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鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

空海展

2024年05月03日 | 旅行、散歩

奈良です。

 

近鉄奈良駅で降りて

 

奈良公園を通って、鹿がたくさん。 鹿せんべいを売っている所は通れないほど鹿と海外の人がいます。 そこを掻き分ける様に空いた所を歩いて

 

鹿のお尻は白いんです。 おしゃれです。

 

奈良国立博物館に空海展を見に行きます。

 

博物館玄関横の池の向こうに公園、そして大仏殿方向が見えますが

 

池と公園の間には博物館のレストランがあります。

 

中の写真は撮影できないので、パンフレットです。

空海は密教を広げた人で、中国に行ってあっという間に密教を取得して日本に帰って教えを広げたそうです。 804年のことだそうで、794うぐいすで平安京遷都ですから、京都に都が移ってしばらくしたころです。

密教とは何か?

インドから始まっていますが、密教は陸路を通らずに海からインドネシア経由(海のシルクロード)で中国に伝わった。 

そして、密教は文章では表せないほど奥が深いので、口伝や仏像、曼荼羅図などを作って広げたそうで、とても複雑なので密教と言うそうです。 教えは、人は生きているうちに仏になれると、それまでの宗教では死んでから仏というのを生きているうちにですから、民衆はこぞって信仰した。

密教で大事なのが曼荼羅図です。 仏になるための方法を書いている図になります。

京都の高尾、神護寺に収められている2枚の曼荼羅です。

この大きさは、4m四方です。 本物を見ると実に大きい。

黒地に金泥で描かれてるんだけれど、ほとんど真っ黒で見えない。

曼荼羅は基本的に9つのマスがあって、この曼荼羅はそのマスがさらに大きな9つのマスに囲まれている。

真ん中に大日如来がいます。 大日如来はなんでもできる仏様で人々の暮らしのためにいろいろ尽してくれますが一人では手が足りない。 そこで周りにいる他の仏さまに手分けをして人々を支えている。 それがさらに大きな輪になり、と言う感じで大きくなっています。 一枚はそう言うことが描かれていて、もう一枚は人が生きながら成仏するために行うことが描かれているそうです。

私は昔から曼荼羅を基本とした手帳、マンダラートを使っているのですが

手帳に9つのマスがあってその中に好きなことを書けば良い。

箇条書きだと上からの順番にこだわってしまうが、中央に主題を書いて周りにそれに関することを順番関係なしに書くとかいろいろ好きに書けば良い。 頭の整理の一つの方法です。 仕事ではとても役に立ちましたが、今では行きたい旅行先など書いています。

この真ん中に大日如来がいて、周りにたくさんの仏様がおられるのですが名前は聞いたことがあるのですが覚えられません。

 

一方、こういう平面図ではわかりにくいと立体曼荼羅が作られています。

新聞のパンフレットからです。 手前はインドネシアの立体曼荼羅です。

 

これは会場に展示されていた水晶玉です。 丸い球を通してみると世界の全体が見渡せるとのことで密教では重要なものだそうです。

 

この像は本物が展示されていましが。 ほぼ原寸大です。 右手に五鈷杵という仏具を持っていますが、皆さんこの手の形をしてみてください。親指が手前ですよ、かなり厳しい腕の形です。

 

ちなみに、弘法大使の子供の時の名前は、真魚(まお)、大人になって空海、後世に弘法大使 だそうです。

 

猿沢池から興福寺の五重塔です。 工事をしています。

この後、奈良町の居酒屋の様な小さなスタンドの店で食事をしましたが、そこの女将は日本の踊りも教えているそうです。

そこで聞いた話ですが、今の若い人は踊りを習いにきた人でも、生まれてから今まで正座をしたことがない人が多いとの事。 そういえば家では椅子生活で座布団すらないだろう。

我が家には仏壇があるので、その前で正座するので、孫たちもちゃんと正座できるんだけれど、仏壇なんてある家はほとんどないでしょう。

仏壇の正面には弘法大師の絵が飾ってあります。 でも私は特に仏教を信仰しているわけではなく、親の位牌を拝んでいるだけです。

 

 

コメント
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