Word2010 オブジェクトの選択

Wordの標準モードでの作成・編集の場合、描画キャンバスを使用しないで直接文書に図を挿入・作成した複数の図を、マウスのドラッグ操作で一括選択する方法はWord 2007以降からできなくなっています。 文字列の折り返しが「行内」以外の場合、 Word 2007では、描画キャンバス内に一旦図を挿入してから、キャンバスの外にドラッグして移動してやれば、マウスドラッグ囲み操作で一括選択が可能で、すべてキャンバスの外に移動してしまえば、描画キャンバスは削除してしまうことが可能です。 Word 2010は、描画キャンバスの外へオブジェクトをドラッグして外に出すことができません。 直接文書上に挿入配置してある図の場合、オブジェクトの選択がオフの状態で、単純に複数の図の範囲をマウスでドラッグして、青色で図が選択された状態になったときに、[Ctrl]キー、[Shift]キーを押したまま、図周囲の太枠線上部をクリックしてのコピーや移動が可能です。 [Ctrl]+X(切り取り)、[Ctrl]+C（コピー)と[Ctrl]+V（貼り付け)のキーによる操作も可能です。 ただし、この方法では図以外に段落の文字列も一緒に選択されてしまうので、選択する段落範囲には文字列が無い場合には有効です。 図だけを複数選択するには、[Ctrl]キー、[Shift]キーを押しながら一つ筒ずつクリックして、複数選択しか方法はなさそうです。 97-2003形式で保存して [互換モード] とした場合は、マウスドラッグで一括選択することが可能になります。 ただし [互換モード] ではWordの機能の一部が使用できなくなります。 ※上記の図の操作機能は2010が一番面倒んになっていますが、次期OfficeのWord 2013を確認してみると図の一括選択が可能で復活したようです。