設とは、設備、設営という意味の字である。
漢字として
設
- Unicode
- U+8A2D
- JIS X 0213
- 1-32-63
- 部首
- 言部
- 画数
- 11画
- 意味
- 作成する、設立する、備える、並べる、陳ねる、用意する、大きい、もし、たとい、という意味がある。〔説文解字・巻三〕には「施陳するなり」とある。
- 字形
- 言+殳の会意。解釈について〔説文〕には「殳、人を使ふなり」とあり、ほかに役の省略とする説(〔説文解字注箋〕)、言は誓約で殳は鳥の短尾を持つ字なので、誓約に羽飾りを添えて議場を設営するとする説(白川静)がある。
- 音訓
- 音読みはセツ(漢音)、セチ(呉音)、訓読みは、もうける、おく、つらねる。名のりに、のぶ、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 設を声符とする漢字には、蔎などがある。
- 語彙
- 設営・設科・設官・設疑・設教・設計・設施・設色・設置・設張・設定・設備・設問・設立
異体字
- 簡体字は设。