回答ありがとうございます。
>RAWは、ただの「データ」なので画質がいいとかよくないとかはそもそも言えないでしょう。
「うーん、Lossless JPEG はただの Data ではないのか?」という突っ込みはさておき(笑)「RAW Data は高画質か低画質かなどという画質の善し悪しを云々すべきものではない」という御意見には納得です。・・・確かにそんなこと (高画質か否か) を疑問に思い始めたからこそ悩んでしまうのですよね(^_^;)。
「素晴らしい作品=高画質」と言うより「作品」として確定した時点のものが「最高画質」と言えるものなのだろうと思います。
ただし「作品」が収められている JPEG Data が「最高画質」と思っているわけではありません。
Audio でも「作品」としての CD に記録されている Data を忠実に再現することが「最高音質」と誤解されがちです。
CD に記録された Audio Data を忠実に再現するということは CD Player から Speaker 出力に至るまで Noise も歪も皆無という夢の様な機器で再現するのが Best ということになるのですが、そんな音は決して質の良い音とは感じられないものになります。
何故ならば CD という作品を作った Engineer 達が「この音で良い」と決定した際の再生機器、すなわち CD Player から Speaker に至る機器は決して Noise も歪も皆無のものではありませんので、実は「彼等が聴いていた音が『最終作品』の音」なのであって、その音は彼等が用いていた「Noise も歪もある彼等の機器」でしか正確に再現できないものなのです。
・・・実際、私が知る限り、最も歪の少ない Speaker は 1980 年台に開発された Planer (平板) 型 Speaker Unit や Condensor Speaker Unit なのですが、いずれも 1%~3% の歪率を常に示す Studio Monitor Speaker System とは全く異なる「歪が無さ過ぎる(笑)」音ですので早々に市場から消え去るか Minor な Mania 向けでしか生き残ってはおらず、電気的に計測上の歪を皆無にできる「 Feed Back 補正 Loop 内に Speaker System も入れてしまう Σ Drive という TRIO 社の画期的な技術」にいたっては生まれて数年で廃れてしまい(笑)、今では小口径 Speaker で音色など判らない重低音域を無理やり出させる Active Super Woofer に別の目的で利用されているに過ぎません。
Recording Studio と同じ環境を再現することなどできない Home Audio の環境では CD に記録されている Data を Listener 独自の手法で「現像」して Listener が最も良いとする音質に改変して楽しむしかなく、だからこそ各 Audio Maker は独自の Sound Character を確立して覇を競い合っているとも言えるのですが・・・独自性に自信のない Maker は「原音に忠実」などと意味不明な宣伝文句を謳うのですが(笑)。・・・TRIO も開き直って、いや自信を持って Σ Drive を定着させていれば KENWOOD、KENSONIC、ACCUPHASE に分散して Minor にならずに済んだかもしれませんね(^_^;)。
この辺りを「写真作品」ではどう考えて作品作りや作品鑑賞をしているのか判りませんが、幸い Digital Camera 趣味は「作者も鑑賞者も同一の本人(^_^;)」であることが多いので Audio のような「原音」などといった実体の無い概念が独り歩きすることは、少なくとも Amateur/Mania の間ではないだろうとは思ますし、Pro' の芸術家はどう我儘を通そうともそれが通り続けていれば一流の芸術家なのですからそれで良いのですが・・・。
うーん、RAW は『素材』であって、画像 Data には「新鮮」も何もないので「RAW という『素材』に質感を云々するものではない」・・・調理するなり加工するなりで質感が生まれるものなのだから「質感」を論ずる「高画質か否か」は RAW Data を加工して出力した JPEG (或いは Bit Map 表示と同等の Lossless JPEG) でこそ使える言葉である。
・・・という趣旨の A No.10 scenerygood さんの言が的を得ているのかも知れませんね。
>で、こういうスペックやわがままが通用しない話題だと・・・
いやあ、なんとも「わがままな質問」だと恐縮しています(^_^;)。
御回答有難うございました。
質問者
補足
みなさま、6 日間に渡って回答をいただきまして有難うございました。
Enquete のような質問でみなさんからの回答を重ね合わせて行くことによって解を得ようとしたために、どうしても様々な応答を斟酌してより良い回答をまとめられる後者の方が後出しジャンケン的に有利になってしまって初期の回答者さん達には申し訳ないのですが、「RAW は素材、JPEG は加工後の完成品」と気付かせていただいた A No.10 scenerygood さんの回答を Best Answer にさせていただきます。
「Data を受ける容量が大きい RAW の方が高画質」派と「RAW は素材であって画質の高低を評すべきものではない」派の比率が半々ぐらいというのは回答者さん達ならではと思いますが、 Audio Site で「器の容量を幾ら大きくしたところで無意味だよ」という趣旨の回答を Camera の RAW と JPEG になぞらえてしたことはやはり失敗して当然でしたね(^_^;)。
「22.05kHz から約 43Hz までは 44.1kHz 16bit の Multi Bit Sampling よりも Data 量の少ない 2.8224MHz ΣΔ Single Bit Sampling で Digitize された Data を加工して 192kHz 24bit にしたところで Original にはない Data を創出しない限りは Data のない部分に Data が増える筈もありませんし、22.05kHz 以上 16bit 以上の性能を保証できる Microphone や Speaker は皆無と言って良いばかりか Amplifier でさえも保証の限りではないことから CD 以上の Format に入っているのは Noise や 歪だらけの音でしかないよ。」という趣旨を「RGB 36bit (または 48bit) の RAW Data から最も良い24bit 分を切り出したり、30bit 分ぐらいを 24bit 幅に圧縮して出力するのが JPEG (Lossless JPEG を含む) であり、切り捨てられる 12bit (または 24bit) 近い部分の Data は Noise であったり色相 (位相) のずれた Data だったりする RAW Data は完成品の JPEG Data よりも高画質というわけではないよ。」という説明に置き換えるのは無理だったようです(^_^;)。
しかし「RAW は素材であって画質の高低を評すべきものではない」という重要な鍵を気付かせていただいたことは非常に有意義でした(^_^)/。・・・44.1kHz 16bit Multi Bit Sampling に満たない Original Data を補間改変して 192kHz 24bit などにするものが「素材」としての価値があるかどうかは未だに否定的ですが、初めから RGB 42bit などの高 Bit Samling を行なって最終出力を RGB 24bit とする Digital Camera の RAW から JPEG への流れは「Data のない部分に異 Data を創出するわけではない」ので「素材」としての価値を十二分に納得させられるものです。
RGB 24bit の非圧縮 Bit Map CG (Computer Graphics) の色合いを調整するのに一度 RGB 48bit TIFF に変換してから調整して再び RGB 24bit に戻すという作業も「RGB 48bit に変換したからと言って画質が向上するわけではないが、画質劣化を最少にとどめて精度の高い調整を施す」ために行うものであり、中間 Data である RGB 48bit 画像 Data は単なる「素材」であって「完成品」ではないですものね。
正論を突かれた気にさせられた A No.6 bardfish さん、Data の歯抜けに気付かせてくださった A No.8 noct_nik さん、左甚五郎の逸話で核心を突いてこられた A No.9 ayacbm さんにはこの場を借りて再度御礼申し上げると共に、様々な御意見を提示してくださいました皆さんにも心より感謝致します。
回答ありがとうございます。
核心を突かれたような気がします。
A No.6 bardfish さんの回答に正論を感じて何だかもやもやしていたものがはっきりしてきたような(^_^;)・・・。
競作相手の彫刻は高精細な細工が施されていてもそれが全く見えない位置から鑑賞せざるを得ない柱の上方に巻き付いた鰻のようにしか見えず、一方、作業場で目近に見た時は如何にも荒削りでとても仕上がっているとは思えなかった甚五郎の龍は柱の上方に取り付けると今にも動き出しそうなほどの精彩を放つ彫刻であったという、上野寛永寺の左甚五郎作「龍の彫刻」ですね。
私も Web Page に Up する写真は単純に Size を縮小するのではなく、必ず Edge 部や全体の Contrast を上げる、すなわち色数を減らして解像感を上げるようにしています。・・・単純に Size を変更すると合成に伴う中間色が生じて色数が増えてしまい、Contrast が低下してしまいます。
Audio でも、実は米国在住時代に何の気なしに買い漁った Jazz CD の中に度肝を抜かれたほど音の良い Jazz Quartet 演奏の CD があったので調べてみたら、何と EV (Electro Voice) RE20 Dynamic Microphone 2 本を One Point Stereo 配置に設置して SONY PCM-F1 Portable 14bit PCM Processor の Mic Input に直接繋ぎ、SONY SL-F1 Portable βmax Video Tapecorder に記録したものを Jazz Label が買い上げて商品化したものでした。
当時の私は EV-RE20 を最も信頼して愛用していたことからその音色に慣れていたということもあるのでしょうが、PHILIPS CDV600B の光出力を Audio Alchemie Digital Transport Interface で同軸化し、PHILIPS DFA1000 (MARANTZ PM99SE) に導いて、20 畳余の Listening Room で入念に調整した BOSE M901CSIV に 100dB SPL/m なんて大音量を出させていた環境では目を見張るほどの音場定位と Real な Sound を弾き出す Best Match の CD でした。
・・・とは言え、演奏そのものは大したものではなかったので帰国の際に売却してしまい、曲の Title や Label、Musician Group の名さえも忘れてしまったのですが(笑)・・・残響音に至るまでの細かい音を聴き分けるための Test CD には Player が音を出す瞬間に息を吸って止める緊張感まで聴き取れる Russia の Alexander Borodin 弦楽四重奏団の曲なんて Minor なものを愛用していましたし(^_^;)。
Audio は長年「紐派 (Tape での生録派の事、反対語は皿派)」であった事から One Point Stereo 収録法の素晴らしさは熟知しているものの、楽音以外の環境音を拾いたくないがためにどうしても On Mic' Setting にしがちで(笑)、On Mic' Setting にすると今度は「そんな近くで楽器の音を聴く聴衆などあり得ないことから、如何にも不自然な音になる」のを何とか Mix Down の際に調整するわけなのですが、その都度「Data 量は多いのだけれど、この音を聞き手に聴かせたいわけではないんだよなぁ(笑)」と思いながら「音を間引いて行く」のですよね(^_^;)。
・・・で、どの楽器音も最大 Level (Data 量) で収録した Data を Balance 良く間引いて Mix Down した音が Master Tape に再収録されるわけなのですが「これを聞き手は『原音』とか言うのだろうなぁ(^_^;)」と思うといやはやなんとも・・・なんですよね。
勿論、Master 出力した音は「得られる限りの最高の音」であり、その意味で「高音質」ではあるのですが、Best Position の観客席で聴ける生の音とは異なるものですし、あくまでも Recording Producer が「作品」として演出した「人工的に Mix Down した Balance」なんです。
その「作品」を入れる器が何であろうと作者にとっては最良の作品ですので、器の規格が良いからもっと良い作品というわけではないのですよね。
長らくそんな畑にも足を踏み入れていたことから 16bit よりも 24bit の方が音が良い (高音質) とか Lossless JPEG よりも RAW の方が画質が良い (高画質) という計測数値の量的差異を質的差異のように捉えるのに抵抗感があるのです(^_^;)。
RAW Data から JPEG 完成 Data を現像する過程も「見えもしない色などという余計な Data を間引いて Balance を整える」作業であり、競作相手の鰻ではなく左甚五郎の龍にするために最も見映えの良い解像感に整えてこそ最高の質感となる「高画質」の画像になるのではないかと思うわけです。
ただし、A No.8 noct_nik さんの御回答で気付かされた「Data の無い闇から色を浮き上がらせることはできないよ」という点が未だに引っかかっており、「色 Balance が悪くて汚い画像だけれど、必要な Data は確実に記録されているので、Data を取捨選択して Balance を整えれば最良の Lossless JPEG 画像を得られる RAW Data の方が『高画質』と言うべきなのか否か。『高性能ではあっても高画質ではない』と切り捨てるべきか。」と未だに悩んでしまいます(^_^;)。
「>RAW と JPEG を比較するのは無理がある」・・・確かにその通りですね。
御回答有難うございました。
>RAW Format は気に入らない色を呈する画像 Engine の癖を Color Curve 修正で補正したり、細かい設定ができない露出や White Balance (色温度) を補正したりする上で補正範囲を細かく且つ広く取れる便利な Format というものでしかなく、決して JPEG 出力よりも高画質などと言えるものではないと思っています。
JPGで撮影した写真データが、例えばコントラストが浅く、8ビット階調(0-255)のうち20-235しか使われなかったとしましょう。
この写真のコントラストを補正して、0-255まで階調を広めた場合、処理の仕方によりますが、中間データが歯抜してしまいますね。
RAWであれば、12bitまたは14bitの階調を持っているため、このようなコントラストの補正処理をしても、最終的に8bitにする段階では、階調に歯抜けがない状態となります。
しかし、実際には、上記の例でJPGで撮ったものをコントラスト処理したものと、RAWを編集したものとの間で、その差が分かるか?と言われれば、恐らくディスプレイ上ではほぼ差はわからないと思いますし、プリントアウトしても同様でしょう。
世の中のディスプレイは、255階調すら満足に表示できないものが多いですし、プリンタもしかり。
だからJPGよりRAWのほうが高画質であるとは言えない、とお考えなら、そうですねとも言えます。
私のように、編集後の最終出力が、例え8bitで圧縮されたJPGであれ、JPG撮影したものを編集したもののよりは上であろう、と考えれば、RAWのほうが高画質であると考えます。
>Camera でも CX Format (1/2.3 inch の約 4 倍) で 274 万画素の NIKON D1 よりも 1/2.3 inch で 1600 万画素の Compact Digi'Came' の方が高画質と受け取られがちな「画素数至上主義」的な常識があるのですが
そのような常識は、逆に私は知りません。
特にこのカテゴリでよく回答されている方であれば、一眼レフとコンパクトデジカメのセンササイズを無視した画素数至上主義な方はいないでしょう。
最も、D1世代と現在のコンパクトデジカメでは、十年以上の差があり、センサ性能や画像処理技術は大幅に進歩しましたので、特定の条件によっては、コンパクトデジカメの画質が上回る、という可能性は無きにしもあらずです。
ところでK-rとDP2xとの差を書かれていますが、RAWはセンサから出力された生データですから、感覚的にDP2xのダイナミックレンジが10bitであろうが、その10bitはディスプレイにもプリントにも表現できないですから、8bitに丸められたDP2xのデータが、HALTWO様の感覚に合うものであれば、それで良いでしょう。
HALTWO様が感覚的に両者に差はないとお考えなら、それまで、となります。
少し難しく考え過ぎではないですか?
質問者
お礼
回答有難うございます。
>RAWであれば・・・階調に歯抜けがない状態となります。
確かに、圧縮ではなく、伸長する過程では Data 補間が行われない限り歯抜け状態になることを失念していました。
Audio で「非圧縮 Data を MP3 圧縮しても必ずしも音質劣化を起こすわけではないが、MP3 Data を Tone Controller などで加工しようとも Data は省かれた部分に Data ができるわけではないので機体はできないよ。」と回答したのを思い出しました。
PENTAX K100D 時代に紅い花を撮ったら R が飽和して G Data が 0 になってしまい、残存する B Data によって紅色である筈の色が紫色に偏ってしまったものを G や B の Data 値を下げて紅色に修正しようにも御手上げになったことも思い出しました(笑)。・・・その失敗に懲りて彼岸花等の紅色の花を撮る際には RAW の直出しでは変な色になっても G Data を生成していることから修正が行い易い Warm Filter を被せるなんてこともしていました(^_^;)。
>・・・恐らくディスプレイ上ではほぼ差はわからないと思いますし、プリントアウトしても同様でしょう。
Warm Filter で人工的に G Data を造り出してから RAW Data の G と B を下げたものは TRUIE Eingine の癖を修正して記憶している印象に等しい色を出せましたので「補間 Data 生成ができない修正や他色が飽和して修正しようにも Data が 0 になってしまうような状況を回避できる Data を保持しているという意味で RAW Data の優位性を高画質という表現に結び付けることができる」でしょうね。
>・・・JPG撮影したものを編集したもののよりは上であろう、と考えれば、RAWのほうが高画質であると考えます。
上という定義が高性能であれば賛同するのですが「高画質ではどうかな?」と思ってしまったもので(^_^;)・・・。
>特にこのカテゴリでよく回答されている方であれば、一眼レフとコンパクトデジカメのセンササイズを無視した画素数至上主義な方はいないでしょう。
その通りでして、回答者の方々にそのような常識を披露される方は皆無なのですが、回答を求める質問者さん達の側では半ば常識化しているように見えますので(汗)・・・。
>ところでK-rとDP2xとの差を書かれていますが・・・8bitに丸められたDP2xのデータが、HALTWO様の感覚に合うものであれば、それで良いでしょう。
その通りなのですが(滝汗)、もう 1 つ余計 (?) な感想を言えば、どうも Foveon Sensor 機の現像は SIGMA Photo Pro 以外の Software ではやってはいけないような気がしてきています。・・・勿論 JPEG 化した後での修正はどの Software で行なっても同じだろうとは思うのですが「Foveion Sensor 特有の RGB 各 Sensor 出力における色被りは Photo Pro でなければきちんと分離できないのではないか?」「輝度差のある Edge 部分で青転びが起きている画像の大半は Foveon Sensor の癖など考えずに普段使っている Adobe 社の Software 等で現像してしまったが故に生じているのではないか?」と感じ始めています。・・・Photo Pro で現像し続けてきた僅か数百枚程度の現像経験に青転びが生じていないというぐらいの経験で断定はできないのですが(汗)・・・。
>少し難しく考え過ぎではないですか?
いやあ、その通りでして(滝汗)・・・。
でも「計測性能上の高性能=見た目の高画質」ではないという前提条件の下でも「RAW Data の方が Lossless JPEG Data よりも高画質」 とできる条件が見えてきたような気がします。
「暇な時でも」と設定しておきながら 1 日もしないうちに質問を閉じてしまうのは恐縮ですし、もっともっと「なるほどな」と感心する御回答も得られるかも知れないのに質問を閉じては更に恐縮至極ですので、もうしばらく質問は閉じずにおいて、今は寝床に就かせてください(^_^;)。
しかし、この場を借りて一度、みささんからの有意義な御回答に心から感謝します。
後日、改めて再度御礼申し上げると共にもうしばらくの回答を得た時点で質問を閉じさせていただくことにします。
御回答有難うございました。
>何やら反論めいた御礼ばかりしていて持論に合わない意見には動じないように感じられると心外なのですが(滝汗)「見た目という感覚的にも sRGB よりも緑の表現力が勝ると感じられた Adobe RGB のように RAW Data が JPEG Data に勝ると言い切れる例証はないものだろうか?」という疑問
なるほど分かりました。高画質を見た「目に美しい」という意味で言っておられるのですね。道理で話が食い違ったはずです。本来の高画質とか高音質という意味は、画像であれば実際の映像により近いという意味で、高音質は原音に近いという意味です。その絵や音がより美しく感じるという意味ではありません。美しいという意味なら、例えば絵画のように思い切って形状や色彩をデフォルメしたものの方が美しく、かつ“高画質”に感じるでしょう。ピカソやゴッホの絵がその典型です。
デジタル写真の場合は、高画質と言ったら、実際の映像(風景や人物像)を画像として再現する際の情報量の多さを意味します。RAWは原画であり、JPEGはそれを圧縮して(情報を間引いて)、いわばデフォルメしたものです。その際人間の目の錯覚や好みで、デフォルメされたものの方が美しいと感じるかもしれません。ゴッホの絵と同じで、実際の風景より絵の方がきれいです。そう言う意味で言ったら、RAWとJPEGのどちらが美しいかは人それぞれの好みでしかありません。高画質とは違います。
質問者
お礼
回答有難うございます。
>本来の高画質とか高音質という意味は、画像であれば実際の映像により近いという意味で・・・そう言う意味で言ったら、RAWとJPEGのどちらが美しいかは人それぞれの好みでしかありません。高画質とは違います。
なるほど「高性能=高画 (音) 質」の典型的な定義法ですね。
Audio ならば「殆んど全ての Source は現在でも Digitize される初段で 64 倍 Over Samping の 2.8224MHz 1bit 変換を行う ΣΔ Analog Digital Conversion Processor を通してから 44.1kHz 16bit なり 192kHz 24bit なりに Digital to Digital 変換されていることから 22.05kHz では 7bit 分しか Dynamic Range を得られず 43Hz 以下という音色なんか判別できない低周波になって初めて 16bit 以上の Dynamic Range を得られる 2.8224MHz 1bit 変換 Digital Data 以上の Data は原音には存在せず、2.8224MHz 1bit 変換を何の後変換もすることなく再生装置まで伝送できる DSD (Direct Stream Digital) 方式が最も処理系での Error を生じることも少なく、原音に近い筈」と言い切ってしまうのですが、画像となると Image Sensor ので出力を Digitize して RAW Format に整形する画像 Engine の実効性能が判らないだけに反論できません(滝汗)。・・・勿論、原音の定義が Microphone での Pick Up される音ではなく、Mixing の過程で生成されて付加される人工的な Data も含む Disc に記録された完成 Data のことであれば 192kHz 24bit Format を満たす Data なのですが、これは画像で言えば RGB 各 12bit の RAW Data を RGB 各 16bit に人工的に補間したり 400 万画素の Data を補間して 1600 万画素にした Data が高画質の原 Data と定義するようなものですのでしょう。
(22.05kHz では 7bit・・・2.8224MHz の 1bit Sampling では 1.4112MHz で 1bit、705.6kHz で 2bit の解像度・・・と計算して行くと 22.05kHz で 7bit、43Hz で 16bit の解像度となることが判ります。)
この辺りの考察を行うことなく「高性能=高画 (音) 質」や「原音を忠実再生」などという Maker 宣伝を鵜呑みにして良いものか?という疑問の原点にあるのですが、確かに「>ゴッホの絵と同じで、実際の風景より絵の方がきれいです。」と仰る説明にも納得が行きます。
御回答有難うございました。
お礼
回答ありがとうございます。 >RAWは、ただの「データ」なので画質がいいとかよくないとかはそもそも言えないでしょう。 「うーん、Lossless JPEG はただの Data ではないのか?」という突っ込みはさておき(笑)「RAW Data は高画質か低画質かなどという画質の善し悪しを云々すべきものではない」という御意見には納得です。・・・確かにそんなこと (高画質か否か) を疑問に思い始めたからこそ悩んでしまうのですよね(^_^;)。 「素晴らしい作品=高画質」と言うより「作品」として確定した時点のものが「最高画質」と言えるものなのだろうと思います。 ただし「作品」が収められている JPEG Data が「最高画質」と思っているわけではありません。 Audio でも「作品」としての CD に記録されている Data を忠実に再現することが「最高音質」と誤解されがちです。 CD に記録された Audio Data を忠実に再現するということは CD Player から Speaker 出力に至るまで Noise も歪も皆無という夢の様な機器で再現するのが Best ということになるのですが、そんな音は決して質の良い音とは感じられないものになります。 何故ならば CD という作品を作った Engineer 達が「この音で良い」と決定した際の再生機器、すなわち CD Player から Speaker に至る機器は決して Noise も歪も皆無のものではありませんので、実は「彼等が聴いていた音が『最終作品』の音」なのであって、その音は彼等が用いていた「Noise も歪もある彼等の機器」でしか正確に再現できないものなのです。 ・・・実際、私が知る限り、最も歪の少ない Speaker は 1980 年台に開発された Planer (平板) 型 Speaker Unit や Condensor Speaker Unit なのですが、いずれも 1%~3% の歪率を常に示す Studio Monitor Speaker System とは全く異なる「歪が無さ過ぎる(笑)」音ですので早々に市場から消え去るか Minor な Mania 向けでしか生き残ってはおらず、電気的に計測上の歪を皆無にできる「 Feed Back 補正 Loop 内に Speaker System も入れてしまう Σ Drive という TRIO 社の画期的な技術」にいたっては生まれて数年で廃れてしまい(笑)、今では小口径 Speaker で音色など判らない重低音域を無理やり出させる Active Super Woofer に別の目的で利用されているに過ぎません。 Recording Studio と同じ環境を再現することなどできない Home Audio の環境では CD に記録されている Data を Listener 独自の手法で「現像」して Listener が最も良いとする音質に改変して楽しむしかなく、だからこそ各 Audio Maker は独自の Sound Character を確立して覇を競い合っているとも言えるのですが・・・独自性に自信のない Maker は「原音に忠実」などと意味不明な宣伝文句を謳うのですが(笑)。・・・TRIO も開き直って、いや自信を持って Σ Drive を定着させていれば KENWOOD、KENSONIC、ACCUPHASE に分散して Minor にならずに済んだかもしれませんね(^_^;)。 この辺りを「写真作品」ではどう考えて作品作りや作品鑑賞をしているのか判りませんが、幸い Digital Camera 趣味は「作者も鑑賞者も同一の本人(^_^;)」であることが多いので Audio のような「原音」などといった実体の無い概念が独り歩きすることは、少なくとも Amateur/Mania の間ではないだろうとは思ますし、Pro' の芸術家はどう我儘を通そうともそれが通り続けていれば一流の芸術家なのですからそれで良いのですが・・・。 うーん、RAW は『素材』であって、画像 Data には「新鮮」も何もないので「RAW という『素材』に質感を云々するものではない」・・・調理するなり加工するなりで質感が生まれるものなのだから「質感」を論ずる「高画質か否か」は RAW Data を加工して出力した JPEG (或いは Bit Map 表示と同等の Lossless JPEG) でこそ使える言葉である。 ・・・という趣旨の A No.10 scenerygood さんの言が的を得ているのかも知れませんね。 >で、こういうスペックやわがままが通用しない話題だと・・・ いやあ、なんとも「わがままな質問」だと恐縮しています(^_^;)。 御回答有難うございました。
補足
みなさま、6 日間に渡って回答をいただきまして有難うございました。 Enquete のような質問でみなさんからの回答を重ね合わせて行くことによって解を得ようとしたために、どうしても様々な応答を斟酌してより良い回答をまとめられる後者の方が後出しジャンケン的に有利になってしまって初期の回答者さん達には申し訳ないのですが、「RAW は素材、JPEG は加工後の完成品」と気付かせていただいた A No.10 scenerygood さんの回答を Best Answer にさせていただきます。 「Data を受ける容量が大きい RAW の方が高画質」派と「RAW は素材であって画質の高低を評すべきものではない」派の比率が半々ぐらいというのは回答者さん達ならではと思いますが、 Audio Site で「器の容量を幾ら大きくしたところで無意味だよ」という趣旨の回答を Camera の RAW と JPEG になぞらえてしたことはやはり失敗して当然でしたね(^_^;)。 「22.05kHz から約 43Hz までは 44.1kHz 16bit の Multi Bit Sampling よりも Data 量の少ない 2.8224MHz ΣΔ Single Bit Sampling で Digitize された Data を加工して 192kHz 24bit にしたところで Original にはない Data を創出しない限りは Data のない部分に Data が増える筈もありませんし、22.05kHz 以上 16bit 以上の性能を保証できる Microphone や Speaker は皆無と言って良いばかりか Amplifier でさえも保証の限りではないことから CD 以上の Format に入っているのは Noise や 歪だらけの音でしかないよ。」という趣旨を「RGB 36bit (または 48bit) の RAW Data から最も良い24bit 分を切り出したり、30bit 分ぐらいを 24bit 幅に圧縮して出力するのが JPEG (Lossless JPEG を含む) であり、切り捨てられる 12bit (または 24bit) 近い部分の Data は Noise であったり色相 (位相) のずれた Data だったりする RAW Data は完成品の JPEG Data よりも高画質というわけではないよ。」という説明に置き換えるのは無理だったようです(^_^;)。 しかし「RAW は素材であって画質の高低を評すべきものではない」という重要な鍵を気付かせていただいたことは非常に有意義でした(^_^)/。・・・44.1kHz 16bit Multi Bit Sampling に満たない Original Data を補間改変して 192kHz 24bit などにするものが「素材」としての価値があるかどうかは未だに否定的ですが、初めから RGB 42bit などの高 Bit Samling を行なって最終出力を RGB 24bit とする Digital Camera の RAW から JPEG への流れは「Data のない部分に異 Data を創出するわけではない」ので「素材」としての価値を十二分に納得させられるものです。 RGB 24bit の非圧縮 Bit Map CG (Computer Graphics) の色合いを調整するのに一度 RGB 48bit TIFF に変換してから調整して再び RGB 24bit に戻すという作業も「RGB 48bit に変換したからと言って画質が向上するわけではないが、画質劣化を最少にとどめて精度の高い調整を施す」ために行うものであり、中間 Data である RGB 48bit 画像 Data は単なる「素材」であって「完成品」ではないですものね。 正論を突かれた気にさせられた A No.6 bardfish さん、Data の歯抜けに気付かせてくださった A No.8 noct_nik さん、左甚五郎の逸話で核心を突いてこられた A No.9 ayacbm さんにはこの場を借りて再度御礼申し上げると共に、様々な御意見を提示してくださいました皆さんにも心より感謝致します。