ベッドカバーは出来たし、本棚も落ち着き、クローゼットも可能な限り片付いた。
一応ミッションは終了。
でもなんか なあ。
息子は「勉強」と称して夜放映のWBSなる番組を録画して見ている。
一般では扱われない新商品や業界ばななど出てきて面白い。
「空から応援」とキャスターが読み上げた。航空業界の話題である。
息子は「はあ 馬鹿じゃないの。空から応援してどうするんだ」と言った。
……飛行機から試合会場を見下ろして声援を送るとでも?
「なわけないだろ」と笑ったら「今 言っただろ! 空から応援って」と言い返す。
ヘリコプターの遊覧飛行じゃないんだから。
窓も開かないのにどうやって応援するんだ。試合会場を旋回し続けるってどんなだ。
豆粒(にも見えるかどうか)の選手を見て面白いわけもない。
「比喩だよ 比喩」 少しは考えろや。
「ペット商品」
女性キャスター(?)が犬を連れて出てきた。途端に舌打ちする息子。
「なんでプードルなんだ。前も何かでプードルだった。どうして柴犬を使わないんだ。
柴犬レンタル料高くないだろ?」
……そりゃまあ丈夫だし賢いし。
「今 名前呼んだよ あれスタッフの犬なんじゃないの」
そのキャスターの飼い犬だった。
「趣味悪いな!」
いや そこ突っ込むとこちゃうから。ペット商品の紹介だから。
こんなんで勉強になってるんだろうか。
姉がいないとのびのびである。
「ああ ひとりっこっていいなあ」
「今だからそんなん言うけど 小さい時は姉ちゃんいないとあんた困ったんだよ」
「へ」
「どんだけ世話になってると思うの。あんたの反抗期が私に出ないで娘に出たのは娘が親代わりだったからっしょ」
「いや 君に反抗しても仕方ないし」
「ん?」
「どうせ勝てない」
親に勝つために反抗期があるんだろうか。
違うような気もするが、自分にも自分の子どもたちにも二次反抗期はなかったから分からない。
それはさておき。
今でこそあんな(どんな?)であるが、息子が幼稚園に入るまで娘は実にいいお姉さんだった。
幼稚園に入って息子が生意気になったから娘も変わった。
それでも小さい頃はふたりでシルバニアファミリーで仲良く遊んでいたし
反抗期(中二?)まで息子はなんだかんだで姉ちゃん子だった。
幼児期。
入院の時、私が付き添うんだから、日頃独り占め出来ないお母さん(私だ 念のため)に甘えればいいものを
「お姉ちゃんは? (ベッドの空いたところを叩き)お姉ちゃんもここで寝られるよ?」とごねる。
小学生。
テストを持ち帰り、第一声は「お願い 姉ちゃんには言わないで」だった。
私に叱られるのはよくても姉には知られたくない。
娘不在の折、大皿の寿司を食べようとしたら
旦那と私を制止して、姉の好物だけ取り分けた。
そして今でも一番に認めて欲しい相手は姉である。
そして娘はいつまでも弟を弟にしておきたいので認めてやらない。
昨日息子の髪を切らされた。
娘がいると「気持ち悪い」と言われるから、帰国する前に。
一応ミッションは終了。
でもなんか なあ。
息子は「勉強」と称して夜放映のWBSなる番組を録画して見ている。
一般では扱われない新商品や業界ばななど出てきて面白い。
「空から応援」とキャスターが読み上げた。航空業界の話題である。
息子は「はあ 馬鹿じゃないの。空から応援してどうするんだ」と言った。
……飛行機から試合会場を見下ろして声援を送るとでも?
「なわけないだろ」と笑ったら「今 言っただろ! 空から応援って」と言い返す。
ヘリコプターの遊覧飛行じゃないんだから。
窓も開かないのにどうやって応援するんだ。試合会場を旋回し続けるってどんなだ。
豆粒(にも見えるかどうか)の選手を見て面白いわけもない。
「比喩だよ 比喩」 少しは考えろや。
「ペット商品」
女性キャスター(?)が犬を連れて出てきた。途端に舌打ちする息子。
「なんでプードルなんだ。前も何かでプードルだった。どうして柴犬を使わないんだ。
柴犬レンタル料高くないだろ?」
……そりゃまあ丈夫だし賢いし。
「今 名前呼んだよ あれスタッフの犬なんじゃないの」
そのキャスターの飼い犬だった。
「趣味悪いな!」
いや そこ突っ込むとこちゃうから。ペット商品の紹介だから。
こんなんで勉強になってるんだろうか。
姉がいないとのびのびである。
「ああ ひとりっこっていいなあ」
「今だからそんなん言うけど 小さい時は姉ちゃんいないとあんた困ったんだよ」
「へ」
「どんだけ世話になってると思うの。あんたの反抗期が私に出ないで娘に出たのは娘が親代わりだったからっしょ」
「いや 君に反抗しても仕方ないし」
「ん?」
「どうせ勝てない」
親に勝つために反抗期があるんだろうか。
違うような気もするが、自分にも自分の子どもたちにも二次反抗期はなかったから分からない。
それはさておき。
今でこそあんな(どんな?)であるが、息子が幼稚園に入るまで娘は実にいいお姉さんだった。
幼稚園に入って息子が生意気になったから娘も変わった。
それでも小さい頃はふたりでシルバニアファミリーで仲良く遊んでいたし
反抗期(中二?)まで息子はなんだかんだで姉ちゃん子だった。
幼児期。
入院の時、私が付き添うんだから、日頃独り占め出来ないお母さん(私だ 念のため)に甘えればいいものを
「お姉ちゃんは? (ベッドの空いたところを叩き)お姉ちゃんもここで寝られるよ?」とごねる。
小学生。
テストを持ち帰り、第一声は「お願い 姉ちゃんには言わないで」だった。
私に叱られるのはよくても姉には知られたくない。
娘不在の折、大皿の寿司を食べようとしたら
旦那と私を制止して、姉の好物だけ取り分けた。
そして今でも一番に認めて欲しい相手は姉である。
そして娘はいつまでも弟を弟にしておきたいので認めてやらない。
昨日息子の髪を切らされた。
娘がいると「気持ち悪い」と言われるから、帰国する前に。