【徹底比較】高校生向け電子辞書のおすすめ人気ランキング【カシオ・シャープどっちが良い？2025年3月】

カシオ計算機の「EX-word 電子辞書 高校生 英語・国語強化モデル XD-SX4910」は、電子辞書を探している全員に検討してほしい1台です。英語・国語強化モデルで発売は2022年ながら、2023年発売の同モデルと遜色ない機能を備えており、価格は少し安いか同程度。ただ、英検対策コンテンツがやや少ない印象なので、英語学習に力を入れるなら2023年モデルのほうがよいでしょう。

辞書は充実しており、37冊を搭載。広辞苑・明鏡国語辞典など主要な辞書を網羅しています。英語ではジーニアス英和・和英辞典のほか、同社のスタンダードモデルにはないリーダーズ英和辞典も収録され、学術的な専門用語まで調べられることもポイント。用語集は7冊、ダウンロードできる辞書は41冊でした。

検索のしやすさはトップクラス。複数辞書の検索が可能で、よく使われる辞書はショートカットに18冊搭載されています。手書き入力の精度や反応速度も良好で、思いどおりの操作ができるでしょう。スペルミスへのフォローもあり、ジャンプサーチ・連鎖検索機能も備わっています。

英検・漢検対策がやや物足りなかったことや、シート学習ができないことは懸念点。とはいえ、苦手なところをピックアップしての反復学習は十分にできることに加え、一問一答集は6教科分を搭載しています。音声読み上げ機能やスピーキング判定、カスタム単語帳もあるので学習機能も十分でしょう。

シャープ製品のような縦型学習ができないのは惜しいものの、画面のサイズは5.13インチと十分で、5段階での文字サイズ調節や輝度調整が可能。本体は電池式で、カラー展開は3色と豊富ですよ。型落ちモデルながら、必要十分な機能が搭載されている電子辞書。よいものをより安く手に入れたい人に、自信を持っておすすめできます。

カシオ計算機の「EX-word 高校生 英語・国語強化モデル 2023年モデルXD-SX4920」は、電子辞書選びに悩んでいるすべての人におすすめです。英語・国語強化モデルで、発売は2023年。文理選択などが決まっていないほとんどの高校生にとって、先々長く使えるあらゆるタイプの辞書が網羅的に収録されています。

収録辞書も豊富です。国語の広辞苑・明鏡国語辞典をはじめ、英語のジーニアス英和辞典や、同社のスタンダードモデルには搭載されていないリーダーズ英和辞典など、必須の辞書を含む37冊を収録。古語辞典や用語集も十分。追加購入できる辞書も豊富ですよ。

手書きパッドの性能が十分に高く、検索しやすいのもメリット。複数辞書の一括検索もでき、ショートカットには頻繁に使用する辞書が18冊搭載されています。ジャンプサーチ・連鎖検索機能もあるうえ、スペルミスに対してもフォローがあるので、スムーズに検索しやすいでしょう。

学習機能では、英検対策機能が8個ととくに充実。英語が好きで、英語学習に力を入れたい人にはうってつけです。シート学習ができないのは惜しい点ですが、一問一答・音声読み上げ・スピーキング判定など、基本的な機能が押さえられています。漢検対策機能やカスタム単語帳、反復学習機能もあり、自分に合った方法で学習しやすいでしょう。

輝度調整と文字サイズは5段階で調節でき、画面も5.13インチと十分な大きさ。ただ、縦型学習には対応していません。電池式で、カラーはホワイト・ブラック・グリーンの3色です。使いやすさや学習機能の豊富さはシャープの製品に及ばない印象ですが、検索のしやすさや辞書の充実性は申し分なし。学習するために必要なポイントを押さえており、長く使える頼もしい電子辞書です。

カシオ計算機の「EX-word 高校生 スタンダードモデル XD-SX4820」は、必要十分な検索機能があればよい人におすすめ。2023年発売のスタンダードモデルで、辞書の量や種類は言語強化モデルに及ばないものの、十分な検索性能を備えています。ブラック・グリーン・ホワイト・ブルー・ピンクとカラーバリエーションも豊富です。

搭載されている辞書のなかに、広辞苑・大辞林が入っていないのは惜しい点。ただ、デジタル大辞泉や必須辞書である明鏡国語辞典はあるので、単語・熟語の検索自体は問題ないでしょう。英語ではジーニアス英和・和英辞典が収録されており、辞書の数は合計32冊。高校生にとって必要な辞書はある程度そろっています。

手書き入力の精度がよく、反応速度も良好。スペルミスへの対応や、ジャンプサーチ・連鎖検索機能も搭載されています。複数辞書の同時検索もできるうえ、ショートカットはデフォルトの登録辞書を含めて18個あるので、スピーディに検索できるでしょう。

学習機能は豊富。とくに英検対策機能は、同社から2023年に発売された英語・国語強化モデルの機能と同等の充実度です。そのほか、一問一答は6教科分が搭載され、音声読み上げ・スピーキング判定・システム単語帳なども搭載。漢検対策機能が見当たりませんが、反復学習など自学・自習をサポートする仕組みを備えています。

電源方式は電池式。縦型学習には非対応ですが、画面は5.13インチと見やすい大きさで、文字サイズ・輝度調整は5段階で調節できます。言語強化モデルほどの圧倒的な辞書の収録数はありませんが、高校生活で必要な辞書・機能がバランスよくまとまった良モデルといえるでしょう。

シャープの「Brain カラー電子辞書《高校生向け》2022年モデル PW-S2」は、バス・電車での通学距離が長い人や、暗記科目が苦手な人におすすめ。シャープ独自の赤シート機能があり、通学中の時間を暗記学習として活用できます。一問一答集・英検・漢検対策も十分。音声読み上げやスピーキング判定にも対応し、反復学習もできます。システム単語帳も搭載です。

2022年発売のモデルながら、同社から発売されている商品のなかでも辞書の充実度が高いのも魅力で、収録辞書数は37冊。国語は大辞林・明鏡国語辞典が収録されており、英語はジーニアス英和辞典・和英辞典・リーダーズ英和辞典がそろっています。古語辞典や用語集も収録されているうえ、ダウンロード辞書も豊富なので、幅広い学習ニーズに対応できるでしょう。

辞書の検索は複数一括で行えて、ショートカットは最初から登録されている辞書を含めて19個。ジャンプサーチや連鎖検索機能もあり、スペルミスにも対応可能です。一方、手書き入力の精度が低めだったのが惜しいポイント。手書き検索が多い人には向いていない可能性があります。

縦型学習ができ、片手で持てる点も通学に便利です。混雑するバスや電車でも暗記科目に集中しやすいでしょう。画面も5.27インチと見やすい大きさで、文字サイズは7段階・輝度は5段階まで調節できます。

カラーは2色展開。充電式なので、外出先で急に電池が切れてもモバイルバッテリーで対応できますよ。手書きのパッドを使わず暗記学習に活用したい人は検討してみてください。

シャープの「Brain 電子辞書《高校生向け》2024年モデル PW-S3」は、暗記科目重視の人向き。縦型学習が可能で、タブレットやスマホのように片手で暗記学習できるのがメリットです。画面も見やすいサイズで、文字サイズは7段階まで調節可能。輝度も5段階で調節できるうえ、電池切れに対応しやすい充電式です。

辞書の種類も非常に多く、大辞林・明鏡国語辞典をはじめ、ジーニアス英和辞典・リーダーズ英和辞典など、必須の辞書を含めた37冊を搭載。古語辞典や用語集もあるうえ、36冊の辞書を追加で購入・ダウンロードできます。

複数辞書の検索ができ、ショートカットにはよく使われる辞書が自分で登録できるスロットを含めて19個あります。スペルミスへのフォロー・ジャンプサーチ・連鎖検索機能も搭載。しかし、手書き入力がスムーズにできなかったのは惜しい点です。手書き検索を重視しないのであれば、検索しやすいといえるでしょう。

暗記学習にうってつけの赤シート機能もカスタム単語帳も搭載。一問一答集・音声読み上げ・スピーキング判定・反復学習も備わっています。一方、2022年発売のモデルと比較すると、英検対策のコンテンツがやや減っていることは気になりました。きちんと対策するなら参考書での勉強も並行したほうがよいでしょう。

2024年発売モデルとあって、価格は40,000円前後とやや高額（2025年3月現在）。コストを抑えたい人には向いていない印象です。とはいえ、縦型学習と赤シート機能を掛け合わせて暗記に注力したい人には便利な電子辞書でしょう。

カシオ計算機の「EX-word 高校生 スタンダードモデル XD-SX4810」は、辞書に求める最低ラインの検索性に加え、一定の辞書数があれば最上位でなくてもよい人なら選択肢に入ります。2022年発売のスタンダードモデルですが、検索のしやすさで高評価を獲得しました。

収録辞書数は34冊。広辞苑・リーダーズ英和辞典は収録されていないものの、ダウンロードできる47冊の辞書のなかには含まれています。高校生が検索で使える辞書は最低限入っているといえるでしょう。

手書き入力の精度が高いことに加え、複数辞書の同時検索も可能。頻繁に使用する辞書は、ショートカットに登録しておくこともできますよ。ジャンプサーチ・連鎖検索機能・スペルミスへのフォローも搭載されています。

苦手なところをピックアップして補える反復学習機能があり、一問一答集は6教科分を搭載。音声読み上げ機能・スピーキング判定・カスタム単語帳も備わっています。ただ、2023年に発売された同モデルに比べ、英検コンテンツは少なめ。最上位モデルほどの機能は必要ないまでも、英語学習に力を入れたい人であれば2023年モデルがよいでしょう。

文字サイズ・輝度調整は5段階まで調節可能。電源方式は単3アルカリ乾電池やエネループ・エボルタなど充電池のほか、USBでも給電して使えます。価格は2023年モデルと同程度か、少し安い程度の型落ちモデルですが、高校生活で必要最低限の機能は備わっている電子辞書といえるでしょう。

シャープの「Brain カラー電子辞書 高校生向け PW-H2」は、好きな色を選びたい人に向いています。レッドやバイオレットなど、ほかのモデルにはあまり見られないカラーを含めた5色展開。自分好みの色で、学習のモチベーションアップにつなげたい人にはぴったりでしょう。

収録されている辞書は34冊と上位商品には及ばないものの、必須辞書である大辞林・明鏡国語辞典・ジーニアス英和・和英辞典・古語辞典をしっかり搭載。追加で購入・ダウンロードできる辞書も36冊と十分なので、検索に困ることはほとんどないでしょう。

ショートカットにはデフォルトの登録辞書含めて19個。辞書の複数検索機能や、ジャンプサーチ・連鎖検索機能もあり、スペルミスにも対応できます。一方、手書き入力の精度は低めなので、手書き検索を頻繁に使用しない人向きです。

学習機能として、シャープ独自の赤シート機能が使えることは魅力。6教科分の一問一答集に加え、英検・漢検対策も十分です。音声読み上げやスピーキング判定機能もそろっており、自分の苦手なところの反復学習も可能。システム単語帳も搭載されていますよ。

さらに、縦型学習ができるのもシャープ製ならでは。片手で持ちながら、バスや電車での通学時間を暗記学習に活用できます。画面も5.27インチと大きいうえ、文字サイズは7段階・輝度は5段階まで調節可能。充電式なのもうれしいポイントです。辞書数は同社の言語強化モデルに多少劣る2022年モデルですが、十分候補になるでしょう。

シャープの「Brain カラー電子辞書 高校生向け PW-H1」は、コスパを重視しつつ、暗記に力を入れたい人向き。2021年発売のモデルなので価格を多少抑えられることに加え、検索に関するポイントがきちんと押さえられているスタンダードモデルです。

収録辞書数は33冊で、国語は大辞林・明鏡国語辞典、英語はジーニアス英和・和英辞典がそろっています。上位商品と比較すると辞書数はやや物足りないものの、ダウンロードできる辞書は36冊と十分です。

一般的によく使われる辞書は、ショートカットに登録できます。辞書は複数検索でき、スペルミスもフォロー可能。連鎖検索・ジャンプサーチ機能も搭載で、検索は十分しやすいでしょう。ただ、手書き入力の精度は低めで反応も遅かったので、手書き検索が多い人には向きません。

学習機能として、シャープ特有の赤シート機能が使えるので、暗記学習にはもってこい。英検・漢検対策のコンテンツや、6教科分の一問一答集も備わっています。システム単語帳・音声読み上げ・スピーキング判定・反復学習機能と、学習をサポートする機能は豊富です。

縦型学習ができる点も、暗記に注力したい人にぴったり。画面は5.27インチと大きく、文字サイズは7段階・輝度は5段階まで調節可能です。ただ、電源にはリチウムイオン充電池を使うので、予備の電池を準備しておくのがよいでしょう。カラー展開は5色と豊富ですよ。上位モデルほどの辞書数はありませんが、価格で悩んだらありです。