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生かされるまま生きる http://blog.livedoor.jp/ipsilon/

ひきもり生活の改善と社会復帰を目指して、自分探しをしています。

かつて鬱病で引き篭もっていたオヤジの独白ノートです。時系列にそった自分史を書きあげ。今は適当に日々を生きている、オヤジの心の日記です。

イプシロン
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2010/05/19

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  • 【作詩】冬

    冬は木枯らし。外套で、油断していて忘れてた、襟巻きなき首、北風に、すぼんでは、不平となえる。寒風(さむかぜ)に、虫食い落ち葉、舞いあがり、ペアになっては、タンゴを踊る、軽やかさ。冷えた心に、木漏れ日が。吐く息の、白さ楽しく、笛吹くような、口をし

  • 【作詩】悲しみを抱えて

    橋のたもとの、流れる小川。淀みには、汚泥(おでい)の臭気。少年の、日々の生業(なりわい)、たかり恐喝窃盗で。砂浜に、積み上げられて、朽ち果てた、文明の利器。雨に打たれて毒垂らす。糧を求め、少女は歩く。ある日突然、爆弾が。五体は砕け、血糊舞い、

  • 【作詩】『遠野物語』より「鉤の遊び」

    「屁ぇひったんは、誰かいな?」童のひとり、問いかけり。「屁ぇひったんを、当てましょう」巫女(いたこ)の娘、萱(かや)を手折って、鉤を作りて、目を閉じた。童たちは車座くんで、ぐるりぐるりと輪を描き、声を揃えて謳ったよ。なむさいむさい べろべろの鉤

  • 【作詩】夢の風船

    ぼくは自由に、なりたくて、夢の風船、膨らませたよ。赤鬼みたく、頬赤く染め、夢を吹き込み、結び目つくり。それとばかりに、空に飛ばせば、風船は、ふわふわ飛んで、ゆるーんと、落ちた。ぼくは何度も、繰り返したよ。蜂に刺されて、ぱちんと破裂。ぼくは悲しく

  • 【作詩】『遠野物語』より「奴ノ井」から "命の水"

    太古なるわだつみは、雷電に打たれ俄に息つぐ。命の兆し未だなし。今は昔か遠野の郷で、東禅寺にて伽藍建てんと、篤く願いし僧ありき。無尽和尚と呼ばれたり。老僧は境内にこそ、泉欲しきと思いたり。見守るは峨々たる峰ぞ、早池峰山(はやちねさん)ぞ、その神

  • 【作詩】待つ

    太宰は待った、ゴドーを待った。花鳥風月、動物たちも、老若男女も、ひたすら待った。それは惨禍の、終わる時。血の流れない、平和な世界、誰も死なない、黄泉の国。素晴らしい新世界、誰も生まれぬ、天の国。ちがう、ちがうよ、そうじゃない。わたしが待つは、愛

  • 【作詩】オルゴール

    珍重な オルゴールあり。黒い唐桧(トウヒ)を、優しく包む、装飾は、質素で優美。手指の脂で、艶んで光り。懐かしの、手触りからか、蓋を開ければ、故郷の音色。嗄(しわが)れた、義祖父(そふ)の面影。ヘッセの歌が、流れ出た。世に抗って、死をも望みし。そ

  • 【作詩】聖なる甲虫

    われこそは、世界の王だ!自由自在の、神の使者。関わり合いの、無いものはなし。その名声を、知らぬ者なし。光輝ある、その名はうんこ!皇后の名は、うんちであるぞ。皇族も、沢山おるぞ。うんにょにうんぴ、うんごにふんと。食事中なら、ごめんなさいね。医学博

  • 【作詩】地獄の扉

    地獄の扉、見たのかい?腐乱して、蛆が蠢き、赤、銀、黒で、刺繍され、 体液垂らし、震える臓腑。耳を聾する、軋轢の咳こみ肺を蝕む、瘡蓋(かさぶた)固み、爛れた創傷、血膿吹き出す。不協和音を 聞いたのかい?悪魔ども、死霊、生霊、死神たちが、残らず群れ

  • 【作詞】葦原と海

    草々の、穂先に宿る、愛、風にのり、頬撫でる。小路を隠し、その奥に、守りて許す、葦原(あしはら)の国。岬を抱いた、遠浅の海、潮の香(か)はこび、鼻をくすぐる。白波に、青空が笑み、戯(ざ)れて憂うは、龍宮の夢。この世界、彩る色は、幾千あって、飽きも

  • 【作詞】心の鏡

    蜜柑色した、真冬の夕焼け、紫の雲、棚引いて。 凍える耳に、木枯らしが、明日も祈れと、タクト振る。真っ赤な手袋、頼りなく、掌(たなごころ)から、すり抜ける夢。街ゆく人々、躊躇(ちゅうちょ)もなく、通り過ぎては、虚無に還る。心に寒い、風が吹き、つれ

  • 【音訳】Panzerlied (戦車の歌)

    オブス シュティーム オーダー シュナイトオブ ディ ゾーンネー ウンス ラクトディエ ダッグ グリィーヘン ハイスオーダー アイスカルト ディ ナクトべスタウト ジン ディー ゲシィヒークタードッ フロー イスト ウンツァー ジンヤー ウンツァ

  • 【作詞】毛 布

    夜明けまで丸くなり、布団のなかで寝子(ねこ)のよう。冬の底冷え手足を責めて、優しさ恋し朝を待つ。薄目開けても漆黒の闇。暁のよう光れとばかり、燐寸(マッチ)をすりて煙草へと、灯してみたら影が揺れ。死霊が一人、死を告げ来たり目を瞋(いか)らせて薄笑

  • 【作詞】召 命

    太陽は生み、地球は育てる。月光、朧気に、レクイエム奏で、水は流れ、大気は淀み、大地は黙し、ただ、あるがままを甘受する。仔猫は乳を吸い、戯れのうちに遊び、雌猫は困惑し、雄猫は星に吠える。その声、悲しげに、寂しく響く。わが日々は、鵺(ぬえ)や烏(から

  • 【作詩】逍 遥

    朝あの甍(いらか)この甍を照らし朝日が彩りを加えてゆく漆喰の塗られた壁に阻まれて中庭で欠伸をする貴族は見えないそれでも甍は喜びに踊り極彩色を施された神殿は凛として佇んでいるあれは、パルテノンアテナーイの学徒たちが夢幻のごとく逍遥しているそして

  • コペルニクス的転回は将来どれくらい啓蒙される?

    ChatGPTへの質問:カントのコペルニクス的転回を出来てる人、日本に何人くらいいると思う? 答え:カントのコペルニクス的転回を「完全に理解し、日常的な思考や実践に応用できている人」という意味で捉えるなら、日本でそのような人は非常に少ないと思います。数として

  • 【訳詞】Demi Lovato "Skyscraper (摩天楼)"

    天空が泣いているそれを見つめて無数の涙、両手で受けとめてる静寂がすべての終焉を告げる契機(チャンス)など、無かったとばかりにそんな必要あったの?こんな気持にさせといてもう、ここには何一つ残っていない奪いたいなら、一つ残らず奪えばいい壊した

  • 【作詩】白い狐

    ひとり地平線までつづく雪原に立っている沖天では太陽が燦々と燃え肌を焼き焦がす微かに湿った冷たい風は熱を冷ますけれど立ち上る霧のような雪は視界を遮るかのようぐるり白い障壁に囲まれて見上げれば雲もない紺碧の空刺しくる陽光が目に痛い突然、悪寒に襲

  • 【訳詞】『ベイブ/都会へ行く』より "If I Had Words (もしも言葉が持てたなら)"

    僕にもし言葉が持てたなら、一日をいま創りたい明けくる、至高に輝ける朝を歌ってあげるこの一日を紡いであげたいその日が終わるまでずっと月の輝きに手を伸ばして、夜をあげようもし言葉が話せたなら、時を編んであげよう新鮮で清冽に、輝く朝を口づさんであげるこ

  • 金の匙

    物は暑くても汗をかかない唇を紫にして震えることもない感覚も心もないからかものは泣かないくすぐってみたら?お洒落に着飾り手のなかで舞うだろうか?時計の刻む静寂を知らす音が夜の闇に溶けゆき窓外の家々の明かりと銀色の声だけが何かを訴えんと喧騒を引

  • Children of the light(光の天使)

    Children of the light(光の天使)時は来た歩きだそう、信頼を超えた夢の中へと愛の光はあらゆる力を授けことごとの命を輝かすやがて来る夜明けは、わたしたちを待っているこれからの幾星霜わたしたち、愛に満ちた世界を創る迷いなき生きかたを学ぶそして、そ

  • 太陽の休日

    太陽はときどき思うたまには休日が欲しいと太陽はときどき夢を抱く休日には午睡を楽しみたいと太陽はときどき感じてる一人ぼっちで寂しいと太陽は汗っかき寂しがり屋のべそっかき太陽は強い憧れ抱いてるそれはボレアスギリシャに吹く北からの風それはヒョー二

  • 雨の歌

    真夜中の雨音に誘われて、悲しくて涙がにじむ。不思議に感覚ゆれ動き、嬉しくて涙がにじむ。雨粒は親しい一人ひとり。どこから来て、どこへゆく。はじまりと終わりを知るのは、空をおおう雲ばかり。雨粒は寄りあって水溜り、軽やかに、かわるがわるにロンド舞う。

  • 哲学を殺したのはヴィトゲンシュタイン?

    【ヴィトゲンシュタインとソシュールの罪、そこから生まれたポストモダン哲学】 前期にしても後期にしても、ヴィトゲンシュタインが言語学と哲学に与えた影響は大きい。「語りえぬものについては、沈黙せねばならない(前期)」「言語ゲーム(後期)」。どちらもよく知ら

  • 時間とはなにか?(内的時間意識の現象学と直感論と無限論の融合)

    【注 意】読書メーターにつぶやいたものなので、ChatGPT と 自分の表現と、頂いたコメントに対する返信の混ざったものなので、文体に統一がないのですが、そこはご容赦ください。 時間そのものが本質的に存在するわけではなく、時間の感覚は人間の意識が内的に作り出し

  • 意識とは?(現象学が独我論であるという批判を論駁する)

    現象学は所詮は独我論だと言われることが多い。しかしそんなことはない、と言いたかった。だが、ちゃんと自分の中で腹落ちさせて論理的に説明することができなかった。でも出来た、わかったのだ。山口一郎の『現象学ことはじめ』は二回読んだのだが、どうしても解らないと

  • 芥川龍之介『戯作三昧』

    約9年ぶりに、表題作のみ再読した。 9年前に読んだとはいえ、サビの部分は決して忘れないくらい記憶に残っている、わたしにとっては思い入れの強い作品。 さすがに細かい部分は失念していたが、再読してほんとうによかった。 2個所に付箋を貼ったのだが、実をいえ

  • 今井むつみ 秋田喜美『言語の本質』

    すでに述べたように、必ず一つの正解が決まる演繹推論とは異なり、帰納推論とアブダクション推論は、絶対正しい正解が決まらない推論である。(中略)パース自身も、帰納推論とアブダクション推論はつねに修正されなければならないと指摘してる。これらの推論が個人におけ

  • RE:ルソー『言語起源論』

    人々の行為を正しく評価するには、人をあらゆる観点からとらえなければならないし、それはわれわれが教わらないことだ。われわれがほかの人の立場に立つと彼らがそうであるあるはずの状態ではなく、われわれが変化を受けた状態(〔1〕)で身を置き、われわれが彼らを理性

  • 『オー・ヘンリー傑作集』

    10月10日に再読をおえて、もう一週間がたつ。 読んだ本の感想・所感をすぐに記事にしなくなって随分たつ。その理由は世界への絶望がより深まっているからというシンプルなもの。いくら、私ごときが一人気をはいてなにか言ったところで、とことん無力だという思いが強くな

  • 公明党はクソすぎる!!!

    公明推薦の不記載候補35人に【24衆院選】 自民党から選挙協力をえて議席を獲得するためなら、手段を選ばない薄汚い政党。 裏金議員を推薦しまくっておいて、「公明」という看板をあげてられる恥知らず。 心の底から軽蔑するし、反吐がでる。

  • 意味の哲学

    寝れない夜に意外な気づきがあった。その原因は、小林秀雄のベルクソンに対する評論がずっと気になっていたからだ。小林曰く「ベルクソンは哲学に大変革をもたらした点で偉大である」と。もう少し捉えやすくいうなら「ベルクソンによって、哲学は論理学からの戒めが解かれ

  • 心と体、心と自我

    【心と体】この2つの関係は取りざたされることが多い。しかし両者の関係を緻密に語っている人をあまり知らない。現代では「心」のほうを優先する考えが多いし、心のありようこそ個人を決定づけたり、個性だと思われているといっていい。例えばジェンダーやLGBTQ+の問題な

  • Predestination

    プリデスティネーション(字幕版)クリストファー・カービイ2020-11-10 めっちゃいい映画。是非とも見なさい! 多分、一回見たくらいでは、映画に込められたメッセージ性は読み取れない。 謎解きするだけで精一杯だろう。 とにかく、見なされ! この映画のテーマは

  • 国連が敗北?

    国連がウクライナ危機やガザ侵攻を止められないなら、国連の敗北だといってる愚かな人がいた。 確かに現在の国連には様々な問題がある。しかしそれで国連が敗北したわけではない。 言うなれば、敗北しているのは、そのように考える思考の敗北であるだけだ。もっと言え

  • 終戦79年 全国戦没者追悼式で演奏された楽曲ほか

    グリーグ「 2つの悲しい旋律」より、第2番『過ぎし春』 春、桜はあっというまに満開を誇る。 そして、散ってしまう。 無常観の哀しみを含む楽曲か。 それはまた、当時、出征は栄誉あることであったが、 そのあとには、あっというまに命を散らすという 無常

  • ドストエフスキー『白痴(下)』

    下巻の感想のまとめは、たくさん貼った付箋の部分を抜き書き、解説を付すことを先にしておく。 そのあとで、読書メーターに投稿した感想を引用しておく。 私の言葉はすべて見当違いで、その思想〔ムイシュキン公爵が思い描く神の愛〕にふさわしくないのです。それ

  • ドストエフスキー『白痴(上)』

    上下巻の作品の場合、とにかく上巻の感想を書くのに困る。とはいえ今回は大きな発見があったので、心が踊っている。あれ? この作品て、カント哲学の二律背反を軸にした物語じゃない? と気づいたからだ。そしてそのような目で見ると、ドストエフスキーの作品では『永遠

  • カント『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編』

    ひとことで言うなら、本著の内容を簡単にまとめることは難しい。 ただ、あるていど著作の構成を読み取れる人であるなら、本著がいかなる意図で編集されたものかは読みとれるだろう。 もっとも、読み取れなかったとしても、約100ページに及ぶ訳者解説で本著で語られてい

  • 本の読み方の三段階

    本の読み方には三段階あると考える。よく言われるのは「速読」「熟読」「精読」である。しかし、正直これらは読む速度と丁寧さの違いくらいしか感じないため、境界が曖昧に思える。しかし、三段階を「あらすじ読み」「ナラティブ読み」「イマジナリー読み」と分類するなら

  • コンラッド『闇の奥』

    映画『地獄の黙示録(Apocalypse Now)』の原作。原題は『Heart of Darkness』。非常に叙事的な文体のため、多くの人が解釈に困る作品であるようだ。が、本作のテーマをズバリ言うなら、人間の心にある「飽くなき欲望」の恐ろしさであるのだろう。解説にもあるように、高邁

  • 今井むつみ『ことばと思考』『学びとは何か』

    いろいろと難しい内容なので簡単にまとめることができない内容の著作。 いつまでもまとめ記事を書かないでいると、本がPCの横に積まれたままになるので、仕方なく抜書き覚書きをしておく。 ことばがあると、モノの認識をことばのカテゴリーのほうに引っ張る、あるいは

  • 真の学びとは?

    「学び」「考える」とはどういうことか? 実はこういうことをきちんと考えるのは重要であるが、案外と見過ごされていると思える。「学び」といえば読書をまず思いつく。言い換えるなら、読書とは自問自答である。したがって読書による学びはどこまでいっても独我的である

  • 石丸伸二の描く理想の政治

    結論からいえば、石丸さんの描く理想の政治は、政治団体や政党が一切存在しない政治である。 しかし、ほとんどの人はそれが理解できていないと、私は見ている。 例えば、7月14日に放送された「日曜討論」を見ればそのことが、はっきりわかる。 橋下さんにしろ大空さ

  • 日本をよくできる唯一の方法

    それは個々人が自分自身を啓蒙することである。 優秀な人が現れると人々はそのカリスマ性に惹かれて、その人を応援すれば世の中が良くなると勘違いするがそれは違う。結局のところ国民の一人ひとりが賢くなることでしか、国や政治はよくならない。啓蒙により多くの国民が

  • Noblesse Oblige

    説明不可能――。

  • 東京都知事選も終盤に

    石丸さんを応援するために、面倒くさがりな私がXをはじめた! アドレスはここ 立ち上げたのが遅かったからあまり拡散できず、大した応援にもなっていない。が、それでも出来ることをしている感じだ。 もはやネットの時代だ、そんな風に意気込んで、れいわ新選組を応

  • 善良なる市民よ!

    【東京都知事選】石丸伸二候補、この土日の地獄のツアーで約29箇所で街宣をした! 私も20歳を過ぎてから色々な政治家を見てきたが、こんなに働く人に出会ったことはない! それを見抜いている人達が応援している。海外からも、都外からも多数だ。いなむしろ都外からの応

  • ジーク選挙!

    東京都知事選がはじまって、各陣営が街宣している。しかし、告示後の9日間で90箇所以上で街宣した候補がかつてあっただろうか? 否! である。組織票に凭れ、政党に支援され、一握りのステークホルダーが都政にまで膨れ上がった東京を支配して8年、都内に住むわれわれ

  • 報道の自由の侵害に断固抗議する!

    【拡散希望!】現在行われている東京都知事選で驚くことが起こった。立候補者の街頭演説をライブ配信するYou Tuberが規制されたのだ。メディアの腕章のない人は撮影禁止だと。ありえないことが起こっている。報道の自由は表現の自由に直結する重要な権利だ。おそらくYou tu

  • ナイス銀行♪

    【原点と感謝】#石丸伸二 #東京都知事選挙 pic.twitter.com/bV3GaE7E1A— 【公式】石丸伸二 後援会 (@ishimarukoenkai) June 24, 2024 感謝しかない! 素晴らしい言葉だよね。 亡き母が言っていた。 人間、感謝できなくなったらお終い。 シンプルなことだけど

  • ルソー『社会契約論』 Re-read

    自由な国家の市民として生まれ、しかも主権者の一員として、わたしの発言が公の政治にいかにわずかの力しかもちえないにせよ、投票権を持つということだけで、わたしは政治研究の義務を十分に課されるのである。 しかしながら、この権利〔自由〕は自然から由来するもの

  • 残酷な選挙のテーゼ

    第拾参話 奇跡の価値は残酷な選挙のなかで石丸よ 都知事になれ!青い風がいま 胸のドアを叩いてもわたしだけを ただ見つめて微笑んでる あなたそっと触れるもの 求めることに夢中で運命さえ まだ知らないいたいけな瞳だけどすぐに気づくでしょうその

  • イシマルシンジの歌

    シンジ シンジ シンジ シンジシンジ シンジ シンジシンジ シンジ シンジ安芸高田が ふるさとだイシマルシンジファイター シンジイシマルシンジ シンジ シンジ進め! 日本のはてまでもイシマル愛でスパーク!シンジ シンジ シンジシンジ シンジ

  • せめて、人間らしく

    子曰はく、その鬼に非ずして而して之を祭るは諂うなり。義を見て為さざるは勇なきなり。 (『論語』「第二四章」) 孔子先生は言われた。その神を信じてもいないのに、崇めるのは(利益欲しさに)諂うことである。人として踏むべき道があることを知りながら、それをし

  • 『論語』「為政第二 第一章」

    「為政」とは読んで字のごとく、政(まつりごと)を為すである。 では「政」とはなにかと言えば、人の不正を正すことである。 逆に言うならば、道に従い正しいことを為し、徳のありようを眼前に示すことを「為政」というのである。 無論、道とは天(宇宙)が定めた摂理

  • 第壱話「東京、心、重ねて」

    いつもと変わらずリュックを背負ってるのがまず( ・∀・)イイ!! こういう庶民的な感覚を忘れないでいて欲しいと、つくづく思う。 都知事という重職になると、警護の対象として常時SPがつくことになる。でも、そうなっても、リュク姿とかでいて欲しいなぁ。 で、第一

  • 『石丸伸二氏会見』都知事選"政策発表”

    まえにも苦言を呈したことなので、また繰り返して言いたくはないが、相変わらず「Arc Times」の尾形氏と「一月万冊」の佐藤氏は酷いな。 どちらも、自分が思ってるとおりにならないとすぐ怒る、不平不満を撒き散らす。公正中立など投げ捨てた態度はメディア人として失

  • Change vs. more of the same

    改革か、さらなる現状維持か――。 タイトルはクリントンが、選挙事務所に貼り出したスローガンのひとつである。 6月16日に行われた秋葉原の街宣で、今はただの人、石丸さんは別のスローガンを引用した。それが以下。 It's the economy, stupid 大事なのは経済

  • 都知事選どうなる?…と思いきや、けっこう放送事故

    暇空茜。世の中でわたしが心底嫌悪するタイプ。 自分に都合のいい正義と悪をつくりだし、悪を責めている自分は正義のヒーローだと勘違いしているから。どこかの宗教にはまって教義を盲信している偽善的な狂信者にそっくり。 事実を確認しない。事実を確認しても自分

  • 石丸市長のお弁当 & 退任式

    わたしの抱く石丸氏への印象は、「清々しい」という一語である。 議場にいて議員と向き合っているときは厳粛で、ピリピリした空気感を漂わせるし、たまに皮肉たっぷりなことも言うが、ふだんの石丸氏は笑顔を絶やさない素敵な人物だといえる。 ルソーも情緒豊かな人

  • ルソー『人間不平等起源論』

    三度目の読了である。 なぜ何度も読むかと訊かれたら、こう答える。 ①数回読まないと、全体像を俯瞰して見ることができないから。 ②『社会契約論』を読んで理解することも重要だが、その前提である本著をきちんと理解していなければ、『社会契約論』を誤読する恐れ

  • フジミ 1/76 JS-2

    昔つくったプラモ。ただそれだけ。 携帯を変えたので、写真を撮ってみただけ。

  • 石丸伸二が4年間訴え続けた問題

    ルソーは言った。 名誉というのは、他人に評価されるとか社会的に実績が認められることではない。 そうではなく、市民としてあるいは個人としての為すべき役割を果たすことである、と。 つまり、動画で言われている「誇り」というのは、そういうものであろう。

  • 「一月万冊」独自! 石丸氏インタビュー

    つぎにどのメディアに出演されるのかと楽しみにしていたら、予想を覆して「一月万冊」に出るとは! と正直驚いてしまった。 一月万冊の清水氏、本間氏、安冨氏は、石丸氏のことをよく調べもせずに適当なことを言っていたので、正直まったく期待していなかった(そう

  • これが印象操作なんですよ――甚だ迷惑です。

    (13:00くらいから) 否定的な部分だけ取り上げ、肯定的な部分は報道しない。 これがメディアの傾向性。 人間は危機管理的に否定的な情報に敏感なのは仕方ない面があるが、それだからこそ、メディアは意識して是々非々の報道をするべきであるのだ。でもそれが全般

  • 立憲民主党・蓮舫参院議員 記者会見 都知事選出馬表明へ

    具体的な政策の話はほとんどなし。 反自民、非小池という立場での批判だけという内容。 そして、ぼんやりして曖昧かつ抽象的な内容。出馬会見だから仕方ないといえば仕方ないが……。 時間も30分なので、足りていないと思えるが、参議院議員ゆえいろいろスケジュー

  • 政治的な発信には著作権などない?

    東京都知事選に出馬表明した石丸氏のXのポストが若干炎上していいるが、多くの人は誤解して彼を批判している。 この会見はメディアに向けた記者会見で、メディアの種類も限定しています。よって、第40条の出だしから該当しないという理解です。親切な方がいらっしゃるよ

  • 石丸市長が都知事選出馬を表明!

    広島・安芸高田市長が出馬表明 東京都知事選 Pay it forward の話もすれば漫画にある名言の話もする。 天動説から地動説の話には説得力がある。けど、すごく長い時間がかかる。人間は前の世代の慣習を受け継いでいくから。しかし、それでも種を蒔くしかない。蒔き

  • 小林秀雄『人生について』より抜粋

    リルケにロダンを語った美しい文章がありますが、その中でリルケは、私の読み方が正しいならば、こういう意味のことを言っている。芸術家は、美について考えやしない、考えられぬものなど考える筈がない。「美」を作り出そうなどと考えている芸術家は、美学の影響を受けた

  • ほんとうの慈悲

    素晴らしい動画だ。 能登半島地震のときにも、ボランティアで現地に入った人を叩いたりといったことがあった。 そもそも、人を叩くというのは、相手を自分の思い通りに支配したい、あるいは自己承認を得たいという自分勝手で傲慢な優越感なのだ。 すごく昔に、寄

  • J・F・C・フラー『制限戦争指導論』

    本著は非常に優れた著作といえる。 しかし、残念な点もいくつかある。それは、著者のフラーがイギリス人であることから、英米から見た視点でしか語られていない点である。より斜めに見るなら本著の主目的は、政治の目的を理解せず、戦争の目的は勝利であると勘違いした、

  • 長塚隆二『ナポレオン』

    現代の国民国家の礎を、ほとんど一人で作り上げたといって過言はないナポレオン史だけに、読み応え十分であった(上下巻で1200ページ)。 ナポレオンといえば戦争という印象だが、むしろそこより、ホッブスが『リヴァイアサン』で述べた、「万人の万人に対する闘争」とい

  • ゲーテ『ファウスト 第二部』「第四幕・第五幕」

    第四幕と第五幕のあらすじが必要な向きは wiki をどうぞ。 さて、「第四幕・第五幕」について考察するまえに、『ファウスト』の主命題をもういちど確認しておきたい。それは、ゲーテ自身の言葉にある、以下の内容といっていいだろう。 合一しているものを二分し、二

  • E・フロム『愛するということ』

    ほんの少し前、読書メーターでこのタイトルに関する会話をした。 だけれども、残念なことに「あなたの理解、間違ってるんじゃない」というような返事をされて、酷くがっかりした。 ちょっと昔であれば、「いや、そういうんじゃなくて、説明したかったのはこういうこと

  • ゲーテ『ファウスト 第二部』「第三幕」

    「第三幕」は、ゲーテの残した言葉によると、「主要な仕事の頂点」を描いたものとされている。 ゆえに、「第三幕」はゲーテが残した真髄が結晶化した部分といえるのだそうだ。 さてでは、彼はこの「第三幕」で、何を語っているのだろうか? しかし、これに簡単に答え

  • ゲーテ『ファウスト 第二部』「第二幕」

    「第二幕」のあらすじは、以下の通りである。 古代ギリシャ世界の「原初」である、混沌のその向こうにある「母たち(無)」へと赴き、絶世の美男美女パーリスとへーレナを皇帝のために連れてきたファウストではあった。だが、彼は「母たち」へ行ったときに使った、金の鍵(

  • ゲーテ『ファウスト 第二部』「第一幕」

    さて、「第二部 第一幕」である。 が、その前に「第一部」と「第二部」の関係性を再度かえりみて、『ファウスト』全体の構造を見ておきたい。 「第一部」は「幕」構成がない。ということは、『ファウスト』が二部構成であるとするなら、第一部は「序幕」ということ

  • ゲーテ『ファウスト 第二部』「風趣のある土地(Anmutige Gegend)」

    「第一部」は一般庶民、いわゆる平民の世界を描いたものだが、「第二部」は、がらりと変わり、王侯貴族たちの世界が描かれてゆく。 しかし、その前に、ファウストが「グレートヘンの悲劇」からうけた傷を、自然のもつ力で癒される「風趣のある土地」の場面が描かれる。

  • ゲーテ『ファウスト 第一部』「森林と洞窟」から「牢獄」まで

    以下、読書メーターに投稿した感想。 第一部はグレートヘンの悲劇が描れる。物語のあらすじは複雑ではないが、そこにある思想や暗喩を読みとるにはそれなりの思索力がいる。とはいえ、そこは訳注が非常に役立つ。主題は、生命を対象化する(=知識の獲得)ではなく、生

  • 虚しい

    すべては虚しい。 自分が学び得たことを 惜しげなく与えようとしても 嫌われるのが人世だから。 言葉は虚しい。 発された表面だけをおい 奥に秘められた心を 見つめられないから。 思考は虚しい。 光か影かだけに スポットをあて そこしか照らし出

  • ゲーテ『ファウスト 第一部』「舞台の前曲」から「園亭」まで

    「舞台の前曲」は、本編に入る前に、「戯曲(Drama)」の果たすべき役割や社会的意味を提示した章といっていい。 その構造はゲーテの特徴といえる三位一体的であり、「座長」「道化師」「座付詩人」の会話となっている。 それぞれ「座長=快楽主義」「道化師=実利(な

  • ゲーテ『ファウスト 第一部』「献ぐることば」

    ゲーテ『ファウスト』全編の個人的考察を行っていこうかと。 (最後までできる自信は毛頭ないけれど……) まずは「献(ささ)ぐることば」から。 この「献ぐることば」は、ゲーテが『ファウスト』を書きはじめてから長い中断の時期をへて、シラーの勧めがあって再

  • シェイクスピア『空騒ぎ』

    いやあ、面白かった! と、またしても小学生なみの感想から記事をはじめてしまったが、本当に面白かったのだから仕方がない。 それはさておき、本作の原題は「Much Ado About Nothing」である。 お気づきの方はお気づきだろうが、韻が踏まれているので、タイトル

  • 高橋功訳編『シュワイツァーの言葉』

    読んだ順番とは逆になってしまったが、「読書メーター」に投稿した感想をエントリーしておく。 たぶん3回めの読了。本著を手に入れたのは25歳くらいのこと。当時、シュワイツァーのことは辺境医療の先駆者くらいの知識しかなかったが、読んでたいへん感動した記憶が鮮明

  • サリンジャー『フラニーとズーイ』

    以下は「読書メーター」に投稿した感想。 だが、少しばかり加筆もある。 理想と現実の乖離に悩み、目に映るものすべてを見下して批難し、ときに誹謗中傷してしまう心理は、多くの人がある時期に経験するものだ。かつまた、メタ認知力のある人なら、何にでも怒りを吐

  • シェイクスピア『じゃじゃ馬ならし』

    ぶっ飛んだ作品で面白かった。 ものごとの感想を訊かれたとき「面白かった」と答えるのは、愚の骨頂だというのは知っている。しかし、本当に面白かったときには、なんの邪気も作為もなく「面白かった」という小学生のような感想になるのが人間なのだと思う。 『じゃじ

  • リルケ『マルテの手記』

    とにかく素晴らしかった。 こういう作品を読むと、文学っていいなと、つくづく思う。 とはいえ、「近代の孤独」に習い性な人や、近現代が大好きだったり、実利主義だったり、物事の表面しか見ない人たちからしたら、まったく意味不明の著作なのだろう。 その辺が、

  • プラトン『ゴルギアス』

    哲学者・納富信留さん曰く「『ゴルギアス』はプラトン著作の入門書として最適」。 確かに読み終えて、氏の言うことに納得できた。 哲学というものが、どういうものかがよく理解できたからだ。 ぼくたちの無教養はそれほどのひどい状態に至っているのだよ。 さて、

  • TPOを弁えられない日本人

    「大東亜戦争」と表現のSNS修正 陸自部隊の活動紹介「誤解を招いた」 つらつらと記事に寄せられたコメントの半分くらいに目を通したのだが、まともなことを言ってる人が一人もいなかった。日本人は駄目だなと、かなり絶望させられた。 じゃあ、お前はどう思ったんだ?

  • 現象学がたどり着いた場

    現象学がたどり着いた場がどんなかを説明するのは、なかなか難しい。 しかし、以下の引用を読めば、何となく理解できる人はいるのかもしれない。 歴史学的に見て、それ自体において最初のものは、われわれの現在である。われわれはいつもすでにわれわれの現在の世界

  • 光る命

    ララァ「ひとつの文明のはじまりから終わりまで、せいぜい1万年と少し。人が作ったものだって10万年も経てば塵も残さずに消えるわ。100億の時を数える宇宙で、わたしたちがいくつめの世界を生きていると思って。それは無限につづく螺旋階段のようなもの。果てない円を廻り

  • 夢と現象学

    奇妙な夢を見た。 それは、自分と女の子が身体をぴったり寄せ合わせて歩いている場面からはじまった。 というより、起きた時の記憶によれば、そこがはじまりだったとしか言えない。 視点は三人称視点、すなわち、自分とその子が歩いているのが見えていた感じ。 で

  • 詭弁も使い方しだい

    否定的であることは、無に通ずる。 われわれはただ(中略) 黙々と正しい道を歩みつづけ、 他人は他人で勝手に歩かせておこう。 それが一番いいことさ (ゲーテ) 世の中、詭弁に溢れていて、ほとほと嫌気がさしている。 しまいには、聖書や仏典にある言葉

  • われわれはありのままに物を見ることができない

    この命題に答えるためには、まず、ありのままの定義が必要である。 見たものをみたまま受け入れるなら、それはありのままと言えるかもしれない。 また、われわれの視覚と意識には制限があるとするなら、われわれは事物をありのままに見れているとは言えない。 しかし

  • 日常に目覚めること

    生活とは、たえず〈世界確信のうちに生きる〉ということである。〈目覚めて生きている〉とは世界に対して目覚めているということであり、たえず現実的に、世界と世界のうちに(、、、、)生きている自分自身とを「意識している」ということであり、世界の存在確実性を真に

  • フッサールの基本的信念と見解

    客観的諸科学、特に精密科学がどれほどその明証的な理論的ならびに実証的の成果を力として、それだけが唯一の真の方法の場であり、究極的な真理の宝庫であるとみずからを評価しようとも、それらの諸科学は一般的かつ厳密に言って、学問ではない。すなわち究極的な基礎から

  • 「コギト・エルゴ・スム」問題

    「コギト・エルゴ・スム」、いわゆるコギト。日本語では「我思う、ゆえに我あり」という自我意識に対する命題の解は、現在でも根本的な真実ということで、多くのひとに知られている。 しかし、この「コギト」に重大な誤謬があることを知る人は、案外少ないのだろう。 ま

  • わたしは何を知れるのか?

    タイトルにした問いは、古今東西にわたって人類が長年考えてき問いである。 古代ギリシャを尋ねれば、デルポイの信託に「汝自身を知れ(グノーティ・セァウトン)」という言葉にぶつかる。 16世紀に生きたモンテーニュが長大な『エセー』を書いた動機は「私は何を知る

  • いまどき宿業論を信じる馬鹿らしさ

    「仏教的には地震や津波の犠牲者も過去世の業が原因なのか?」という問題がしばし炎上しますが、仏典とその註釈を注意深く読む限り「その可能性が高い」と言う外ないです。 こういう見解は顰蹙を買うかもですが、これは私の意見ではなくて、仏典と注釈にそう書いてある

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