漫画雑誌の比較

ご提示の版元に、秋田書店をいれて、われわれ書店業界では５大コミック版元と言っていたのですが、角川グループも入れていいでしょうね。 順番に、講談社はなんでもだが手堅く。集英社はバトル物と流行り物。小学館はメディアミックス大好き。白泉社は「好きな人はついてこいっ」ですか。角川はアニメ・オタク様御用達、でしょう。例外はありますし、昨今は非常に線引きがむずかしいのですが、大体古い感覚でいうとこうなります。オバＱビル、セラムン御殿、鳥山建設、ガンダム要塞、とか言うと「ああ、あのビル」とわかる人はわかります（これ、世代によってちがうそうです）。 女性マンガ雑誌は正直ありすぎて、ある作家が自分のキャラと舞台で他の雑誌に書いたりできる部分もあり、なんだかもう把握しきれません。とにかく、ひとつのタイトルがあたったらバンザイだそうですが、最近は「編集者が集まると『ウチの雑誌の不景気ジマン』が始まるんですよ」とのこと。 蛇足ですが、レディコミ、過激さを推し量る方法がありまして、過激順に 外人写真≧日本人写真≧マイナー作家の表紙≧メジャー作家の表紙 です。これは変わっていないようです。