ANo.7さんの回答で
>自分は弥生会計を勧められて買ったのですが、お金を溝に捨てるようなものでした。
>会計事務所でも使える人そういないんじゃないかなぁと思います。
>よほど複式簿記が堪能な人じゃなきゃ使いこなさないような感じでもう使っていません。
という意見がありますが、会計事務所に失礼ではないかと...
会計において複式簿記は「言語」のようなものです。簿記3級程度の知識でも基本的には十分使いこなせます。あり得ないと思いますが、仮に「複式簿記が苦手な会計事務所」と取引しているのであれば、即刻やめるべきです。ミロク、弥生会計、PCA会計などの一般の会計ソフトが使えないのであれば、書店に行って簿記3級の本を買ってみるべきでしょう。原因はソフトにはないのですから...
また、時間がもったいないのであれば、伝票、帳簿を丸ごと会計事務所に渡して入力してもらえば良いと思います。(実際、そのような方は沢山います。)
ところで、弥生会計、JDL出納帳Xについてですが、大雑把に言うと
会社の立場から作られたソフト ―> 弥生会計
会計事務所の立場から作られたソフト ―> JDL
と思います。
新しい会計事務所との関係で弥生会計からJDL出納帳Xに移行して、気づいた点を上げると、
1. JDLはDOS時代からの会計ソフトであり、見た目はWindowsでも使い勝手はDOS時代のインターフェースである。(Windows時代になって、根本的に設計し直したソフトとは思えない。DOS時代で培われた安定したソフトを提供し、既存の顧客(会計事務所)を重視するのは理解できるが...)たとえば、同時に複数のウィンドウを開くことができないなど(画面上でデーター比較が困難であり、基本的に印刷するしかない。)、一般的なMicrosoftが提唱しているWindowsソフトの操作に慣れているとストレスがたまる。
これに対し、弥生会計はWindows標準のインターフェースであるため、複数のウィンドウを同時に開くことができるし、右クリック操作が可能である。
また、弥生会計は毎月の伝票入力の多くは繰り返し出てくる伝票であることを考慮し、定型伝票の登録だけではなく、以前に入力した伝票のコピペ、伝票内での行のコピペも可能にしている。
2. JDLはCSV形式で出力できるデータが限定されているため、提供された基本的に提供された資料しか作成できない(ほとんどの集計は紙に印刷することとなる。JDL会計Xの場合EXCEL用関数が用意されているが...)これに対し、弥生会計の場合、試算表、補助元帳、比較財務諸表などほぼすべての表がCSV形式で出力できるため、様々な応用が可能。(年間の月別試算表をCSVで出力し、資金移動表、キャッシュフロー表も簡単にできるし、銀行などが求めてくる独自のフォーマットにも加工できる。
3. 弥生会計の消費税区分ですが、科目、補助科目ごとの設定ができます。集計は申告書の消費税計算表(付表2)の形式で出来ますが、科目ごとの集計表はありません。
4.JDLは会計事務所(税理士事務所)とデータ連携が強い(出納帳Xの摘要から仕訳を書く機能も会計事務所の負担軽減(顧客の伝票整理からの解放)のためかもしれない。)
5.JDLのデータバックアップ機能は良い。
長々と書きましたが、会計ソフトも基本的にはデーターベースソフトです。重要なことは「データの入力がし易く、保存がしっかりしており、さらに、集計、出力に柔軟性があること」だと思います。