兵士とは、軍隊をはじめとした戦闘組織の人員である。
大雑把に「軍人」と呼ばれる場合もある。
概要
「戦士」と比べるといささかドライな語であり、意志の如何有無は関係なく純粋に歩兵などの戦闘要員のことをさして使うことが多い。
英語で下士官兵を総称して Enlisted man と呼称し、その和訳として「一般兵士」と呼称する場合がある。(→軍隊の階級)
自衛隊では広義に「隊員」と呼ばれる。(厳密には自衛官)
無理やり軍隊に放り込まれる徴兵制と自らの意志で入隊する志願制の2種類がある。 どちらも一長一短。
現代の歩く兵士
現代では、一般的に迷彩服を着て小銃を持ってリュックを背負い、山道を歩く兵士は 歩兵 と呼ばれる。
ジープやトラック、装甲車、ヘリコプターに乗って移動する場合もある。戦術に柔軟性を持たせるため、班員が携帯式の対戦車兵器や機関銃を持っている場合も多い。
歩兵 の記事も参照。
服装
陸軍などはいつもヘルメットに迷彩服を着ているイメージもあるかもしれないが式典用の背広にネクタイのようが制服もあったり、儀礼用の立派な服装もある。
制服 (自衛隊) - Wikipedia
軍服 (アメリカ合衆国) - Wikipedia
靴をピカピカに磨いたり、アイロンをシワなくかけたりと結構大変である。
フィクション・ゲーム等において
やられ役で怪獣に蹴散らされたり、未知の存在に壊滅させられたり、根性論な上官に突撃させられたり、ハートマン軍曹にしごかれたりと大変な役割も多い。
戦争映画などでは、兵士視点から見た戦争などの有様や現状を描く場合も多い。宿営地や基地、行軍中、愚痴をこぼしていたり、アメリカンジョークを飛ばしていることもある。
やたら声がでかかったり、マッチョで濃い顔をしていたりといったステレオタイプからやたら真面目な眼鏡君や、脳筋、ムードメーカー、物静かな古参までキャラ付けも豊富。
家族や子供、彼女の写真を眺めていたり、国へ帰った後の予定を話すなど死亡フラグを立てる奴が時々いる。
高い戦闘力に現実味を持たせるため、元軍人の××といった設定も珍しくない。
呼称
戦車兵、狙撃兵、特技兵、水兵、海兵、通信兵、上級兵、操縦兵、バズーカ兵、エリート兵など語尾に「~兵」とつけるとなんかそれっぽくなるため、一部ゲーム等でそう分類呼称される場合も多い。子供でも分かりやすいというメリットはある。
もちろん実際の現場・状況下・実戦で用いられているかと言えば全く別の話である。