世界の排出量が571億トン（二酸化炭素換算）に及び、前年から1.3％増加して過去最多になったとする報告書を国連環境計画（UNEP）が公表した。

氷河はこれまで、増減の微妙なバランスを保ちながら維持されてきた。新たな研究で、その今バランスがどれほど危うい状態にあるかが明らかになった。

近年、超富裕層によるプライベートジェットの利用が増えていて、なかには平均的な人の年間排出量以上の二酸化炭素を1時間で排出する人もいる。

生物多様性が危機にあることを示す国内、国際2つの報告書が発表された。WWFは生態系が回復不可能な状況に近づいているなどと強い危機感を示した。

能登地方を豪雨が襲い、大地震から時間差のある「複合災害」となった。気象学の専門家は、高い海面水温が水蒸気を増やして極端な雨量をもたらしたと指摘する。

米国が輸出する農作物の9割超を運ぶ大河が、深刻な干ばつが続いているせいで縮小している。日本も米中西部の穀物や大豆に頼っており、他人事ではない。

海水温の上昇は熱帯低気圧をますます発達させる。研究によれば、海岸線から400キロ以内の海上で急発達する熱低が40年前の3倍に増えている。

気温の上昇による環境の変化が、致死率の高い急性の脳感染症を引き起こす病原体フォーラーネグレリア（Naegleria fowleri）の増殖を促している…

多発している乱気流に、暑さによる離陸の困難など、温暖化によって空の旅に伴う意外なリスクが増している。

2023年夏の北日本を中心とした異常な暑さは、三陸沖などの海面の温度が記録的に高くなる海洋熱波が影響した可能性が高いとする分析結果が発表された。

7月22日、世界の平均気温は17.16°Cとなり、前日に続いて観測史上の最高記録が更新された。地球はどこまで暑くなるのか、太古と未来を読み解く。

太平洋の島嶼（とうしょ）国ツバルは、気候危機の最前線で、国土とアイデンティティを保つための取り組みを進めている。

化石ができる仕組みを応用すると地下の湧水を封止できることが実証された。地震でいったん下がった封止機能が短期間で修復することも突き止められた。

オーストラリアの海洋保護区であるロード・ハウ島海洋公園で発生した白化現象が、同地域のサンゴ礁を劇的に変化させたことが、白化前と白化後の写真で明らかにな…

2000年前に栄えた砂漠の都市ペトラ。この世界遺産は現在、干ばつ、洪水、砂嵐の脅威にさらされている。遺跡が生き残る鍵は、古代の技術にあるのかもしれない…

干ばつ、都市開発、水管理の不備により、世界中の都市部の水供給はかつてないほどの負担を強いられている。

人はわずかな温度差も感知することが実験で示された。温暖化への取り組みを促すきっかけにしたいと研究者は語る。

「環境問題だけでなく、複雑に組み立てられた地球のシステムと、その背後にある45億年の物語をまるごと伝えたいのです」と作曲者の永井裕人氏は語る。

セミの幼虫掘りは2000年以降に見られる行動。人の手が入った生態系で動物が新しい行動をし、これまでなかった影響を環境にもたらす事例として注目される。

現在、科学者らは毎年約1000個の隕石を南極で発見している。しかし、新たな研究によると、温暖化によって毎年約5000個の隕石が氷に埋もれて消えていると…