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“けり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
76.2%
7.1%
7.1%
結着2.4%
結論2.4%
2.4%
鮭皮靴2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「色男金と力はなかりけり——のけりの方で。生つ白くて力のあるのは、芝居の二枚目だけ。尤も鈴川主水、金はうんとありますよ」
彼は自らいはひ、自ら憤り、なほ自ら打ちもけりんずる色をして速々そくそく答を貫一にせまれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
けり短く鶴長し、柳は緑、花は紅、人豈吾と同じうすべけんや。此星の栄は彼の星の栄に異なり。福沢君の天職は日本の人心に実際的応用的の処世術を教ふるに在り。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
いけねえ、おれはもう自分で自分をどうすることも出来ない。いよいよ何もかもに結着けりをつける時だ。霊魂たましひも消えて亡くなれ! おれは氷の穴から身投げをしておつんでしまはう!
そして、お前の下手人には喜惣が挙げられて、あのお母さまも、喜惣の手にかかったということで、結論けりがついてしまうのです。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「蹶たな、わたしを、親でもけりやしない、わたしを蹶やがったな」
一握の髪の毛 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)