最大450lmの明るさと雨の日でも使える防水性を謳う自転車ライト、SERFAS USL-450。「とにかく明るい」「取り外しが簡単」など高評価の口コミを見かけますが、実際の評判がどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のキャットアイやOLIGHTなどの自転車ライトとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、自転車ライト選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・工具・カー用品・自転車など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。現在は、ホビー分野のコンテンツを担当。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
SERFAS USL-450は、自転車ライトを検討中のすべての人におすすめです。最も明るいモードで光量を測定したところ、比較した全商品の平均値が253.5lm(※執筆時点)だったのに対し、537lmとトップクラスの明るさを記録。「とにかく明るい」との口コミどおり暗い道もしっかり照らせるので、街灯のない場所を走るときも心強いですよ。
そのうえ、明るさは多少の増減を繰り返すものの安定していました。点灯時とほぼ同じ明るさをキープできるので、だんだん暗くなる心配はほとんどありません。長時間ライトをつけて自転車で走行する人にも向いています。
バッテリー持ちも高評価。比較した商品には3時間半程度しか充電が持たないものもあったなか、こちらは100lmのモードで7時間以上の連続点灯が可能です。充電回数が少なくて済むので、毎日の通勤・通学にもストレスなく使用できるでしょう。
着脱のしやすさも優秀です。比較したなかには、ライトの取り外し時に手が痛くなる商品もあったのに対し、片手で楽に着脱できました。「取り外しが簡単」との口コミに違わず、マウントの爪が大きく操作しやすい点もポイント。手袋をしていても扱いやすい形状なので、冬の着脱も楽々です。
唯一惜しいのは、重量が152gとやや重い点。とはいえ、IPX4の防水性能が備わっている点や、6種類のモードを搭載しているなどのメリットもあり、総合的に優秀な商品でした。公称値の最大450lmを大きく上回る明るさでバッテリー持ちもよいため、自転車ライト選びに迷った際は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
SERFASは、アメリカのカリフォルニアに拠点を置く自転車パーツブランド。創業以来、高性能な商品と万全のアフターケアをコンセプトに掲げ、タイヤ・空気入れ・ライトなどさまざまな商品を展開してきました。
今回紹介するSERFAS USL-450は、充電池式の自転車ライト。走行によって発電する仕組みのダイナモ式に比べて、走りに影響しづらいのが利点です。
また、遠くまで見やすいよう集光レンズを採用しているのも特徴のひとつ。ボディは放熱性が高く衝撃に強いアルミ製で、丈夫さにもこだわっています。
最大光量は450lmと謳っています。モードはLow・Mid・Hi・Over・点滅・日中点滅の6種類。明るさと点灯時間は以下のとおりです。日中点滅は、点滅間隔を広くしたモードで、消費電力を抑えられるという特徴があります。
<明るさと点灯時間>
Low:50lm/14時間30分
Mid:100lm/7時間
Hi:200lm/3時間30分
Over:450lm/2時間30分
点滅:100lm/20時間
日中点滅:450lm/25時間
電源方式はmicroUSB。USBのアンペア数により変動しますが、約3時間25分で満充電される仕様です。3段階で充電残量が表示されるので、バッテリー切れにも気づきやすいでしょう。
ロードバイクやクロスバイクに固定しやすいブラケットが付属しているので、届いたらすぐに使えるのもうれしいですね。重量は、マウント込みで152gです。
カラーは全部で5色。今回の検証で使用したブラックのほか、グレー・シルバー・レッド・カーキから選べます。自転車に合わせてカラーコーディネートを楽しめますよ。
また、別売りのパーツを使用すれば、ヘルメットに装着したり、サイクルコンピューターやアクションカメラと併用したりできます。気になる人はAmazonなどの販売サイトをチェックしてみてください。
今回はSERFAS USL-450を含む、自転車ライト全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、明るさ・安定性の検証です。
明るさの検証では、外部の専門機関にて最も明るいモードでのライトの明るさ(全光束:lm)を測定。メーカーの公称値と実測値に差がないかもチェックしました。
また、ライトを連続点灯させたときの明るさの変化を照度計で測定し、安定性も検証。グラフの傾きが小さいものほど高評価としました。
明るさを検証したところ、最も明るいモードでは537lmを記録し、トップレベルの評価に。比較した商品の平均値である253.5lm(※執筆時点)を大きく上回る結果です。「とにかく明るい」という口コミにもうなずけます。
また、比較したなかにはメーカーが公表している値と実測値に大きな差がある商品がいくつもあったのに対し、こちらは公称値の450lmよりも明るく照らせました。夜の河川敷や街灯のない真っ暗な道を走るときにも心強いでしょう。
明るさの変化をグラフで確認したところ、傾きは3.78%と小さめ。比較した全商品の平均が25%(※執筆時点)だったことをふまえると、明るさは変化しづらいといえます。多少の強弱はありつつも、一定の光量をキープできそうです。
だんだんと暗くなる心配が少ないので、長時間ライトをつけて走行する人にも向いています。
次は、バッテリーの持ちの検証です。
最も長く点灯する100lmのモードでバッテリーが切れるまでの時間を測定したところ、7時間を超えてもバッテリーは切れませんでした。比較したほかの商品は、3時間半程度しか充電が持たなかった商品もあるなか、バッテリー持ちはかなりよいといえます。
充電頻度が少なくて済むので、毎日の通勤や通学にも使いやすいでしょう。
次に、着脱のしやすさの検証です。
工具を使用せずに自転車にマウントを着脱できるか・工具を使用せずにマウントにライトを着脱できるか・片手でマウントにライトをつけられるか・ライトの左右の角度調整ができるかをチェックし、ライトの着脱しやすさを評価しました。
マウント・ライトともに工具なしで取りつけられ、着脱のしやすさは申し分なし。比較したなかには、ライト着脱時に手が痛くなる商品もあったのに対し、こちらはコツさえ掴めば片手でも楽に着脱できます。
マウントの爪が大きく操作しやすい点もポイント。「取り外しが簡単」との口コミに違わず、手袋をしていても使いやすい形状で、冬に自転車に乗る人も扱いやすいでしょう。また、ライトは左右で角度調整ができるので、角度を変えるたびに本体を取り外す必要がない点もメリットといえます。
最後に、使い勝手のよさを検証しました。結果、幅広いシーンで活躍する機能が備わっており、まずまずの評価を獲得。詳細は、以下のとおりです。
防水規格はIPX4。水に沈めることはできませんが、雨や日常生活での水しぶきに対応可能とされています。また、バッテリーLow通知機能・モード切替機能が搭載されている点もメリットです。6種類のモードから光量を選べるので、幅広い場面での走行に役立ちます。
一方で、比較した全商品の重さの平均は約130.4g(※執筆時点)だったのに対し、152gとやや重いところはマイナスポイント。スポーツ自転車などに乗っていて、重量を気にする人にはあまり向かないでしょう。
明るさと点灯時間 | 50lm(Low):14.5時間/100lm(Mid):7時間/100lm(点滅):20時間/200lm(Hi):3.5時間/450lm(Over):2.5時間/450lm(日中点滅):25時間 |
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最大の明るさ | 537lm(実測) |
明るさの安定性 | 96.2% |
重量(実測値) | 152g(マウント込み) |
電源方式 | microUSB |
良い
気になる
モード数 | 6種類 |
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重量(公称値) | 162g |
自動点灯機能 | |
工具不要 | |
付属品 | ブラケット、USB充電ケーブル、日本語取扱説明書 |
ソーラーパネル付き |
SERFAS USL-450は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能です。販売サイトによって若干価格が異なるので、よくリサーチしてみてくださいね。
最後に、軽量で使い勝手のよさの評価が高かった商品を紹介します。
すべての項目において優秀だったのは、キャットアイのAMPP300。重量は120.4gとそこまで重くなく、4種類のモード切替や防水機能ももれなく付属しています。バッテリー持ちも7時間と長く、明るさも安定しているので、通勤や通学で毎日使う人にもおすすめです。
OLIGHTの自転車ライト RN400は、軽量ながら明るい点が魅力。重量が99.3gと軽いうえ手のひらに収まるコンパクトなボディなので、スポーツ自転車に乗っていて重量を気にする人にぴったりです。また、上側の光をカットする防眩機能が備わっているので、人が多い街中で乗るのにも便利でしょう。
明るさと点灯時間 | 300lm(ハイ):約3時間/100lm(ロー):約8時間/300lm/70lm(デイタイムハイパーコンスタント):約10時間/60lm(点滅):約100時間 |
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最大の明るさ | 298lm(実測) |
明るさの安定性 | 99.1% |
重量(実測値) | 120.4g(マウント込み) |
電源方式 | microUSB |
良い
気になる
モード数 | 4種類 |
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重量(公称値) | 117g |
自動点灯機能 | |
工具不要 | |
付属品 | microUSBケーブル、ブラケット |
ソーラーパネル付き |
キャットアイ AMPP300をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
明るさと点灯時間 | 100lm(LOW):6時間30分/200lm(MID):3時間10分/400lm(HIGH):1時間40分/0~200lm(FLASH1):7時間/0~200lm(FLASH2):5時間30分 |
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最大の明るさ | 454lm(実測) |
明るさの安定性 | 98.6% |
重量(実測値) | 99.3g(マウント込み) |
電源方式 | USB Type-C |
良い
気になる
モード数 | 5種類 |
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重量(公称値) | 85g |
自動点灯機能 | |
工具不要 | |
付属品 | USB-TypeCケーブル、ブラケット |
ソーラーパネル付き |
OLIGHT RN400 自転車ライトをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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