『解像度』について勉強してください。 ディスプレイの表示ピクセル数も解像度と言われますが、これとはちょっと違います。 これは画素数と言った方が正しいです。 スキャンや印刷で使われる解像度（dpi）は1inch（2.54cm）あたり何個のドットで表現するかという意味です。 dpiの数値が大きい（密度が濃い）程、綺麗に印刷出来ます。 いい例は新聞の写真。 印刷方式や紙の質が違うから一概には言えないけどあれは175dpiぐらいです。 たまにチラシやカタログでもガタガタの写真が紛れているけど、あれも解像度の低い（ピクセル数の少ない）写真を誤って使ってしまったから。 人の目で認識できる限界もあるから一般的な商用印刷ではカラーで300～350dpiで十分で、それ以上にしてもデータが増えるだけで、見た目にはほとんど差はありません。 家庭用のプリンタでの印刷とか、大型ポスターとかの用途によっては実際はもっと低い解像度でも気になりません。 手に取って近くで見るものは300dpiあった方がいいというだけ。 2L版で綺麗に印刷したいなら、 127mm ÷ 2.54cm × 350dpi ≒ 5inch × 350dpi ≒ 1750ピクセル 180mm ÷ 2.54cm × 350dpi ≒ 7inch × 350dpi ≒ 2450ピクセル BIGLOBE百科辞典のは240dpi前後で計算しているの対して写真屋のは300dpi前後で計算しているから、同じ2L版でも必要なピクセル数が違ってきます。 ↓ピクセル数や仕上がり（印刷）サイズと解像度を計算できます。 http://www.insatsuyasan.com/guide/pdf_pixel_cal.html

画面解像度とプリント解像度は違います。 一般的にデイスプレイ画面の解像度はインチあたり７０～１００程度ですが、紙に出力する場合はインチあたり２００～４００程度必要です。（２００～４００ドット/インチ以下ですと印刷ではピンボケしたような画質になってしまいます。） ２L版の長辺１８０ミリ（７．２インチ）に必要な画素はインチ２００の場合には１４４０ドット、４００の場合には２８８０ドットですので２L版程度が精一杯の大きさという訳です。