386BSDの時代から数えて、FreeBSDとの付き合いはすでに20年以上になります。開発者ではなく、ユーザーとして浅く長く使ってきたため、利用歴が長い割に知らないことも多くあります。
最初の出会いは、NiftyServeの会員間でフロッピーディスク100枚以上をバケツリレー方式で回して手に入れたFreeBSDの前身である386BSDでした。当時のパソコン通信はアナログ電話回線を使っていたため実行速度で10Kbps以下程度でとても遅く、386BSDのOSや関連ファイルのすべてをダウンロードするというのは時間的にも電話料金的にも実用的ではありませんでした。そこで、フロッピーディスク100枚以上を宅配便で送って巡回させたのですが、100枚以上のフロッピーディスクのコピーとそれを使ったインストール作業はまさに試練でした。今の手軽なインストール方法と比べると、途方もない手間がかかりました。個人情報面でもセキュリティ面でも、アカの他人同士で宅配便でフロッピーディスクを送り合うことは今となっては考えられません。
当時は、TeXを使いたいという目的で386BSD/FreeBSDを導入しました。しかし、現在はメールサーバーやWebサーバーとして利用しています。FreeBSD 2.0.5からサーバ用に使用を始め、記憶では2.2.5以降で現在まで大きく使い勝手が変わったという印象はありませんが、OSの安定性やセキュリティ面の向上は目覚ましいものがあります。
目次
ブログ記事(FreeBSD関係)
- FreeBSDにMySQL 9.0をインストール
- 30年前のPC-9801を蘇らせる - FreeBSD初期設定編
- 30年前のPC-9801を実用を目指して蘇らせる - FreeBSDインストール編
- 30年前のPC-9801を実用を目指して蘇らせる - FreeBSDインストール準備編
- TexHooの2万円 Ryzen 5 4500U ミニPCを購入してみた
- TelegrafでElasticsearchにメトリクス送信+Kibanaで可視化 (前編)
- Metricbeat 8.6.0のインストールと設定
- Elastic Stack 8系をFreeBSDにインストール
- FreeBSDのportsでHTTP/3への道 (挫折1回目)
- Fail2Banの再インストールと設定の見直し
- fail2banとFreeBSDのpfで通信がただちに遮断されない?
- FreeBSDでUSBデバイスのデバイス名を固定する
- Prometheus2によるシステム監視 FreeBSD標準のエクスポーター prometheus_sysctl_exporterを使う
- Prometheus2とGrafana6によるシステム監視 NTP統計情報の表示
- Prometheus2とGrafana6によるシステム監視 FreeBSDのメモリとCPU温度
- Prometheus2とGrafana6によるシステム監視 Node Exporterの情報を表示
- Prometheus2とGrafana6によるシステム監視
- NginxでTLS 1.3が使えなくてとても悩んだ話(設定の書き方)
- Elastic Stack 6.4.2への更新 FreeBSD ports用メモ
- WinlogbeatでWindowsイベントログを可視化 後編
- ウェブサーバをOpenSSL 1.1.1でTLSv1.3に対応させる
- Elastic Stackを6.3.2に更新する
- Z-Push 2.4系をインストール
- FreeBSDのportsでOpenSSLからLibreSSLに変更
- ウェブサーバのTLS ChaCha20-Poly1305で通信させたい
- ウェブアクセス解析MatomoのGeoLite2利用
- FreeBSDにMySQL 8.0をインストール
- Elastic Stackでシステム監視 Heartbeatを使う準備
- NginxでBrotliによるコンテンツのデータ圧縮を行う
- Elastic Stackでシステム監視 FreeBSDのportsで6.2.3に更新
- Snort 3.0に挑戦 (失敗)
- Dovecot 2.2系から2.3系への更新
- ELK Stackでシステム監視 FilebeatでFreeBSDのCPU温度取得+Kibanaグラフ化
- ELK Stackでシステム監視 FilebeatでFail2banのBan情報+地図表示
- ELK Stackでシステム監視 FreeBSDのportsでELK Stack6系をインストール
- ELK Stackでシステム監視 FreeBSDにMetricbeatをインストールしてみる
- fail2ban (0.10系)をファイアウォールpfとの組み合わせで使う
- ELK Stackでシステム監視 collectdでDNSサーバの情報収集
- ELK Stackでシステム監視 KibanaのSearchで抽出条件を作成する
- ELK Stackでシステム監視 collectdで監視対象ホストからデータ収集
- FreeBSDにMySQL 5.7をインストール
- FreeBSDでDHCPv6サーバ
- ELK Stackのインストール
- FreeBSDでPlex Media Server
- Let's EncryptでECDSAな証明書
- いまさらだけど遅すぎというほどでもないDMARC レポート編1
- いまさらだけど遅すぎというほどでもないDMARC 導入編
- Dovecotのインストール 配送をmaildropからDovecot-LMTPに変更
- Dovecotのインストール (Courier-IMAPから移行)
- LibreNMSでサーバー監視
- netdataでシステム情報をリアルタイムにグラフ表示
- Rspamdの設定 (Rmilter無し)
- AsteriskのチャンネルドライバをPJSIPにした
- Rspamdで迷惑メールを判定 (続き)
- Rspamdで迷惑メールを判定
- FreeBSDルーターでDS-Lite
- FreeBSDルーターでIPv6のIPoE接続
- Z-PushがPHP7に対応したっぽい
- FreeBSD mpd5でIPv6接続 (PPPoE) その3
- FreeBSD mpd5でIPv6接続 (PPPoE) その2
- FreeBSD mpd5でIPv6接続 (PPPoE) その1
- ルータ兼ファイアウォール OPNsense
- APCuによるWordPressの高速化
- FreeBSD 10.2へのアップグレード
- FreeBSD サーバからメールが来なくなった
- REGZAの中の人