いいか、(主人公名)!
筋肉の多い人間はトロイなどという間違った認識が世間にはあるが、
信じちゃいないだろうな。
すばやく正確に動くためには筋肉!筋肉こそが必要なのだ!
筋肉を正しくきたえれば、強く、すばやく、がんじょうで
なにより美しい肉体となるのだ!
筋肉とは動物が持つ組織の一つである。
概要
量が多いとマッチョ、筋肉モリモリ等と普通に表現される、恐らく人体の中でも有名な組織。
骨格筋、内臓筋、横紋筋、心筋…等と厳密には分けられるが、ここでは一番需要がありそうな骨格筋について述べる。
骨格筋
世間一般で筋肉と認識されているのはこの骨格筋。
骨格筋を鍛えてマッチョや身体を締めることを目標としている人が殆どであろう。
よく『筋肉が多いと動きが遅い』と言われるが、陸上の短距離の金メダリストなど優秀なスポーツ選手は皆筋肉ムキムキである。この手の話題を言う人はボディビルダーなど、素早い運動に適さない程に速筋(後述)を鍛えた人間を前提に話すので適当に合わせよう。
なお、筋肉は脂肪に比べて少し密度が高いため、ダイエットしたのに体重が減らないのは筋肉を付けすぎた事にあったりする。(減った脂肪より多く筋肉が付いている。)
体重を維持または減らしてスタイルをよくしたいなら少しずつインナーマッスルを鍛えよう。ついでに柔軟で体を柔らかくするのも忘れずに。ぶっちゃけるとよっぽどマッスル体型になりたいでもないなら特に気にしなくてもよい
(体重は同じでも、腹周りや脚などのスタイルがよくなり、代謝も上がるため。上のカッコ内を逆説的にとらえれば、体脂肪の面積より小さい面積で同じ質量の筋肉を付けたということである)。
なお、沢山食事を取って消化できる場合はより肉体が育つようになる(逆にいえばその分鍛える必要あり)。小食である場合は少しずつ慣らして行こう。バランスの良い食事を忘れずに。
速筋
重量級の格闘家や短距離の陸上選手など、瞬発力や瞬間的に大きな力を出すことを要求される競技等をしている人間に付いている筋肉。白筋ともいう。
マッチョで思いつく体型は間違いなくこうした方々の筋肉。
筋肉の特性上、一本一本の筋繊維が太くなるので、必然的に筋肉が大きくなる。
この筋肉は体内の糖を瞬間的に消費して仕事をする特性があり、瞬発性には長けるが持久性に乏しい。
遅筋
長距離の陸上選手など長時間運動する競技をしている人間に付いている筋肉。赤筋ともいう。
マッチョには見えず、どちらかと言えばガリガリにも見える筋肉。
この筋肉ではミオグロビンの量が多く、酸素運搬能が高いため、持久性に長けるが瞬発性に乏しい。
食材
脂身や内臓など一部例外はあるが、「肉」と呼ばれ食べられるのは筋肉である。運動のため以外にも体温調節にも関係しており、恒温動物である牛、豚、鳥の肉が遅筋が多く赤いが、変温動物である魚やカエルの肉はほぼ速筋のみであり白くなっている。ただし、回遊魚は遅筋が多く赤身魚となっている等例はがある。