外岩でのボルダリングに欠かせないボルダリングマット。別名クラッシュパッドとも言われ、着地の衝撃を減らしケガのリスクを低減するアイテムです。しかし、ボルダリングマットはメーカー・タイプ・サイズなど、選択肢が多いため選ぶのが難しいですよね。
そこで今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの売れ筋から、人気のおすすめボルダリングマットをランキング形式でご紹介。
さらにボルダリングインストラクターのカオリンさんに徹底取材してわかった、ボルダリングマットの本当の選び方も解説します。性能や価格を比較してみて、ぜひ購入の際の参考にしてください!
クライミングジムスタッフの経験を数年経て、2015年よりフリーランスのボルダリングインストラクターとして全国で活動。個人レッスン〜20名程度の講習会・イベント出演やルートセット等を行う。ジム初回インストラクト動画や、海外でのディープウォーターソロの撮影等に出演。現在は熊本を拠点とし、クライミングウォールの建設、運営全般に関わる。2014・2015年にボルダリング日本代表としてW杯に出場する経験を持つ。
専門家は選び方について監修しています。ランキングに掲載している商品は専門家が選定したものではなく、編集部が独自に集計・ランキング付けしたものです。
ボルダリングマットには、自然の岩を登って着地するときの衝撃を吸収する役割があります。ボルダリングは自力で着地するのを前提とした競技なので、マットはケガを防ぐためのものではなく、あくまでも衝撃をやわらげるためのアイテム。使い方は簡単で着地予定の場所にマットを敷くだけです。
外岩でボルダリングを楽しみたい人はもちろん、自宅にボルダリングウォールがある人にもおすすめ。また、一般的なマットよりも軽くてコンパクトに収納できるため、うんていなど子どもの遊具用のマットとして外に持ち出しても使用できます。いろいろな使い方ができるのもボルダリングマットの魅力ですね。
自宅で使用するならマットを自作するのもよいでしょう。ボルダリングマットはウレタン・スポンジがあれば自作できます。ただし、自作する際には硬さ・厚さ・カバーの張り具合などにこだわり、ケガしないよう基準に沿ったものを作るようにしましょう。
ボルダリングマットを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
ボルダリング用マットは、メインマットとして使用するのかサブマットとして使用するのかによって、選ぶべきサイズが異なります。まずは着地する場所に敷くメインマットを選びましょう。
メインマットのサイズは、100×120cm程度の展開幅を基準にしてください。メインマットは着地するメインの場所に敷くので広さが重要です。ボルダリングでは着地場所がずれてしまうことがありますが、広めのマットならどんな落ち方をしてもある程度カバーできます。
また、複数人で行く場合はそれぞれのマットを合わせて広さを確保できますが、単独で行く場合は1つしかないのでなるべく大きなモデルを選びましょう。自分が持ち運ベる範囲内で、なるべく大きめのマットを選ぶのがおすすめです。
危険な場所以外で使用するなら2層構造のものがよいでしょう。ボルダリングマットの構造は、主に1層・2層・3層構造があります。2層構造はへたりやすい1層構造の弱点をカバーし、硬めの層を上部につけたタイプ。体が接触する表面には硬めの素材、裏側にやわらかい素材を使うことでクッション性を高めています。
2層構造のボルダリングマットは、メインマットとして十分活用できるクッション性を持ちコスパもよいので、はじめてのメインマットとしておすすめです。層が多くなれば生地が厚くなり衝撃吸収力が高くなりますが、その分価格も高くなります。価格がネックで購入をためらっている人にも2層構造がおすすめです。
高さのある岩を登る場合や、不安定な設置面で使用する場合は3層構造以上のものがよいでしょう。3層構造タイプはやわらかい素材と硬い素材が交互になっていて、着地面はソフトでハリがあるのが特徴です。凸凹のある地面での衝撃吸収力に優れているため、不安定な外岩での使用にうってつけといえます。
ただし3層構造以上のボルダリングマットは、重く硬い素材を使用するので重量が増えるのがデメリット。また、価格が高いモデルが多いのも特徴です。一方で、3層構造以上のタイプは耐久性は上がるので、長く使用したい人に適しています。
着地点周辺の障害物をカバーするなら、サブマットを準備しましょう。サブマットとは、メインマットの補助として使用するマットのこと。スタート位置の目印として置いたり、着地の際ぶつかりそうな岩や木に立てかけたりして使用します。サブマットがあれば、どんなフィールドにも対応しやすくなるのがメリットです。
サブマットは基本的にメインマットと一緒に携行するので、メインマットを折りたたんだサイズに近いものがおすすめ。メインとサブマットを重ねて持っていけるので持ち運びが便利です。サブマットは狭い空間に使うことが多いので、はじめから柔らかくて扱いやすい1層構造タイプが適しています。
一方で1層構造タイプのサブマットはへたりやすいのがデメリット。しかし薄くてやわらかいため、メインマットの隙間や、メインマットを設置できない狭いポイントに使用できます。携帯性や使用シーンを考慮してあなたにぴったりのサブマットを選ぶとよいでしょう。
コンパクトに収納できるボルダリングマットがほしい人は、ヒンジタイプがおすすめ。ヒンジタイプは2つ折りや3つ折りにたためるため、コンパクトにまとまります。小さく収納できるので、車に積んだり持ち運びしたりするのに便利。頻繁にボルダリングマットを持ち運ぶ人にうってつけです。
一方でヒンジと呼ばれる折りたたみのつなぎ目部分はクッション性が劣るというデメリットもあるので、使用する場所やシーンによっては適さない場合も。ヒンジ部分が気になる人は、つなぎ目部分をマジックテープで固定してクッション性を補えるタイプを選びましょう。
ヒンジタイプのなかには側面にある留め具でマットが開かないように固定することで、座面の片方を背もたれとして活用できるタイプのものがあります。ボルダリングの休憩時間やキャンプなどリラックスしたいときに重宝します。
クッション性を重視するなら、タコスタイルかブリトータイプを選択しましょう。タコスタイル・ブリトータイプは、折りたたむためのつなぎ目がなく、折り曲げてコンパクトにするタイプのマット。ヒンジタイプのようにクッション性が劣るつなぎ目部分がないため、不安定な着地点でも十分に力を発揮できるのが魅力です。
マットを折りたたんだときに内側に空間ができてかさばりますが、このすき間にシューズやチョークバッグなどの荷物を入れて持ち運ぶこともできます。リュックのように背負うタイプが多く、両手が空いて歩きやすいのもメリット。ただし、すき間に荷物を挟む場合は中身を落とさないように注意しましょう。
その他にもハイブリッド式やエアセル式といったものもあります。ハイブリッド式は、ヒンジタイプとタコスタイルのマットを層にしたもの。ヒンジタイプよりは小さくまとまらないものの、マットのつなぎ目がなくタコスタイルよりコンパクトに収納できるのが魅力です。
自宅で使用したい人は、エアセル式が適しています。エアセル式は空気を入れてふらませるタイプです。空気を抜くとかなりコンパクトに収納できるため、自宅での保管にもうってつけ。ただし着地が不安定になりやすいのでクライミングには不向きです。
徒歩で岩場にアプローチする人は、ショルダーストラップに加えて腰ベルトつきのモデルをチョイスしましょう。ボルダリングする際は外岩に辿り着くまでに10〜15分山登りしたり、岩が多いようなガレ場を歩いたりします。腰ベルトがあると安定感が出るので、快適に長時間・長距離を歩けますよ。
腰ベルト以外にも便利な機能を持つマットがあります。貴重品を快適に持ち運びたいなら、収納ポケットつきがおすすめ。特にタコスタイルやブリトータイプなど、挟んで荷物を持ち運ぶものは落としやすいので収納ポケットつきを選びましょう。
また、汚れ落としつきのモデルもあります。シューズについた砂や石を簡単に拭えるため、靴底の汚れを落とす手間を省きたい人にうってつけです。使用する状況をイメージして、ボルダリングマットの便利な機能も確認してくださいね。
専門家は選び方について監修しています。ランキングに掲載している商品は専門家が選定したものではなく、編集部が独自に集計・ランキング付けしたものです。
商品 | 画像 | 最安価格 | ポイント | 詳細情報 | |||||||
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構造 | 折りたたみタイプ | 素材 | 展開時幅 | 展開時奥行 | 展開時高さ | 重量 | |||||
1 | オクトス mountain dax|マウンテンダックス ゴレイロトリプルⅡ|CG-433 | ![]() | 硬度の異なる衝撃吸収材を多層構造に配置 | 不明 | ヒンジタイプ | 着地面:ナイロン420D、オックスフォードPU/接地面:ナイロン630Dn | 180cm | 90cm | 10cm | 約4.8kg | |
2 | オクトス mountain dax|マウンテンダックス ゴレイロダブルⅡ|CG-432 | ![]() | 硬度の異なる衝撃吸収材を多層構造に配置 | 不明 | ヒンジタイプ | 着地面:ナイロン420D、オックスフォードPU/接地面:ナイロン630Dn | 120cm | 90cm | 10cm | 約3.1kg | |
3 | メトリウス ショートストップパッド | ![]() | クラッシュパッドに挟んで携帯できる | 不明 | 不明 | 不明 | 92cm | 58cm | 2cm | 不明 | |
4 | Mammut Slam Pad|2290-00810 | ![]() | シューズの汚れを簡単に落とせるフットマット付き | 2層 | ヒンジタイプ | ポリエステル、ナイロン、ポリアミド | 約98.5cm | 約56.5cm | 約23cm | 5.3kg | |
5 | Metolius Mountain Products ボルダリングマット・セッションⅡ|SESS002.03 | ![]() | 折りたたんだらストラップで固定するだけ。便利な足拭き付き | 不明 | ヒンジタイプ | 900Dポリアウターファブリック | 121.9cm | 91.4cm | 10.2cm | 4kg | |
6 | PETZL ALTO|K02AO | ![]() | ギアの収納スペースを備えた、ショルダーストラップ付き | 3層 | 不明 | 高強度Cordura バリスティック・ファブリック、YKK n°10 ジッパー、3レイヤーポリエチレン/ポリウレタンフォーム | 118cm | 100cm | 10cm | 5.7kg | |
7 | ペツル ニンボ|K03AO | ![]() | 防水性や耐久性の高い生地を使用 | 不明 | 不明 | 高強度Corduraバリスティックファブリック、YKKn10ジッパー、3レイヤーポリエチレン/ポリウレタンフォーム | 75cm | 50cm | 3cm | 0.7kg | |
8 | Metolius Mountain Products Metolius|BASIC PAD | ![]() | ハンドルやベルトがついていて持ち運びやすい | 不明 | ヒンジタイプ | 不明 | 121.9cm | 91.4cm | 10.2cm | 3.35kg | |
9 | 富士護謨産業 スポーツ用補助マット | ![]() | ボルダリング用サブマットをお探しの方におすすめ | 1層 | 不明 | カバー:防水帆布、芯材:軟質ウレタンフォーム | 200cm | 100cm | 10cm | 不明 | |
10 | ムーン Pluto Crash Pad|moon55-106 | ![]() | 持ち方を選べるショルダーストラップつき。サブ・メイン両用 | 不明 | タコスタイル | リサイクルポリエステル | 100cm | 100cm | 9cm | 約5kg |
シンプルで頑丈なクラッシュパッドです。接地面にはダックスのクライミングザックで耐久性に定評のあるナイロン630DNを採用しており、硬度の異なる衝撃吸収材を多層構造に配置。耐久性や衝撃吸収性、軽量性に優れた構造になっています。
構造 | 不明 |
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折りたたみタイプ | ヒンジタイプ |
素材 | 着地面:ナイロン420D、オックスフォードPU/接地面:ナイロン630Dn |
展開時幅 | 180cm |
展開時奥行 | 90cm |
展開時高さ | 10cm |
重量 | 約4.8kg |
コンパクトなサイズ感が特徴の、衝撃の吸収性に優れたスイス製のクッションを使用した2層構造のボルダリングマットです。汚れたシューズを拭けるフットマット付きで、泥や砂を簡単に落とせます。マットを畳んだ隙間にシューズ・チョークバッグを挟んで、背中に背負って持ち運びが可能です。
構造 | 2層 |
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折りたたみタイプ | ヒンジタイプ |
素材 | ポリエステル、ナイロン、ポリアミド |
展開時幅 | 約98.5cm |
展開時奥行 | 約56.5cm |
展開時高さ | 約23cm |
重量 | 5.3kg |
移動に便利な肩掛け用のストラップ・チェストストラップ・ウエストベルトを装備しています。フラップのジッパーを閉じるとギアを収納するスペースが作れますよ。耐久性の高い防水生地を採用し、四隅と接地面の縫い目もシーリングを施し、水や汚れの侵入を防ぎます。
構造 | 3層 |
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折りたたみタイプ | 不明 |
素材 | 高強度Cordura バリスティック・ファブリック、YKK n°10 ジッパー、3レイヤーポリエチレン/ポリウレタンフォーム |
展開時幅 | 118cm |
展開時奥行 | 100cm |
展開時高さ | 10cm |
重量 | 5.7kg |
フラップや足拭きマットを省略し、コストパフォーマンスを徹底追求したモデル。エントリーユーザーの最初の1枚にも、サブマットを追加したいベテランにも使える汎用性が特徴です。キャリーハンドルやショルダーベルト、ウエストベルトが付属しているので、持ち運びやすく簡単に設置できます。
構造 | 不明 |
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折りたたみタイプ | ヒンジタイプ |
素材 | 不明 |
展開時幅 | 121.9cm |
展開時奥行 | 91.4cm |
展開時高さ | 10.2cm |
重量 | 3.35kg |
ボルダリングマットの使用後は必ずブラシなどを使って泥などの汚れを落としましょう。また少しでも濡れた場合は、直射日光を避けて風通しのよい場所で乾燥させてください。外岩で使用すると、どうしても泥や水気がついてしまいます。そのまま放置するとカビの原因になり劣化が早くなるので、必ずケアしてください。
少しでも長持ちさせたい人は、泥がつかないようにマットの下にブルーシートを敷くのもよいでしょう。ウレタンスポンジが濡れるのを防げて、地面との摩耗で痛むのも軽減できます。またしばらく使用しない場合は、スポンジがへたらないよう重いものを乗せずに通気性がよい乾燥した場所で保管してください。
ボルダリングマットは、ボルダリングジムや外岩近くのレンタルショップなどでレンタル可能です。ボルダリング初心者や行く頻度が少ない人は、レンタルするのをおすすめします。マットは経年劣化するのでボルダリングを続けるかわからない人や頻度が少ない人には、買うより安いレンタルがうってつけです。
また、自宅に収納スペースがない人や車がない人もレンタルが向いています。さらに、手持ちのアイテムに加えてプラスαで用意する場合もレンタルが便利。ただし頻繁にボルダリングを楽しみたいなら、自分のマットを購入しましょう。長期的に見てお得になり、自分のマットを使えば気分も上がりますよ。
1位: オクトス|mountain dax|マウンテンダックス ゴレイロトリプルⅡ|CG-433
2位: オクトス|mountain dax|マウンテンダックス ゴレイロダブルⅡ|CG-432
3位: メトリウス|ショートストップパッド
4位: Mammut|Slam Pad|2290-00810
5位: Metolius Mountain Products|ボルダリングマット・セッションⅡ|SESS002.03
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