務とは、東アジアの人名である。
人名
- 安能務 - 日本の小説家
- 江馬務(1884年 - 1979年) - 日本の歴史学者
- 落合務 - 日本の料理人
- 上代務 - 日本の脚本家
- 喜多川務 - 日本の俳優、スタントマン
- 奥田務 - 日本の実業家
- 務光 - 中国の夏のころの人
- 韓務(? - 518年) - 中国の北魏の軍人
漢字として
- 意味
- つとめる、従事する、力を尽くす、追求する、赴く、急ぎ走る、はげます、仕事、ぜひとも、(侮と通じて)侮辱、(瞀と通じて)くらい。
- 〔説文解字・巻十三〕に「趣くなり」とあり、急いで走る意とある。〔爾雅・釈詁〕には「強(つと)むるなり」、〔爾雅・釈言〕には「侮るなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は敄。敄は強いる、迫るという意の字。
- 音訓
- 音読みは、ブ(漢音)、ム(呉音)、訓読みは、つとめる。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 務を声符とする漢字には、蓩、霧などがある。
- 語彙
- 務時・務精・務能・務必・務本