【徹底比較】大学生向け電子辞書のおすすめ人気ランキング

「英語モデル XD-SX9810」は2023年に発売された、カシオの英語モデルの最新商品。英語力を総合的に高める充実のコンテンツを収録した同モデルのなかでも、最新の英和辞典で「crowdfund」のような現代の事象の英語訳にも対応します。

本モデルは53冊の辞書を搭載しており、大学生向け電子辞書のなかでも特に豊富。「リーダーズ英和辞典」や「ジーニアス大辞典」、専門用語に特化した辞書のような大学生の学習に重要な英語辞書が揃っています。また、活用辞典が豊富なうえに、「ジーニアス和英辞典 第6版」は「oh」「well」のような単語について、ライティングやプレゼンに活用される際のニュアンスなども解説。自分が伝えたいことを正確に、素早く英語で表現するのをサポートするでしょう。

また、毎日使うからこそ気になる使い心地も上々。タイピングしやすいボタンや辞書の一覧表示で検索が捗ります。画面の反射が少ないので、長時間使用しても目が疲れにくいでしょう。手書き検索の際もスラスラと軽い力で書けますよ。

英語で授業を行う学科や、研究成果を英語でまとめなければならない学科の学生におすすめの本商品。SPI対策の教材や、経営・株式・広告用語のようなビジネス用語に特化した辞書を搭載しており、就活時や社会人になってのサポート力もあります。大学4年間にとどまらず、長く使える商品ですよ。

カシオの「英語モデル XD-SX9800」は、2020年に発売された商品。実践的に英語をしっかり学びたい人向けと謳っています。

XD-SX9800と並ぶ53冊の多数の辞書を搭載。大学生が使う際にポイントとなる「リーダーズ英和辞典」「ジーニアス大辞典」をどちらも搭載しているほか、専門用語に特化した英和・和英辞典も搭載しています。さらに、英和活用辞典・英英活用辞典・句動詞活用辞典・例文辞典など、用法を簡単に検索できる辞書も豊富で、英作文が多い学科の人でも効率的に調べられますよ。

加えて、押しやすいボタンと写真付きで表示される辞書一覧で、サクサク検索できる使い心地のよさも魅力。画面の反射も少なく、長時間使う際もストレスは少ないでしょう。

大学の講義をサポートする辞書に加えて、経営・株式・広告用語など、ビジネス用語の辞書も搭載。SPI対策問題集もあるので、就活の際にも活用できます。また、TOEIC・TOEFLの対策や、オフィス・おもてなしといった場面ごとのキクタンシリーズも搭載していますよ。ハイレベルな英語を使いこなせるようになりたい人におすすめの商品です。

カシオの「ビジネスモデル XD-SX8500」は2020年に発売されたビジネスモデル。TOEICやビジネス英語に対応しており、実務スキルを高めると謳う商品です。

搭載されている英語辞書はシャープと同じ数ですが、ビジネス系の辞書が多いことで辞書の充実性の検証で評価を伸ばしました。大学生が使う際にポイントとなる「リーダーズ英和辞典」を搭載しており、専門用語に特化した辞書も搭載。学術的な専門性の高い単語が出てきても、意味を調べるのに困ることはありません。

カシオの特徴である、弱い力で押せるボタンと写真付きの一覧、反射の少ない画面で使い心地も良好。ただし重量が293gと、今回検証した商品のなかでは最も重いという結果になりました。実際に持つと重い印象が残るほどではないものの、注意が必要です。

検定はTOEFLに非対応で、TOEICと日経テストに対応している点が特徴。そのほかの英語の単語帳はカシオの英語モデルのラインナップと同じです。また、カシオの商品のなかではビジネス系の英語参考書が最も充実している本商品。会計監査や不動産ビジネスなどの、各業界に特化した辞書を搭載していますよ。大学の講義に備えつつ、英会話のように実践的な英語能力が必要な企業を目指す人が長く使えるでしょう。

シャープの「カラー電子辞書《大学生・ビジネス向け》 PW-B2」は、2022年に発売された大学生・社会人向けと謳う商品。2021年モデルからはマイナーチェンジにとどまりました。

ビジネス用語を収録した辞書が少ないため、辞書の充実性の評価は上がりきらなかったものの、英語辞書では大学生向け電子辞書のポイントをおさえたラインナップ。「リーダーズ英和辞典」や「ジーニアス大辞典」を搭載し、語彙・語法が豊富です。辞書数が少ない分、検索効率はカシオの英語モデルに劣るものの、専門用語に特化した辞書も搭載しており、学術的専門用語に対応できて語法も十分といえます。

また、今回検証した全商品の平均279.2gよりも24g軽量。加えて充電式なので持ち運びに便利でしょう。一方で、タイピング時にボタンを押し込む感覚がある点と、画面が反射する点が気になるかもしれません。

英語の単語集は少ないものの、TOEIC・TOEFLの対策に対応しており、学習アプリも搭載。また、大学入試レベルの英文法、プレゼンテーションやミーティングで使える英語表現、ビジネス英語などの参考書が充実しています。ただし、ビジネス系コンテンツの参考書は検索には対応していないので、カシオの英語モデルの利便性には劣るでしょう。大学4年間使えればよい人にとっては、価格と内容のバランスが取れた商品ですよ。

シャープの「カラー電子辞書《大学生・ビジネス向け》 PW-B1」は、Brainシリーズの2021年発売モデル。シャープからは大学生・ビジネス向けとして販売されています。

型落ちモデルにあたる商品ですが、辞書のラインナップは2022年モデルと同じでした。国語辞書の一部が旧版ですが、学習に支障はありません。英語辞書では「リーダーズ英和辞典」や「ジーニアス大辞典」のほか、専門用語に特化した辞書を搭載しており、大学生向け電子辞書のポイントをおさえていますよ。

カシオの「外国語ベースモデル XD-SX7000」は2020年に発売された外国語ベースモデル。学習から実務まで役立つ厳選されたコンテンツを搭載していると謳う、エントリーモデルにあたる商品です。

コンテンツを追加ダウンロードして必要な辞書をカスタマイズしやすいのが特徴で、辞書数は最も少ないという結果に。とはいえ、特に語法が充実した「ジーニアス」に豊富な語彙がプラスされた「ジーニアス大辞典」を搭載しており、英語教員に求められるレベルの専門的な単語・用法はカバーします。

エントリーモデルですが、押しやすいボタン・見やすい一覧表示・反射が少ない画面を兼ね備えており、使い心地の満足度は高い商品です。

検定はTOEICのみに対応。そのほかの英単語集もキクタンシリーズ3商品のみにとどまり、リスニングコンテンツも1商品のみです。さらに、就活・ビジネスに関するコンテンツが辞書・参考書ともにないので、学習機能の充実性の検証ではそこそこの結果に。教育学部のような、就職の際にこれらのコンテンツでの学習が重視されない場合は、必要な辞書が搭載された使い心地のよい辞書といえます。