NicoSoundとは、かつてニコニコ動画に実装されていた動画の音声データをダウンロード出来る機能。ニコニコ動画:Zeroから開始されたが、2014年12月に終了した。
にこ☆さうんどは名前が似ているが別のサービスである→にこ☆さうんど
概要
2012年4月26日頃にZeroWatchの続報と共に発表された。動画投稿者が許可した作品に限り、投稿された動画の音声をAAC形式でダウンロードできる。Androidではそのまま音声ファイルをダウンロード出来るほか、iPhone、iPadではiTunesを経由することで転送可能になる。
ニコニコ動画:Zero自体がプレミアム会員限定でサービスインするため、プレミアム会員専用の機能として提供されてきたが、2012年7月17日から原宿バージョンに対応し、Zeroバージョンを使用していないプレミアム会員と一般会員も利用可能となった。
JASRAC等の著作権管理事業者が管理している楽曲については、ニコニコ動画と管理事業者が締結していた包括契約の内容を更新し、DL可能にすることによって対応する。利用料はドワンゴが全額負担し、ユーザーは無料で利用可能。JASRAC・JRC(ジャパン・ライツ・クリアランス)・イーライセンスに対応している。
投稿者(うp主)側
- ダウンロード可能にできるのはプレミアム会員のうち、クレジットカードかケータイキャリア決済を利用しているプレミアム会員のみで、WebMoneyやモリタポを利用して決済している場合はダウンロードを有効化できない。運営公式見解によれば「他者の権利の侵害を防止し、個人の特定を容易にするため」だという。(参考:http://www.nicovideo.jp/musicupload
)
- ダウンロードOKにできるのは自身が権利を持っているか、原曲の権利者から許諾を得た場合に限る。前述の通り、JASRAC・JRC・イーライセンス管理楽曲(のうち各団体がインタラクティブ配信について管理しているもの)についても歌ってみた・演奏してみたは利用可能。ただし原盤(CD音源)をそのまま利用することは認められていないため自分で演奏・打ち込みする必要がある。ニコニコ動画では一部の音楽原盤が利用可能だが、禁止事項に「許諾原盤を含む動画の音声を他のユーザーがダウンロードできるように設定すること」とあるため、ダウンロードOKにすることは認められていないようだ。動画のサムネイルもアートワークとしてダウンロードされるため、サムネイルについても他者の権利を侵害しないようにする必要がある。
- 2012年6月1日より、ニコニコ動画では、投稿した動画に、動画で使用した楽曲の情報を登録できるようになっている
。各著作権管理団体の管理楽曲を利用していれば、その情報を登録することにより、権利者への使用料分配がより正確に行われるようになることが期待される。
- NicoSoundを設定した投稿者が運営から権利侵害についてメールを受け取るという事例(http://togetter.com/li/312723
)が発生している。したがって、NicoSoundを設定した場合、設定した動画に対して運営のチェックが入っている可能性がある。
視聴者・リスナー側
関連動画
外部リンク
- NicoSound 音楽ダウンロード - 音楽ダウンロードしたい方へ
- NicoSound 音楽ダウンロード - 音楽をダウンロードさせたい方へ
- ニコニコ動画は5月1日に「niconico」に進化 -AV Watch
- 音楽ダウンロード機能「NicoSound」でJRC 管理楽曲がダウンロード可能に
(PDF注意)
- 音楽ダウンロード機能「NicoSound」で イーライセンス管理楽曲がダウンロード可能に
(PDF)
- ニコニコの音楽ダウンロード機能、誰でも利用可能に‐ニコニコインフォ
- NicoSound サービス終了のお知らせ 2014.12.17