漢字として
⼋
- Unicode
- U+2F0B
- 意味
- 数の8、8回、分かれるという意味がある。
- 字形
- 指事。〔説文解字・巻二〕に「別るるなり。分別して相ひ背くの形に象る」とあって、二人が別れて背くさまから8を表すとある。別と八の音が似ていることを踏まえてからか。ほかに単に二つに分ける形からの指事、両手を4本の指にして合わせている象形とする説がある。
- 音訓
- 音読みはハツ(漢音)、ハチ(呉音)、訓読みは、や、やつ。名のりに、かず・わ・わかつ、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 部首八部を作る。二つに分けるという意味の漢字(例えば半)だけでなく八という字形を含む漢字を収める。
- 声符
- 八を声符に持つ漢字に叭、汃、䒔、扒、朳、䏌、釟、𩡩などがある。
- 語彙
- 八音・八虐・八卦・八紘・八識・八陣・八宗・八体・八難・八病・八分・八部衆・八方・八面六臂
- 参考
- 片仮名のハの元となった。大字として捌を用いることもある。