止とは、止まるという字である。人名に使われる。
漢字として
止
- Unicode
- U+6B62
- JIS X 0213
- 1-45-28
- 部首
- 止部
- 画数
- 4画
⽌
- Unicode
- U+2F4C
- 意味
- 止まる、静止する、中断する、妨げる、留まる、振る舞い、足あと、足、という意味がある。〔説文解字・巻二〕に「下基なり」とある。
- 字形
- 足跡の象形。〔説文解字〕には「艸木の出でて址(あし)有るに象る。故えに止を以って足と爲す」とあり、草木の生えるところを象ったとし、意味を基との畳韻で解く。しかし、甲骨文などの字形は、足うら、または足跡の形である。足趾や止まる意味を持つ。
- 止とは反対側の足趾は𣥂で、左右の足趾(止、𣥂)を上下に並べた字が歩(步)、逆さ向きにしたものが夂・夊である。
- 音訓
- 音読みは、シ(漢音、呉音)、訓読みは、とまる、とめる、とどまる、とどめる、やむ、やめる。名のりに、ただ・とも・もと、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年生で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 止は部首止部を作る。足を表す意符として数多くの漢字で使われる。
- 声符
- 止を声符とする漢字には、企、址、芷、沚、阯、𨑭、祉、趾、歯などがある。
- 参考
- 止の草体は、平仮名のとのもととなり、最初の2画が片仮名のトのもととなった。
- 語彙
- 止戈・止渇・止観・止血・止邪・止水・止足・止息・止揚