PIXUS TS8730 [ブラック] スペック・仕様・特長

キヤノンは9月28日、プリンター製品の新モデルを発表した。各製品の概要は以下のとおり。

■「XK120」「TS8730」「TS6730」「TS6630」

家庭用インクジェットプリンター「PIXUS（ピクサス）」シリーズより、多機能モデル「XK120」「TS8730」「TS6730」「TS6630」の4機種を10月下旬に発売する。

「日常生活の中で写真や文書を簡単に印刷したい」というニーズに応えるため、アプリや本体液晶などのUIを進化させ、使い勝手を向上。例として、「XK120」は、高画質・高機能ながら低ランニングコストを実現し、幅広い用途での活用に期待できるとのこと。「TS8730」は、6色独立インクタンクを採用し、高画質な写真印刷に適しているという。

また、「TS6730」「TS6630」は、新開発のインクカートリッジを採用し、スタンダードモデルながらプレミアムモデルの「XK120」と同等の高速な文書印刷スピードを実現するという。さらに「TS6730」は、ADF（自動原稿送り装置）を搭載し、学校や自治体からの配布物など家庭において、管理が煩雑な書類を効率よくスキャンし、電子化できるというのが特徴だ。

■「GX2030」「GX1030」

「オフィスと同等の効率的な働き方を支援する、在宅勤務に特化した新コンセプトプリンター」として、特大容量タンク「GIGA TANK（ギガタンク）」を搭載した、ファクス機能付きインクジェット複合機「GX2030」、およびインクジェット複合機「GX1030」を10月下旬より順次発売する。

自宅の居住空間と調和する新デザインを採用し、スキャンユニットを小型化したことで、限られたスペースでも設置場所を選ばない、コンパクトサイズを実現したというモデル。操作部をプリンター前面のフラットパネル上にまとめたほか、インク充填・給紙・メンテナンスカートリッジ（別売り）の交換といった基本操作をすべて前面側で行える、フルフロントオペレーションを可能にする。

■「GX5530」

特大容量タンク「GIGA TANK（ギガタンク）」を搭載したビジネス向けインクジェットプリンター「GXシリーズ」より、特定業種の印刷ニーズに応える新コンセプトモデル「GX5530」を9月28日に発売する。

宅配送付票や光沢ラベル、薬袋といった業種特有の用紙に加えて、16種の封筒サイズなど、幅広いメディアに対応したのが特徴。特に、小売業のプライスカードで使用されるB6Hサイズが印刷できるため、これまで印刷後に発生していた用紙裁断の手間を削減するという。さらに、2段の前面給紙カセットと背面給紙トレイの3つの給紙口を備え、最大600枚（普通紙）の大容量給紙が可能だ。

■「GX6530」

特大容量タンク「GIGA TANK（ギガタンク）」を搭載したビジネス向けインクジェットプリンター「GXシリーズ」より、プリンター前面からADF（自動原稿送り装置）でのスキャンができるカラーインクジェット複合機「GX6530」を9月28日に発売する。

ADFの給紙および排紙トレイをプリンター前面に配置することで、ADFの操作に必要なプリンター横・上部のスペースを不要とし、受付・窓口カウンター内への設置を可能にしたというモデル。また、ADFは一度のスキャンで両面原稿を同時に読み取ることができ、スキャン時間を短縮するとのこと。原稿台でのスキャンは、原稿位置合わせの基準を右手前に配置することで、原稿台カバーの大きな開閉操作を不要とした。

価格はいずれもオープン。