本体デザインや発色の美しさに定評のある富士フイルムのミラーレス一眼。フィルムカメラのような独特の発色が写真・カメラ好きの熱い支持を集めています。しかし、X-TシリーズやX-Eシリーズなど、デザイン・見た目や性能の違いなどがさまざまで、初心者はどれを選べばよいか悩みますよね。
今回はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の富士フイルムのミラーレス一眼5商品を比較して、最もおすすめの富士フイルムのミラーレス一眼を決定します。
比較検証は以下の8点について行いました。
果たしてどの商品がマイベストが選ぶ最強のベストバイ商品なのでしょうか?富士フイルムのミラーレス一眼の選び方のポイントもご説明しますので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。
高校生の頃に写真を始め、コンピュータ関連企業のサラリーマン、アルバイト生活を経て、写真家・鯨井康雄氏のアシスタント、2004年に写真スタジオ運営会社である「株式会社2405」を設立しフォトグラファーとして独立、広告等での人物撮影のほか、上場企業経営者やアナウンサーなどのプロフィール写真撮影にも力を入れており、写真専門誌での執筆・セミナー講師も多数、日本広告写真家協会会員。自身のキャリア25年の中で、これまで公私含め100台程のカメラボディを使用しており、現在はSONYをメインに15台以上、レンズも30本近く所有している。フィルムカメラをメインで仕事をした最後の世代で、駆け出しの頃Nikon F4・F5・F6や中判のMamiya 645 ProTLなどを使用した。現在、仕事で使用している主なカメラは、SONYのフラッグシップカメラα1、超高画素ながらコンパクトだからこその機動力もあるSONY α7CRと、サブ機として使用しているSONY α6700。レンズは「50mmマニア」を自称し、オールドレンズから最新の50mmまでを収集。仕事では、SONY SEL50F12GMや、コンパクトな単焦点のSONY SEL55F18Z、プロ御用達の万能な高性能ズームレンズであるSONY SEL24105G、大口径では無いがAFのスピードとレンズ重量の関係で出番の多いSEL85F18である。プライベートではSONY RX0ⅡやOLYMPUSのPEN E-P7、OM SYSTEMのM.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0等も愛用している。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。屈曲試験機を用いた充電ケーブルの耐久検証や、陸上競技場でのランニングウォッチの測定精度検証などに取り組んできた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
まず、画質の要素の1つである「解像感」から検証します。国際規格でも使われる解像度測定用のチャートを撮影。解像度測定に使われる専用のソフトウェアを使用して、カメラの解像感を計測します。検証するにあたり、統一した条件は以下のとおりです。【使用機材】解像度測定用チャート:パール工学工業株式会社【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)ソフトウェア:OMデジタルソリューションズ株式会社製 HYRes IVレンズ:富士フイルム Xマウント用交換レンズ XF35mmF1.4 R【検証方法】外光の影響を受けない室内で撮影し、撮影にあたってはブレないよう三脚とタイマーレリーズを使用する記録する画像のファイル形式は、カメラ内で設定できる最高画質のJPEGに設定する撮影時、絞りF8・ISO感度100として、シャッタースピードを調整して適正露出にて撮影する10枚撮影し、すべてを評価対象として測定用ソフトウェアにてスコアを測定するばらつきを減らすため、スコアの最大値・最小値を除いた8つの平均値を算出する
あわせて、画質を構成する要素の1つである「暗所耐性・色再現性」も検証します。外光を遮断した室内にて光量の少ない環境を作り、被写体を撮影。撮影した画像を分析し、「暗所での解像感」「ノイズの少なさ」「明所・暗所での発色のよさ」を評価しました。撮影にあたって、統一した条件は以下のとおりです。【使用機材】被写体:刺し子糸・造花・カラーチャート・金属質のカメラレンズ:富士フイルム Xマウント用交換レンズ XF35mmF1.4 R【検証方法】室内は外光を遮断し、被写体付近の明るさを約15ルクスに調整する記録する画像のファイル形式は、カメラ内で設定できる最高画質のJPEGに設定する撮影は絞りF8、シャッタースピード1/50秒、オートホワイトバランスに設定し、ISO感度は常用ISO感度内でのオート設定で行う三脚とタイマーレリーズを用いて撮影する
加えて、ピント合わせに関係する「オートフォーカス性能」も検証します。近づいてくる人物撮影をイメージし、走りながら接近する人物を撮影。撮影した写真を分析し、ピントの合っている確率を算出したうえで総合的なオートフォーカス性能を評価します。撮影にあたって統一した条件は以下のとおりです。【撮影設定】連写モード:設定できる最速設定(クロップなし、電子シャッターあり)撮影モード:シャッタースピード優先、シャッタースピードは1/250秒に設定するオートフォーカス設定:AFモードはAF-C、フォーカスエリアはトラッキング、顔検出・瞳AFはオン【検証方法】外光の影響を受けにくい室内にて撮影する被写体である人は、定めたコースを一定の速度(16mを6.4秒で走る)で進む撮影開始と同時にオートフォーカスを作動させ、連写を開始する検証中、明らかに被写体からピントが外れた場合は再度オートフォーカスを作動させる3回測定し、合焦率の平均値を評価対象にする
カメラの「持ちやすさ」は、撮影のしやすさや疲れにくさに繋がる重要な要素です。そこで、カメラに興味のある男女5人が実際にカメラを握ったり構えたりして、「グリップの握りやすさ」や「カメラの重さ」といった観点から総合的な持ちやすさを評価します。なお、レンズによる持ちやすさの変化を考慮し、カメラに取り付けるレンズは統一したうえで検証しました。
撮影するにあたって、カメラ本体の「操作しやすさ」も重要です。そこで、富士フイルムのミラーレス一眼の使いやすさに関わる項目を、加点方式にて評価します。評価対象のポイントは以下のとおりです。オートモード(アドバンストSRオート)の有無ファインダーの有無タッチ操作の有無内蔵ストロボの有無モードダイヤルの有無
静止画撮影のイメージが強い富士フイルムのミラーレス一眼ですが、近年は動画機能にも力を入れています。そこで、「動画の撮りやすさ」に関わる項目について、加点方式で評価します。評価対象としたのは以下のポイントで、各項目に重み付けをしたうえで総合的な動画の撮りやすさを評価しました。アクセサリーシューの有無モニターの可動方法マイク端子の有無イヤホン端子の有無HDMI端子の有無録画ボタンの有無と押しやすさ内蔵マイクと風切り音防止アクセサリーの有無
加えて、「動画の画質」についても検証します。それぞれのカメラを用いて、3つの異なる環境で動画を撮影。撮影した動画データを分析し、「オートフォーカスの優秀さ」「解像感」「暗所での色再現性」の3つの観点から総合的な動画の画質を評価しました。なお、条件は以下のとおり統一しました。【撮影した動画の種類】オートフォーカス性能:明るさ約1200ルクスの室内で、前後に移動する人物を撮影明所での解像感:約1000ルクスの室内で、椅子に座る人物を撮影暗所での解像感と色再現性関連:約100ルクスの室内で、刺し子糸やカラーチャートなど小物を撮影【設定】動画解像度:4K30p(設定できるものは60p)オートフォーカス:AFモードはAF-C、そのほかのオートフォーカス関連の設定は初期値で撮影するレンズ:富士フイルム Xマウント用交換レンズ XF35mmF1.4 R絞り:オートフォーカス検証時にはF1.8、解像感検証時にはF8に設定するシャッタースピード:1/60秒ISO感度:常用ISO感度内でオートに設定する
最後に、カメラの「手ブレ補正力」について検証します。カメラを構える人を模した器具を用意し、手に当たる部分にカメラを固定。一定の力を加えて振動を発生させ、擬似的な手ブレを生み出します。手ブレが生じている最中に撮影を行い、撮影した画像を分析。総合的な手ブレ補正力を評価しました。なお、統一した検証の条件は以下のとおりです。【使用機材】ライトスタンド:銀一株式会社 GIN-ICHI GP0112 40インチダブルライザーグリップスタンド・キットカメラ固定機材:サンテック ミニクランプ7266とマセスMT-02自由雲台を組み合わせるレンズ:富士フイルム Xマウント用交換レンズ XF35mmF1.4 R【検証方法】カメラを構える人の腕を再現するため、アーム部分は地上高152cmで固定し、地面と水平に58cm伸ばすアームの先端にカメラを固定したうえで、カメラと反対側のグリップ部分を輪ゴムで引っ張る画像を撮影する瞬間に輪ゴムを切断し、カメラに衝撃を与えるシャッタースピードの設定を1/60秒、1/30秒、1/15秒、1/8秒、1/4秒と変えながら各10枚撮影する
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監修者は「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している商品・サービスは監修者が選定したものではありません。マイベストが独自に検証を行ったうえで、ランキング化しています。
富士フイルムのミラーレス一眼「Xシリーズ」は、カメラのデザインやコンセプトによって種類が分けられます。
はじめてカメラを買う人や初心者には、小型・軽量で価格も手頃なX-T30 IIやX-S10が人気です。カメラ本体とレンズをセットでそろえても、10万円台で購入できるでしょう。
一方で、X-E4やX-T4などのモデルは、操作性はやや複雑なもののコンセプトが明確。カメラファンや自分の撮影スタイルがはっきりと定まっている人に選ばれています。
なお、X-Pro3はカメラ業界全体で見ても唯一無二ともいえるコンセプトです。写真撮影の原点の追求をテーマに、不便とも思える設計を採用。しかし、X-Pro3でしか味わえない撮影体験ができ、熱狂的なファンを獲得しています。
2022年7月14日に発売予定のX-H2Sは、富士フイルムのXシリーズで最も新しい第5世代に属するカメラです。高速連写や高速演算が特徴で、従来のXシリーズとは一線を画する性能のフラグシップモデルといえるでしょう。
なお、富士フイルムにはXシリーズ以外にもGFXシリーズと呼ばれる超高画質なミラーレス一眼のシリーズもあります。カメラ本体・レンズを合わせると50万〜100万円以上と、画質を追求するプロ写真家や写真館向きのカメラです。
富士フイルムのミラーレス一眼は、フィルムカメラのような美しい発色が大きな特徴です。創業時から色の研究を続けてきた富士フイルムのカメラの発色は、独自性のある美しさといえます。
また、写真の雰囲気を大きく変える「フィルムシミュレーション」機能も魅力。自分の撮りたいイメージに合わせて、発色やコントラストを調整できます。どれもフィルムカメラで撮ったような優しく懐かしい雰囲気の色合いで、ほかのカメラと一線を画する機能です。
加えて、一般的な一眼レフ・ミラーレス一眼とはやや異なる、フィルム時代のカメラを踏襲したような操作性も魅力。カメラのデザインやシルエットも、クラシックなフィルムカメラに似ています。
性能だけでなく、カメラを選ぶ際にはデザインも重要。自分好みのデザインであればカメラを持ち歩く機会も増えて、その分シャッターチャンスも増えていきますよ。
富士フイルムのミラーレス一眼を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。
富士フイルムのミラーレス一眼は、他社のカメラと異なる特徴を多く持っています。そのひとつが、基本的に高いモデルと安いモデルの画質に差がない点です。
シリーズが異なってもカメラの世代が同一であれば、画質を左右するイメージセンサー・画像処理エンジンは同じで、画質は変わらないとされています。実際に撮影して比べてみても、差を感じることはありませんでした。
富士フイルムのミラーレス一眼の違いは、実は操作性やデザインといったカメラのコンセプト。選ぶ際は、自分の撮影スタイルや好みのデザインで選ぶとよいでしょう。
富士フイルムのミラーレス一眼は、それぞれの撮影者の撮影スタイルに合わせたデザイン・操作性のカメラが販売されています。写真をどう撮りたいのかをイメージして、自分の好みのものを選びましょう。
X-S10は一般的なカメラに似たボタン・ダイヤル配置で、はじめてカメラを買う人や初心者におすすめ。上位モデルと同等の画質と、強力なボディ内手ブレ補正機能を備えています。
また、富士フイルムのミラーレス一眼では珍しく、カメラ上部には撮影モードを直感的に変えられるモードダイヤルを搭載。加えて、設定をカメラ任せで撮れるオートモードも備えています。
ほかの機種に比べて現代的な使いやすさを備えたモデルで、カメラに慣れていない人でもすぐに使いこなせるでしょう。
操作性はニコンやキヤノンなどのデジタル一眼カメラに似ているともいえ、別メーカーのカメラから買い替えたい人にもおすすめです。
一眼レフカメラのように、ファインダー(覗き穴)がレンズの上にあるスタイルのものがX-Tシリーズです。人の目・ファインダー・レンズの位置がすべて同軸上にあるため、ファインダーが直感的で使いやすいという利点があります。
X-T1桁シリーズは、防塵・防滴・低温耐性を備えた上位モデル。連写も得意で、スポーツや野鳥などの動く被写体の撮影にも適しています。また、X-T4以降にはボディ内手ブレ補正も搭載され、性能の高さとプロが必要とするタフさを両立しました。
一方で、X-T20やX-T30Ⅱなどを含むX-T2桁シリーズは、上位モデルと同等の画質で軽量かつコンパクトな点が魅力。X-T4にはないオートモードを搭載しており、初心者でも使いやすい設計です。
どちらも一眼レフスタイルのカメラですが、初心者向きで使いやすいのは軽量かつオートモード切り替えレバーを搭載したX-T30 II。本格・プロ仕様が好みであればX-T4がよいでしょう。
本体の向かって右上にファインダーがあるX-ProシリーズとX-Eシリーズ。現代のカメラの始祖ともいえるレンジファインダーカメラに似たデザインです。
今販売されているカメラは、一眼レフのような見た目がほとんど。レンジファインダーのようなデザインは珍しく、人とは違うカメラがほしい人にはX-ProシリーズやX-Eシリーズがおすすめです。
X-Pro3はX-Proシリーズの最新モデル。ファインダーは光学式・電子式を切り替えられる唯一無二のハイブリッドファインダーです。加えて、撮影中にモニターを見ずに「撮ること」だけに集中できるよう、あえて背面モニターを隠したデザインを採用しています。
撮ってすぐ仕上がりを確認するのではなく、仕上がりを想像して撮影するスタイルを作るX-Pro3の設計は、写真の原点といえるフィルムカメラのよう。非常に特殊な設計ながら、X-Pro3は往年のクラシックカメラ愛好家から熱い支持を得ています。
一方、X-Eシリーズはコンパクトで凹凸の少ないシンプルなデザインが特徴。現行モデルのX-E4は従来機より背面ボタンも少なくなり、ミニマルで直線的な見た目になりました。自撮りもできる可動式モニターをX-Eシリーズではじめて搭載し、トレンドをしっかりと押さえた軽量モデルです。
レンジファインダーはカメラ上部に凹凸が少なくシンプルな見た目で、被写体に威圧感を与えないといわれています。カメラを構えても目立ちにくいため、景色に溶け込み一瞬を切り取るスナップ写真向きのカメラといえるでしょう。
なお、カメラ業界のトップブランドであり、写真愛好家の憧れの的でもあるドイツのライカカメラ社が今でも作り続けているカメラ(ライカMシリーズ)もレンジファインダー。実は、世界で最も有名な写真家の1人であるロバート・キャパも愛用していました。
Xシリーズの最上位モデルとして位置付けられるX-Hシリーズ。Xシリーズの第5世代となるX-H2シリーズは、特徴の異なる2機種が発売予定です。
2022年7月発売のX-H2Sは、ほかの機種よりも新しいイメージセンサーと画像処理エンジンを搭載した次世代機。連写機能や動画性能を強化したハイスペックモデルといえるでしょう。
X-H2Sの発表と同時に開発発表がされたX-H2は、4000万画素のAPS-Cセンサーを搭載する予定。従来のXシリーズよりも高画素なモデルとして開発が進んでいます。
X-H2の詳細なデザイン・スペックはまだ公表されていませんが、兄弟機であるX-H2Sと同じ金型を使うため同一デザインになると聞いています。
今回、富士フイルムのミラーレス一眼を実際に使って比較したところ、画質と同様にカメラの世代が一緒ならオートフォーカス(AF・被写体へのピント合わせ)の性能も差がないことがわかりました。
動く被写体を撮りたいなら、AFの性能にまず注目するのが一般的ですが、富士フイルムのミラーレス一眼は連写速度を重視して選びましょう。
スペックを比較すると、X-H2SとX-T4がとくに優れていますが、電子シャッター設定にするとどの機種も20枚/秒以上。一般的に連写が速いとされる10枚/秒を大きく超えるため、どの機種でも不満はまずないでしょう。
ちなみに、X-Pro3以外の現行機種には、プリ連写という機能が搭載されています。
プリ連写とは、シャッターボタンを押した瞬間から時間をさかのぼって記録できる機能です。頻繁に表情が変わる子どもや、鳥が飛び立つ瞬間などを撮影する際に便利な機能といえますね。
手ブレは写真の画質を悪くさせる大きな原因。せっかく撮るなら、手ブレは避けたいものですよね。
手ブレ補正は、レンズ側で行うもの(レンズ内手ブレ補正)とカメラ本体で行うもの(ボディ内手ブレ補正)の2種類あります。それぞれメリット・デメリットがあるものの、どのレンズでも手ブレ補正が効くボディ内手ブレ補正がおすすめです。
なお、ボディ内手ブレ補正を採用しているのはX-T4・X-S10・X-Hシリーズ。夜景や室内など、暗くてブレやすい場所での撮影が多いなら、ボディ内手ブレ補正採用のモデルをおすすめします。
X-T1桁とX-Proシリーズ、X-Hシリーズだけが採用している防塵・防滴機能。水や細かな砂などがカメラ内に入り込まないように作られています。
富士フイルムの防塵・防滴機能はとくに強力といわれており、突然の雨など悪天候に見舞われたときや、雪山・砂漠・砂浜といった過酷な環境での撮影もこなせるでしょう。天候や環境に左右されずいつでも写真を撮りたい人には、防塵・防滴仕様がおすすめです。
防塵・防滴機能はあるに越したことはない機能といえます。しかし、運動会や旅行で使う程度なら、悪天候時にカメラ用のレインカバーを使ったり、タオルを掛けて使ったりするのも1つの選択肢です。
カメラの使いやすさに関係する、本体のサイズや背面モニターなどにも注目して選びましょう。
カメラを購入しても、想像よりも本体が重く、持ち運びが億劫で使わなくなってしまうのはもったいないですよね。カメラを持ち出す場面をイメージして、自分にとって大きすぎないか、手に収まるかなどを確認しましょう。
なお、本体重量が500g以下であれば平均的な重さのデジタル一眼より軽いため、持ち運びは楽といえます。とくに、X-E4やX-T30 IIは軽さも大きな特徴。持ち運びやすさを重視する人におすすめです。
カメラの背面モニターがタッチパネルの機種なら、タッチ操作でピント合わせができて便利。スマホからのステップアップをしたい初心者にも扱いやすくておすすめです。
なお、現在生産されている富士フイルムのミラーレス一眼には、タッチパネル・
Wi-Fi機能が搭載されています。2017年以前のモデルを中古で買う場合にはついていない場合もあり、注意したほうがよいでしょう。
背面モニターは可動式のものを選びましょう。高い位置や低い位置からでも、自由な姿勢で撮影できますよ。
また、自撮りをするならモニターがレンズ側に向くかどうかを確認しましょう。バリアングル式(背面モニターがカメラの左側に開いて回転するタイプ)であれば基本的に問題ありませんが、チルト式(背面モニターを手前に引き、上下方向に動かせるタイプ)のものは自撮りに対応するか確認するのをおすすめします。
なお、バリアングル式を採用しているのはX-T4とX-S10、X-H2Sの3機種。加えて、X-E4も自撮り対応のモニターを搭載しています。自撮りをしたいならこの4機種がおすすめです。
商品 | 画像 | おすすめスコア | 最安価格 | 人気順 | ポイント | 発売時期 | おすすめスコア | 詳細情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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解像感 | 暗所耐性・色再現性 | オートフォーカス性能 | 持ちやすさ | 操作のしやすさ | 動画の撮りやすさ | 動画の画質 | 手ブレ補正力 | ファインダー形式 | 重量(バッテリー込み) | 有効画素数 | 本体サイズ | 連写速度(AF追従) | センサーサイズ | レンズマウント | ISO感度 | 連写速度(AF固定) | フォーカスポイント(測距点) | AF検出方式 | AF検出範囲 | シャッタースピード | 背面モニター | モニターサイズ | ファインダー視野率 | ファインダー倍率 | 撮影可能枚数 | ボディ内手ブレ補正 | タッチパネル | USB充電・給電 | Wi-Fi・Bluetooth機能 | 動画撮影機能 | 記録メディア | 記録メディアスロット | 防塵防滴仕様 | ||||||||
1 | 富士フイルム FUJIFILM|X-S10|F X-S10LK-1545/50230 | ![]() | 3位 | 軽量・高画質で使いやすい!ほしい機能全部入りのベストバイ | 2020/11/19 | 電子ビューファインダー(EVF) | 465g | 2610万画素 | 126×85.1×65.4mm | 20枚/秒 | APS-C | FUJIFILM Xマウント | ISO160~12800 | 20枚/秒 | 117点 | 像面位相差・コントラスト併用AF | コントラスト:EV-4.0(F1.0レンズ使用時) | メカ:1/4000秒〜15分、バルブ(最長60分)/電子:1/32000秒〜15分、バルブ(1秒固定)/X=1/180秒(フラッシュシンクロ) | バリアングルモニター | 3.0型 | 100% | 0.62倍 | 約325枚(NP-W126S使用) | あり(5軸) | USB充電・給電可能 | Wi-Fi・Bluetooth両対応 | DCI 4K:29.97p/ 4K:29.97p/フルHD:240p | SDカード、SDHCカード、SDXCカード | シングルスロット | ||||||||||||
2 | 富士フイルム FUJIFILM|X-T30 II|F X-T30 II-S | ![]() | 1位 | ダイヤル操作が面白い。見た目もどこか懐かしい初級〜中級機 | 2021/11/25 | 電子ビューファインダー | 約378g | 約2610万画素 | 118.4×82.8×46.8mm | 約20枚/秒(電子シャッター) | APS-C | FUJIFILM Xマウント | ISO 160~12800 | 不明 | 117点(ゾーンAF:13×9) | TTLコントラストAF/ 位相差AF | コントラスト:EV-4.0(F1.0レンズ使用)/位相差:EV-7.0(F1.0レンズ使用) | メカ:1/4000秒〜15分、バルブ(最長60分)/電子:1/32000秒〜15分、バルブ(1秒固定) | チルトモニター | 3.0型 | 約100% | 0.62倍 | 約390枚(NP-W126S使用) | 不明 | USB充電・給電 | スマホ転送可(FUJIFILM Camera Remoteアプリ使用) | ◯(フルHD:2048×1080,1920×1080/4K:3840×2160/DCI4K:4096×2160) | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード | 不明 | ||||||||||||
3 | 富士フイルム FUJIFILM|X-T4|X-T4LK-1680-B | ![]() | 2位 | 手ブレや悪天候にも強いハイエンド機。操作性は熟練者寄り | 2020/04/28 | 電子ビューファインダー | 約607g | 約2610万画素 | 134.6×92.8×63.8mm | 約20枚/秒 | APS-C | FUJIFILM Xマウント | ISO 160~12800 | 不明 | 117点(ゾーンAF:13×9) | TTLコントラストAF/位相差AF | コントラスト:EV-3.0(F1.4レンズ使用)/位相差:EV-7.0(F1.0レンズ使用) | メカ:1/8000秒〜15分、バルブ(最長60分)/電子:1/32000秒〜15分、バルブ(1秒固定)/X=1/250秒(フラッシュシンクロ) | バリアングルモニター | 3.0型 | 約100% | 0.75倍 | 約500枚(NP-W235使用) | ◯(5軸) | USB充電 | スマホ転送可(FUJIFILM Camera Remoteアプリ使用) | ◯(フルHD:2048×1080,1920×1080/4K:3840×2160/DCI4K:4096×2160) | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード | デュアルスロット | ||||||||||||
4 | 富士フイルム FUJIFILM|X-E4|FX-E4-S | ![]() | 4位 | シンプルデザインで持ち運びやすいが、フルオート設定はない | 2021/02/25 | 電子ビューファインダー | 約364g | 約2610万画素 | 121.3×72.9×32.7mm | 不明 | APS-C | FUJIFILM Xマウント | ISO 160~12800 | 約20枚/秒(電子シャッター) | 117点(ゾーンAF:13×9) | TTLコントラストAF/ 位相差AF | コントラスト:EV-4.0(F1.0レンズ使用)/位相差:EV-7.0(F1.0レンズ使用) | メカ:1/4000秒〜15分、バルブ(最長60分)/電子:1/32000秒〜15分、バルブ(1秒固定)/X=1/180秒(フラッシュシンクロ) | チルトモニター | 3.0型 | 約100% | 0.62倍 | 約460枚(NP-W126S使用) | 不明 | USB充電 | スマホ転送可(FUJIFILM Camera Remoteアプリ使用) | ◯(フルHD:1080/240p/4K:UHD/29.97p/4K:DCI/29.97p) | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード | 不明 | ||||||||||||
5 | 富士フイルム FUJIFILM|X-Pro3|FX-X-Pro3 | ![]() | 5位 | フィルムカメラのような独特の操作性。クセの強さが逆に魅力 | 2019/11/28 | 電子ビューファインダー(EVF) | 約497g | 約2610万画素 | 140.5×82.8×46.1mm | 約20枚/秒(電子シャッター) | APS-C | FUJIFILM Xマウント | ISO 160~12800 | 不明 | 117点(ゾーンAF:13×9) | TTLコントラストAF/位相差AF | コントラスト:EV-3.0(F1.4レンズ使用)/位相差:EV-7.0(F1.0レンズ使用) | メカ:1/8000秒〜15分、バルブ(最長60分)/電子:1/32000秒〜15分、バルブ(1秒固定)/X=1/250秒(フラッシュシンクロ) | チルトモニター | 3.0型 | OVF:約95%/EVF:約100% | OVF:約0.52倍/EVF:0.66倍 | EVF使用時:約370枚/OVF使用時:約440枚 | 不明 | USB充電可能 | スマホ転送可(FUJIFILM Camera Remoteアプリ使用) | ◯(フルHD:2048×1080,1920×1080/4K:3840×2160/DCI4K:4096×2160) | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード | デュアルスロット |
2020/11/19 発売
良い
気になる
2020年11月発売の「X-S10」は、今までラインナップにはなかったX-Sのシリーズ名を与えられたミラーレス一眼。富士フイルムのカメラでは珍しい、現代的なカメラの操作性・デザインを採用したモデルです。
実際に検証をしたところ、画質やオートフォーカス性能は、より高価な富士フイルムのミラーレス一眼と同等といえる高い性能を誇っています。暗所ではほかの機種同様画質が低下したものの、明所での撮影では富士フイルムらしい美しい発色が印象的でした。
ほかのモデルとの最も大きな差は、操作がわかりやすく初心者向きな点です。一般的な一眼レフやミラーレス一眼に似たダイヤル配置・操作性で、デジタルカメラを使ったことがある人ならすぐに扱えるでしょう。加えて、オートモードを搭載しているため初心者にも使いやすいといえます。
本体には大きなグリップを備えており、しっかり握れました。手ブレ補正をカメラに内蔵した富士フイルムのミラーレス一眼のなかで最軽量。ボディ内手ブレ補正の効果は強力で、持ち運びやすいうえに手ブレにも強いといえます。
なお、X-S10は動画撮影にも適した機種といえ、4K動画やハイスピード動画も撮影可能。RECボタンも独立しており便利です。加えて、ほかの機種と異なり、動画モードへの切り替えを行わなくてもすぐ録画を開始できるため便利に感じました。
現行の富士フイルムのラインナップのなかで、最も現代的な操作性で使いやすいミラーレス一眼です。使いやすいうえに高画質なカメラがほしいすべての人におすすめできます。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
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重量(バッテリー込み) | 465g |
有効画素数 | 2610万画素 |
本体サイズ | 126×85.1×65.4mm |
連写速度(AF追従) | 20枚/秒 |
センサーサイズ | APS-C |
レンズマウント | FUJIFILM Xマウント |
ISO感度 | ISO160~12800 |
連写速度(AF固定) | 20枚/秒 |
フォーカスポイント(測距点) | 117点 |
AF検出方式 | 像面位相差・コントラスト併用AF |
AF検出範囲 | コントラスト:EV-4.0(F1.0レンズ使用時) |
シャッタースピード | メカ:1/4000秒〜15分、バルブ(最長60分)/電子:1/32000秒〜15分、バルブ(1秒固定)/X=1/180秒(フラッシュシンクロ) |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 100% |
ファインダー倍率 | 0.62倍 |
撮影可能枚数 | 約325枚(NP-W126S使用) |
ボディ内手ブレ補正 | あり(5軸) |
タッチパネル | |
USB充電・給電 | USB充電・給電可能 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | Wi-Fi・Bluetooth両対応 |
動画撮影機能 | DCI 4K:29.97p/ 4K:29.97p/フルHD:240p |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード |
記録メディアスロット | シングルスロット |
防塵防滴仕様 |
FUJIFILM X-S10をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2021/11/25 発売
良い
気になる
検証したところ、画質・オートフォーカス・暗所耐性などの基本性能は、より高価な上級者向きモデルと差が見られませんでした。発色や動画の画質も差は感じず、フラグシップモデルと同等の高画質・高性能を安く楽しめるカメラといえるでしょう。
ハイエンドモデルのX-T4とは異なり、オートモード切り替えレバーを搭載。レバー操作のみですぐにオートモードに切り替えられるため、カメラ初心者や知識がまったくない人でも使いやすいでしょう。クラシカルな各種ダイヤルでも操作できますが、迷わず操作するには知識や慣れが必要です。
本体は富士フイルムのランナップのなかでも比較的コンパクト。グリップは薄く小さいので握りにくく見えますが、実際に持ってみると本体が軽いこともあり持ちにくいとは感じませんでした。
画質は上級モデルと同等で、初心者に使いやすいオートモードを搭載。クラシックカメラのようなデザインが好みだが、カメラに慣れていない初心者におすすめできる商品です。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー |
---|---|
重量(バッテリー込み) | 約378g |
有効画素数 | 約2610万画素 |
本体サイズ | 118.4×82.8×46.8mm |
連写速度(AF追従) | 約20枚/秒(電子シャッター) |
センサーサイズ | APS-C |
レンズマウント | FUJIFILM Xマウント |
ISO感度 | ISO 160~12800 |
連写速度(AF固定) | 不明 |
フォーカスポイント(測距点) | 117点(ゾーンAF:13×9) |
AF検出方式 | TTLコントラストAF/ 位相差AF |
AF検出範囲 | コントラスト:EV-4.0(F1.0レンズ使用)/位相差:EV-7.0(F1.0レンズ使用) |
シャッタースピード | メカ:1/4000秒〜15分、バルブ(最長60分)/電子:1/32000秒〜15分、バルブ(1秒固定) |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 約100% |
ファインダー倍率 | 0.62倍 |
撮影可能枚数 | 約390枚(NP-W126S使用) |
ボディ内手ブレ補正 | 不明 |
タッチパネル | |
USB充電・給電 | USB充電・給電 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | スマホ転送可(FUJIFILM Camera Remoteアプリ使用) |
動画撮影機能 | ◯(フルHD:2048×1080,1920×1080/4K:3840×2160/DCI4K:4096×2160) |
記録メディア | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード |
記録メディアスロット | 不明 |
防塵防滴仕様 |
2020/04/28 発売
良い
気になる
検証したところ、解像感・暗所耐性・色再現性・オートフォーカス性能はX-Pro3やX-S10などの同世代のカメラと同等でした。連写の速度を調整できる幅がほかのカメラより広いため、動くものをメインで撮るならほかの機種よりも便利といえます。
本体はやや大きめなものの、指が掛かりやすいグリップと薄いボディによって持ちにくくは感じないでしょう。強力なボディ内手ブレ補正を内蔵しているため、本体はやや重く感じました。
動画は、ほかの機種よりも2倍高いビットレートで撮影が可能。高画質で撮れるもののプロ向きのオプションともいえ、実際見比べても違いを感じることはほとんどないでしょう。独立した録画ボタンはないものの、映像系の端子は充実しており、モニターの可動域も広く便利です。
中級〜上級者やクラシックカメラファン向きのデザインや操作性が特徴のハイエンドモデル。本格的なカメラらしい高画質・操作性を楽しみたい人におすすめです。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー |
---|---|
重量(バッテリー込み) | 約607g |
有効画素数 | 約2610万画素 |
本体サイズ | 134.6×92.8×63.8mm |
連写速度(AF追従) | 約20枚/秒 |
センサーサイズ | APS-C |
レンズマウント | FUJIFILM Xマウント |
ISO感度 | ISO 160~12800 |
連写速度(AF固定) | 不明 |
フォーカスポイント(測距点) | 117点(ゾーンAF:13×9) |
AF検出方式 | TTLコントラストAF/位相差AF |
AF検出範囲 | コントラスト:EV-3.0(F1.4レンズ使用)/位相差:EV-7.0(F1.0レンズ使用) |
シャッタースピード | メカ:1/8000秒〜15分、バルブ(最長60分)/電子:1/32000秒〜15分、バルブ(1秒固定)/X=1/250秒(フラッシュシンクロ) |
背面モニター | バリアングルモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 約100% |
ファインダー倍率 | 0.75倍 |
撮影可能枚数 | 約500枚(NP-W235使用) |
ボディ内手ブレ補正 | ◯(5軸) |
タッチパネル | |
USB充電・給電 | USB充電 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | スマホ転送可(FUJIFILM Camera Remoteアプリ使用) |
動画撮影機能 | ◯(フルHD:2048×1080,1920×1080/4K:3840×2160/DCI4K:4096×2160) |
記録メディア | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
富士フイルム X-T4をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
2021/02/25 発売
良い
気になる
ほかのモデルと比べ、小さくコンパクトである点が大きな特徴。見た目以上に軽く持ち運びは楽な一方で、グリップがないためあまり握りやすいとは感じませんでした。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー |
---|---|
重量(バッテリー込み) | 約364g |
有効画素数 | 約2610万画素 |
本体サイズ | 121.3×72.9×32.7mm |
連写速度(AF追従) | 不明 |
センサーサイズ | APS-C |
レンズマウント | FUJIFILM Xマウント |
ISO感度 | ISO 160~12800 |
連写速度(AF固定) | 約20枚/秒(電子シャッター) |
フォーカスポイント(測距点) | 117点(ゾーンAF:13×9) |
AF検出方式 | TTLコントラストAF/ 位相差AF |
AF検出範囲 | コントラスト:EV-4.0(F1.0レンズ使用)/位相差:EV-7.0(F1.0レンズ使用) |
シャッタースピード | メカ:1/4000秒〜15分、バルブ(最長60分)/電子:1/32000秒〜15分、バルブ(1秒固定)/X=1/180秒(フラッシュシンクロ) |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | 約100% |
ファインダー倍率 | 0.62倍 |
撮影可能枚数 | 約460枚(NP-W126S使用) |
ボディ内手ブレ補正 | 不明 |
タッチパネル | |
USB充電・給電 | USB充電 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | スマホ転送可(FUJIFILM Camera Remoteアプリ使用) |
動画撮影機能 | ◯(フルHD:1080/240p/4K:UHD/29.97p/4K:DCI/29.97p) |
記録メディア | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード |
記録メディアスロット | 不明 |
防塵防滴仕様 |
2019/11/28 発売
良い
気になる
2019年11月に発売された「X-Pro3」は、光学式・電子式を切り替えられる世界唯一のファインダーを搭載したカメラ。あえて背面液晶を隠すデザインであり、ファインダーを覗いて撮影することを前提としたこだわりの強い設計といえます。
画質は、X-Trans CMOS 4センサーとX-Processor 4を搭載したほかのモデルと同等。オートフォーカス性能や動画画質に関しても、検証中に同世代の機種との違いは感じませんでした。暗所では明るく写らなかったものの、発色は美しく解像感も良好でした。
シャッタースピードやISO感度、絞りといった撮影時のメインの設定はそれぞれ独立したダイヤル類で操作するタイプ。ダイヤルの役割や位置を理解したうえで操作する必要があるため、初心者向きとはいえません。ある程度カメラの扱いに慣れた人やクラシックカメラを使ったことがある人なら、戸惑うことはないでしょう。
動画撮影は、ほかの機種同様に4K解像度にも対応。しかし、背面モニターは普段見えないように収納される設計で、動画撮影時には不便です。加えて、三脚使用時にはモニターが三脚の取り付けパーツや雲台と干渉して思いどおりに開かないこともあり、動画撮影や三脚に固定しての撮影向きとはいえません。
ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
---|---|
重量(バッテリー込み) | 約497g |
有効画素数 | 約2610万画素 |
本体サイズ | 140.5×82.8×46.1mm |
連写速度(AF追従) | 約20枚/秒(電子シャッター) |
センサーサイズ | APS-C |
レンズマウント | FUJIFILM Xマウント |
ISO感度 | ISO 160~12800 |
連写速度(AF固定) | 不明 |
フォーカスポイント(測距点) | 117点(ゾーンAF:13×9) |
AF検出方式 | TTLコントラストAF/位相差AF |
AF検出範囲 | コントラスト:EV-3.0(F1.4レンズ使用)/位相差:EV-7.0(F1.0レンズ使用) |
シャッタースピード | メカ:1/8000秒〜15分、バルブ(最長60分)/電子:1/32000秒〜15分、バルブ(1秒固定)/X=1/250秒(フラッシュシンクロ) |
背面モニター | チルトモニター |
モニターサイズ | 3.0型 |
ファインダー視野率 | OVF:約95%/EVF:約100% |
ファインダー倍率 | OVF:約0.52倍/EVF:0.66倍 |
撮影可能枚数 | EVF使用時:約370枚/OVF使用時:約440枚 |
ボディ内手ブレ補正 | 不明 |
タッチパネル | |
USB充電・給電 | USB充電可能 |
Wi-Fi・Bluetooth機能 | スマホ転送可(FUJIFILM Camera Remoteアプリ使用) |
動画撮影機能 | ◯(フルHD:2048×1080,1920×1080/4K:3840×2160/DCI4K:4096×2160) |
記録メディア | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード |
記録メディアスロット | デュアルスロット |
防塵防滴仕様 |
FUJIFILM X-Pro3をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
今回は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで売れ筋上位の富士フイルムのミラーレスカメラ5商品をすべて集めて、どれが最もおすすめできる商品かを検証しました。なお、mybestでは解像感や暗所耐性が高く、オートフォーカスの精度が優れた商品を優れたカメラと定義しています。
検証①:解像感
検証②:暗所耐性・色再現性
検証③:オートフォーカス性能
検証④:持ちやすさ
検証⑤:操作のしやすさ
検証⑥:動画の撮りやすさ
検証⑦:動画の画質
検証⑧:手ブレ補正力
今回検証した商品
まず、画質の要素の1つである「解像感」から検証します。
国際規格でも使われる解像度測定用のチャートを撮影。解像度測定に使われる専用のソフトウェアを使用して、カメラの解像感を計測します。検証するにあたり、統一した条件は以下のとおりです。
【使用機材】
【検証方法】
あわせて、画質を構成する要素の1つである「暗所耐性・色再現性」も検証します。
外光を遮断した室内にて光量の少ない環境を作り、被写体を撮影。撮影した画像を分析し、「暗所での解像感」「ノイズの少なさ」「明所・暗所での発色のよさ」を評価しました。撮影にあたって、統一した条件は以下のとおりです。
【使用機材】
【検証方法】
加えて、ピント合わせに関係する「オートフォーカス性能」も検証します。
近づいてくる人物撮影をイメージし、走りながら接近する人物を撮影。撮影した写真を分析し、ピントの合っている確率を算出したうえで総合的なオートフォーカス性能を評価します。撮影にあたって統一した条件は以下のとおりです。
【撮影設定】
【検証方法】
カメラの「持ちやすさ」は、撮影のしやすさや疲れにくさに繋がる重要な要素です。
そこで、カメラに興味のある男女5人が実際にカメラを握ったり構えたりして、「グリップの握りやすさ」や「カメラの重さ」といった観点から総合的な持ちやすさを評価します。なお、レンズによる持ちやすさの変化を考慮し、カメラに取り付けるレンズは統一したうえで検証しました。
撮影するにあたって、カメラ本体の「操作しやすさ」も重要です。
そこで、富士フイルムのミラーレス一眼の使いやすさに関わる項目を、加点方式にて評価します。評価対象のポイントは以下のとおりです。
静止画撮影のイメージが強い富士フイルムのミラーレス一眼ですが、近年は動画機能にも力を入れています。
そこで、「動画の撮りやすさ」に関わる項目について、加点方式で評価します。評価対象としたのは以下のポイントで、各項目に重み付けをしたうえで総合的な動画の撮りやすさを評価しました。
加えて、「動画の画質」についても検証します。
それぞれのカメラを用いて、3つの異なる環境で動画を撮影。撮影した動画データを分析し、「オートフォーカスの優秀さ」「解像感」「暗所での色再現性」の3つの観点から総合的な動画の画質を評価しました。なお、条件は以下のとおり統一しました。
【撮影した動画の種類】
【設定】
最後に、カメラの「手ブレ補正力」について検証します。
カメラを構える人を模した器具を用意し、手に当たる部分にカメラを固定。一定の力を加えて振動を発生させ、擬似的な手ブレを生み出します。手ブレが生じている最中に撮影を行い、撮影した画像を分析。総合的な手ブレ補正力を評価しました。なお、統一した検証の条件は以下のとおりです。
【使用機材】
【検証方法】
富士フイルム以外のメーカーからも多数販売されているミラーレス一眼。メーカーによって特徴が異なり、富士フイルムとは違った魅力がありますよ。
今回、人気の高いほかのメーカーの商品も集めて比較しました。機種ごとの違いもご紹介していますので、あわせて確認してくださいね。
こちらの記事では、メーカー問わず初心者に人気の機種を集めて同一条件で比較し、初心者向きのおすすめNo.1ミラーレス一眼を決定しました。ぜひ、あわせてチェックしてみてください。
1位: 富士フイルム|FUJIFILM|X-S10|F X-S10LK-1545/50230
2位: 富士フイルム|FUJIFILM|X-T30 II|F X-T30 II-S
3位: 富士フイルム|FUJIFILM|X-T4|X-T4LK-1680-B
4位: 富士フイルム|FUJIFILM|X-E4|FX-E4-S
5位: 富士フイルム|FUJIFILM|X-Pro3|FX-X-Pro3
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