コプターとは、スーパードンキーコングシリーズに登場する敵キャラクターである。
概要
初登場はスーパードンキーコング3。エリア6「カミソリけいこく」で多く出没する。
体の色は黄色で黒いヘルメットを被っている。両手にプロペラ状の黒い板を持ち、竹トンボのように回転させながら飛行する。
プロペラに触れればダメージを受ける上にヘルメットは硬いためジャンプで倒すことができないが、コング達はヘルメットの上で跳ね続けるため、特定のボーナスエリアに行くための移動手段になることもある。
移植版のヘルメットは飾り?
スーパードンキーコング3のゲームボーイカラー移植に当たる『ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング』でも当然ながら続投している。
同作での彼の動き自体は原作と同様なのだが、移植元特有の複雑なプログラムが当時の携帯機であるゲームボーイカラーに組み込めなかった関係なのか、原作での無敵ぶりから一転、単に踏みつけ倒すことができる様に弱体化が施される事になった。
ここまで見ると『ドンキーコングGB』での彼は同作特有の「プログラム構成変更の犠牲者」という扱いの様に見える。
ただ、彼の場合は原作と全く変化の無いデザインで登場しているのにも関わらず、プレイヤー攻撃への耐性が変更されたキャラである。原作の彼の特徴の一つであったヘルメットは上述の通りプレイヤーの踏みつけが効かないレベルで硬く、結果的に彼を象徴するアクセントとなっているのだが、今作ではそんな事もお構いなく普通に踏みつけで倒されてしまう。要するに同作の彼はヘルメットについて設定の矛盾が生じていて、結果的に「頭のヘルメットなんてただの飾りです」と言わんばかりの装備になってしまっている。
これらの事から、『ドンキーコングGB』における彼は、移植の際に完全にツッコミどころしか存在しないキャラへと変貌を遂げたのは否めない。まさにどうしてこうなった。
ちなみに、過去のドンキーコングシリーズでは同じくヘルメットを装備して踏みつけ攻撃を防ぐクランプが登場していたのだが、特性以外の行動パターンが最弱のクリッターと同様であった事から、彼が携帯機作品『スーパードンキーコングGB』『ドンキーコング2001』に出演していた際には、幸いにも移植元と全く同じキャラクターが再現される事になった。
一方で移植元での彼の場合はクランクとほぼ同じ特性を持っている事に加えて、空中を自在に飛び回る能力が存在していた事から、恐らく固有能力を2種類組み込めなかった点が能力の変更に踏み切ったと思われる。
たるジェットレースにて、プレイアブル化
後に発売された知る人ぞ知るドンキーコングシリーズのレースゲームWii『ドンキーコング たるジェットレース』では、まさかのプレイアブルキャラクターとして参戦。
彼自身は今作以外ではスーパードンキーコング3と移植版にしか登場していなかったという事もあって、参戦については予想していなかった人も多かっただろう。
同作への出演の際にヘルメットにプロペラがついている上にゴーグルを付けたデザインへとアレンジされている。見た目の通りコーナリングで性能を発揮する。性格はせっかちで意地悪。
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