2025年2月4日、Wiley社が、学術研究における人工知能(AI)の使用等に関する調査報告書“ExplanAItions”をリリースしたと発表しました。
発表によると、報告書では、2024年に世界中の研究者を対象に実施されたアンケートやインタビュー等複数の調査の結果がまとめられています。調査により得られた約5,000人の研究者の知見を基に、AIが現在どのように利用されているのか、今後どのような影響を与えるのかといったことのほか、AIの導入や活用の傾向、研究者の責任あるAI利用をサポートするために出版社が果たせる役割などについて幅広く調査したとあります。
研究者の70%がAIの使用に関する明確なガイドラインを求めているとの調査結果に応える形で、Wiley社では、今後数か月以内に著者向けのAIガイドラインを公開する予定であるとしています。
報告書のダウンロードには、氏名やメールアドレス等の入力が必要です。
Wiley Identifies Emerging AI Research Applications in New Study, Announces Forthcoming Guidelines for Authors(Wiley, 2025/2/4)
https://johnwiley2020news.q4web.com/press-releases/press-release-details/2025/Wiley-Identifies-Emerging-AI-Research-Applications-in-New-Study-Announces-Forthcoming-Guidelines-for-Authors/default.aspx
参考:
Wiley社、AIツールの開発・実装に共同で取り組むプログラム“Wiley AI Partnerships: A Co-Innovation Program”を開始 [2024年10月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/228589