院長は、大した検査もせず、見るなり言った。

「あのね、おかっぱさん。この子は、こういう子!」と。

確かに、この子は、こういう子だった。

 

院長は続ける。

「おかっぱさん、今見た?

この子、僕の鼻を舐めてくれたんだよ、ねぇ見た?フフフ。

この子は、人好きな子かな?

猫さんって、大きく分けて、

猫が好きな子と、人の方が好きな子、どっちも好きな子、

独りでいるのが好きな子って居ると思うんだけど、

おたまちゃんは?

お姉ちゃん猫達と、上手くやれてる?」と。

 

おい、おたま!

どうして、お前の大事なおもちゃが、

毎度毎度、キクのお部屋にあるんだ?

 

うんこ「ちょいなー」

 

おたま「うんこ姉ちゃんダメ。オラが、きく姉ちゃんに貸してやってんだぞ」

そうか。

隙間から、おもちゃを入れてんだな。

 

きくさん、おたまが貸してくれるってさ。

 

きく「唾くさっ!くっさー!」

言ってやるなよ~。

おたまは、きくさんの事も好きなんだってさ。

 

おたま「だからさ、きく姉ちゃ~、お部屋に入れて~」

きく「いやだ」

言ってやるなよ~。

きくも、まんざらでもないくせにさ。

 

きくを隔離してから、半年以上経っただろうか。

猫が大嫌いで怒ってばかりだったきくも、

格子越しの猫達と、何やら、お話、しているようだ。